活動データ
タイム
17:00
距離
0m
のぼり
0m
くだり
0m
活動詳細
すべて見る8月23,24日で息子と二人富士山登山ツアーに参加して来ました。 (携帯の調子が悪く、ネットに繋げられませんでしたので、軌跡がありません。その上 途中リタイアという結果に終わってますので、皆さんのご参考にはならないと思いますが…。) 8月22日福岡に前泊して、翌朝午前7時40分福岡発のJALで東京(羽田)へ 羽田空港を10時30分に出発して、東京駅(ここで40分以上待ち時間あり)、 新宿駅西口経由で富士スバルライン五合目を目指します。 途中山道具のレンタルショップに立ち寄り、午後2時40分頃五合目に到着しました。 五合園レストハウスの3階で身支度を済ませ、午後3時30分出発となりました。 ツアー参加者は45名、ガイドさんと研修生という外国人、そして羽田からの添乗員さん の3名を加えて総勢48名の団体となりました。 不安のある人は列の前の方へ、ということで、当然私たち親子は先頭ガイドさんの すぐ後ろにつきました。子ども連れの参加者も他に3組ほどおられました。 高山病対策で、ゆっくり、ゆっくり登ります。また、途中休憩もちょこちょこあります。 ただ、人数が多いので最後の方が十分休憩できるまで待つと、前の方の者は休憩時間が長くなり 体が冷えきってしまいました。それを休憩の度に繰り返しながら登って行きます。 ゆっくりではありますが、七合目まで来て岩場にさしかかると、足の置き場を考えながら 登らないとすぐに息が切れるようになりました。 七合目には5軒、本七合目に2軒の山小屋があり、当日我々が泊まる山小屋は、本七合目の「鳥居荘」 (七合目の最後から2軒目)という山小屋でした。 鳥居荘まで最後の岩場を息をきらしながら登って、午後7時やっと到着しました。日が暮れだして、 ヘッドランプ無しで登れるギリギリの時間でした。五合目からここまで3時間半です。 息子は思ったよりキツくなかったと余裕をカマしています。 山小屋に着いたら、すぐに寝所の場所決めが始まりました。上の段、下の段に別れて、主に女性と 男女ペアの方が下で、男性は上の段になりました。 寝所が決まってから、夕食となります。おかわり自由のカレーです。水はコップ1杯分は無料です。 私はカレーの小をおかわりしました。息子はカレーはおかわりませんでしたが、別料金のおでんを 買って食べていました。 食事が終わると、皆さんとっとと寝所に行かれます。まだ8時前です! この時点で起床時間は決まってません。山小屋とガイドさんとで、今後の山行者の動向を見て 山頂到着時にご来光を見れるような出発時間を見計らって、起こしますとのことでした。 とにかく起こされるまで、ぐっすり寝てて下さい、と。 ここでどれだけ休息できるかが、登頂できるかどうかのカギになりますとガイドさんは 言われてましたが… 無理して床に入って寝ようとしますが、案の定、眠れません。 息子は眠ったようで、寝息が聞こえます。これなら明日も大丈夫かな?と思いましたが 自分の方が心配です。 お隣とのスペースもさすがに肩と肩がくっつくということはありませんでしたが、 寝返りは打てません。強いて言えば息子の方だけ、向くことができます。 (まだ小五だからですが…これが中高生になってたら向きたくないです) その上、小屋の中では囲炉裏に火が焚いてあり、暑くて汗びっしょりになりました。 9時になり、10時、11時となりますが、いっこうに起こされる気配がありません。 途中息子が、10時頃でしょうか、掛け布団を足で蹴たぐり出しました。掛け布団は全部 繋がっているので、隣の人の迷惑にならないよう、布団を戻したりしてました。 (このとき息子も目が覚めたみたいで、それ以降眠れなかったと後で言ってました) 結局、11時30分頃、起こされました。全く眠れませんでした。 食事をしていたスペースにブルーシートが敷かれ、そこで身支度開始です。 靴もその上で履いていいとのことでした。 自分の事だけでもやっとなのに、息子の靴ひも結びからレインウェア、ヘッドランプと、 バタバタでそれだけで息が上がりました。 ここで十分な仮眠がとれなかったというご年配の方等が数人リタイアされました。 午前0時前、いよいよ山頂に向けて再出発です。 七合目最後の東洋館まで、いきなりの急な岩場です。準備に手間取り、ここで若い 女性グループの後につく事になりました。 登り始めてしばらくすると、息子の様子が変です。息切れが激しくなってきてます。 「なんか、キツい!昨日よりうんとキツい!」 「前のお姉さんの後ばそのままついて行ったら、歩幅ん違うけんキツかったい」 「段差ん小さか所ば選んで登り!」 すぐ後ろで声をかけますが、慣れないヘッドランプで視界が狭くなっているようで、 体力をかなり消耗しているようでした。 やっとの事で、東洋館に到着。 休憩中に更に数名の方がリタイアして、鳥居荘に戻られました。 息子を見ると、顔面蒼白。多分眠たいのと体力消耗と少しの高山病、それにここから 八合目最初の山小屋「太子館」までの岩場が一番長くて壁のように立ちはだかってます。 先行の登山者のヘッドランプの明かりが急斜面を物語ります。 息子は自分もリタイアしたいと言えずに、我慢しているような感じ。分ってはいるけど無視。 私の方は今の所、息切れはしますが、寝れなかった割に大丈夫なんですもの。 休憩が終わり、さぁ、八合目の山小屋に向けて出発。 岩場を登って行きますが、次第に前のお姉さんから離されだしました。 「どうした?」「がんばれ!」 後ろにもツアーの方がつまってきてます。 「お先にどうぞ」 とうとう他の方に先に行ってもらい、最後尾からついていくことに。 ガイドの研修生さんと添乗員の方も付き添ってくれました。 「吐き気がする」 「よか、そこで吐け。吐いたら気持ちが楽になるけん、吐け!登山道やけど吐いてヨカ」 さっきまでの霧雨が止み、空は星空に… 「山頂まで行って、ご来光ば見るぞ!がんばれ!」 みんなで何とか息子を励まします。 少し登っては立ち止まり、また少し進んでは止まり、してましたが、足が上がらず つまずいて転倒したり、杖を落としたりと、いよいよ限界のようでした。 ここまで付き添ってくれた添乗員の方にお詫びして、ここでリタイアの決断をしました。 幸いなことに、岩場を登り始めて間もないこの位置ならこの岩場を下って東洋館に着けば、 そこからブルドーザー道を通って、仮眠した鳥居荘まで引き返せるということでした。 八合目を過ぎると七合目には引き返せなくなり、そこでリタイアした場合は別の山小屋に 泊まる事になって別料金がかかります。 出費のことをいえば、どうせリタイアするならここが最後のチャンスだったわけで、 考えようによっては親孝行な息子かなと…い〜や、思わない!絶対、思えない! 私はやっぱり登りたかった!こぉの親不孝もんがぁ(怒)!
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