高城山『おおつく谷から這い上がれ』

2017.12.23(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 40
休憩時間
12
距離
8.8 km
のぼり / くだり
1150 / 1151 m
4 28
29
2 22

活動詳細

すべて見る

7:23 おおつく谷 → 7:54 蔭平線32番鉄塔 → 9:57 徳島のへそ 10:35 → 11:55 高城山 12:53 → 13:23 南高城登山口 → 15:20 → 蔭平線31番鉄塔 → 15:44 蔭平線32番鉄塔 → 16:03 おおつく谷 初日の出は徳島を代表する某カメラマンの方と高城山に行くことになった。 旧木沢、木頭をこよなく愛する方で、なんとも素晴らしい写真を撮っていらっしゃる。 南側から川成峠手前まで車で行けたらいいんだけど厳しそう。 雲早トンネル側からスーパー林道徒歩ると徳島のへそまで10km3時間半。 平井さん(地下足袋王子)の家の裏から這い上がる案もあったけどちと厳しい。 ならばおおつく谷の両側の尾根を周回したらどうか? 一体何時間かかるのかよくわからない。 積雪量や雪質によっても変わるし。 ブッツケ本番だと初日の出に遅刻することも考えられる。 これは今日行って偵察するしかない。 それと2年間眠っていたライトニングアッセントを叩き起こして連れて行くことに。 エクソス(オスプレーのザック)に付けるのには苦労した。 それともひとつ 新しいカメラを試運転するのだ! http://www.nikon-image.com/products/compact/lineup/p900/ 光学83倍というとんでもないヤツ。 なのに一眼ではなくデジカメ。 なのに見た目は一眼そのもの。 徳島のへそに這い上がるルートと南高城ルート。 霧氷があると仮定すると、徳島のへそルートを夜中に登って、帰りに南高城ルートにする方が霧氷を満喫できる。 しかも南高城ルートはユルユルでのんびり歩けそう。 このルートの記録はほとんどなくてよくわからない。 そんなに等高線が混み合ってないし尾根通しで行けば大丈夫だろう。 あるあるな大岩や崖がありませんように (^人^) 蔭平線32番鉄塔までは鉄塔巡視路。 つづら折れの急登だった。 夜中に歩くことになるので、落ちている木や石はのけておいた。 途中でお約束のシャクナゲジャングルが来たけどまあなんとかなった。 1300m越えると雪深くなってきた。 徳島のへそまでは2時間半ほどで着いた。 このまま雪が降らなければ夜中に歩いても3時間ほどか。 へそで初めてのスノーシューを履いてみた。 てゆうか装着方法なんかよくわからない。 なのでテキトーだ。 へそから東尾根直登していてやっぱり聞いてみようと思って、四国を代表するクライマーしんに電話してみた。 否、間違いなく山に行ってると思ったんでバッくんに電話したらつながらなかったんで、クライマーしんにかけたら電話に出た。 愛犬ピコ太郎の声も聞こえたんでまさかの自宅だった。 技術も知恵もないヤツがライトニングアッセントなんか使いこなせるか! とひどく怒鳴られた。 犬の鳴き声がしたので、野犬だったらどうしようと思って相談したら、野犬が怖くて山やれるか!とこっぴどく怒鳴られた。 (ノдヽ*)ヒドイ・・・・・ なんとか歩いていたけど、急斜面で手こずった。 リフター上げてもズルズル下がる埋まる進まない。 最後の東尾根の急登は絶対無理。 ツボ足で歩いた方が早いわ。 またザックに付けるのめんどーなので左手にスノーシュー2つとも持った上にストック使って歩く。 そんなに積もっていないだろうと踏んでいたのに、とんでもなく積もっていた。 急登の最初に胸まで埋まってしまう。 コンスタントに60〜70㎝積もっている。 クラストしていない湿雪でタチが悪い。 雪の中を泳いでいる感じ? 徳島のへそから高城山まで1時間20分もかかってしまった。 やめときゃいいのに山頂の雪深いところでお昼ごはんにしたもんだから、場所を作るのに苦労した。 踏んでも踏んでも締まらない。 誰もいない山の中にオッサンのキレた声が何度も響き渡る。 南高城に降りるイージールートもズボズボ埋まって靴の中は雪だらけ。 既に中厚と極厚メリノウール2枚重ねを突破してステージ4になっちまった。 だがゲイター付けるのめんどー。 帰って洗うのめんどくさい。 ファイントラックのパンツはいいけど、こう一歩一歩ズボズボいくと為すすべがない。 でもあとは南高城のユルユル尾根を降りるだけだ。 しかーし、想定外に雪深くて埋まる埋まる。 結局、1300mまでかなり雪深くて苦労した。 変な体勢で埋まったときに足がつりそうになった。 単独で誰も来ないルートで動けなくなったら終わりだ。 このルートはしつこいぐらいにテープがあった。 ついついついて行ってしまった。 コレって外れてるやろ? 案の定あさっての方向に向かっていた。 ようやく雪が落ち着いてのんびり降っていく。 バッくんから電話があった。 今下山した。 カンプー行ってて。 この界隈はほぼ100%電波が入るので安心。 蔭平線31番鉄塔に着いたときについついテープを追っかけてしまった。 あれほどしつこくあったテープがなくなってしまう。 しかし尾根筋には道はなかったように思う。 最近伐採したばかりの枝が落ちていたので、まあ近くに降りるだろうと進んだ。 やけに方向が違うので確認すると、おおつく谷に向かって戻るように降りていく。 降りた所に鉄塔巡視路の橋があった。 どうやら朝通った32番鉄塔に向かうみたい。 また険しいトラバースを登り返す。 途中で道が切れてていた。 掴む木がない。 岩が出ているだけ。 滑ったら沢まで一直線。 それがまたつかみどころのない岩なのだ。 先っぽ摘むようにして速やかに渡った。 ああ怖かった。 新しいルートに行くときはかなり緊張する。 何が待ち受けているのか不安。 でも達成感は大きい。 間違えた道は阿南幹線102番鉄塔に向かうみたいだった。 最後にロストしたのが悔やまれる。 また冒険しに行こう。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。