ナイトハイク富士 吉田ルート

2015.09.04(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
14 時間 7
休憩時間
4 時間 42
距離
15.3 km
のぼり / くだり
1666 / 1668 m

活動詳細

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先週から降り続いていた雨も、4日・5日と一息つきそうな天気予報 9月からスバルラインの交通規制が解除されたので、富士山を登ることにしました。 4日の夜から登り5日朝のご来光を目的とした、ナイトハイクと言う名の弾丸登山ですw 4日 13時に家を出発 17時スバルライン5合目駐車場に到着 駐車場は夕方なので売店すぐ下の駐車場が空いており止める事ができました。 昼間だとかなり遠い所においてシャトルバスに乗ることになります。 21時頃登る予定ですので、散歩などして時間を潰し暗くなるのを待ちます。 今日の富士山は雲一つ無い完全な姿を見せてくれています。     18時頃には、駐車場から登山者が出発して行きます。早すぎじゃないかなーと少し心配する。 コースタイム 6時間10分 7・8時間掛かっても 深夜2時には頂上に付いてしまうけど。 19時頃までにはかなりの人が出発して行きました。 そうなると、自分の21時出発が気になってくる。 もしかすると、7・8合目の小屋泊の人達と一緒になって、8・9合目あたりが渋滞するのか?? そんなことが頭の中をぐるぐると・・じっとしてられないと準備を始める。 予定より1時間早く出発する事にしました。 これが後で後悔する事に・・・  19時50分 駐車場出発 夕方あれほどいた観光客もほとんどいなくなり、代わりにザックを背負った登山者が多くいました。 しかし聞こえてくる話し声は、英語・中国語・スペイン語・フランス語 日本人のほうが少ないようです。 ちなみに 夕方あふれる位いた観光客はほとんど中国のかたばかりです。 売店中央には、富士山保全協力金受付所です。協力金と言いながら、絶対逃がさないぞの感がありありwこれはもう徴収所です。 協力金1000円を納めると、バッチに小冊子とゴミ袋をいただけます。 バッチは付けていなと途中で協力を求められるとの事なので、見える所に付けていきます。 5合目から6合目  30分 売店を過ぎると、明かりのない真っ暗な林道ヘッドライト付けて歩きます。 林道を20分歩くと登山口に、ここから登りになり10分登ると6合目の安全指導センター前です。 ここで、登山道のルート案内を渡されます。さりげなく協力金のチェックをしています。 6合目から7合目  45分 周りの木々はなくなり、空が広くなります。 今日の夜空は、もちろん満天の星空です。しかし、大きな町が近いせいなのか、それか月のせいなのか天の川が見える程鮮明ではないです。 道は火山礫混じりの砂、砂の流れ止めが階段になっていて、その段差が大きく、高く足を上げないとならない。 なるべく段差のないルートを選んで歩きます。 7合目の小屋が見えると道は岩場になり、荒々しく固まった溶岩の上を進みます。 7合目から8合目からの本8合目  170分 ここまでかなりのハイペースで歩いた気がするが、汗をかかないし水も殆ど飲んでいない。 高山病予防の為に高濃度酸素水を入れた、いろはす(ふじりんご味)を一口二口飲んで、少し寒いのでウインドブレーカーを着て歩き出す。 道はさっきの続きで、急登の岩場が続き、かなり体力を使います。 まさかこのまま頂上まで・・・登る前はジグザグの砂礫の道ダラダラと登るイメージをしてましたが全然違う事を思い知る事に。。。 かなり頑張って登っているのに、汗もかかない、水も欲しくない。高度を上げるにつれとにかく寒い。 高山病の始まりか、少し胃の辺りがキュンとしている。気持が悪いわけでもない。 8合目で岩場はようやく終わり砂礫の道に変わってきます。 通り過ぎる各小屋前には、たいがいベンチがあり、小休憩を取りながら本八合目に到着。 ここで持ってきたライトダウンとカッパを着込むと少し落ち着けて、ここで30分の大休憩を取る。 本8合目から9合目  60分 道は砂礫と階段です。 風も吹き始め、たまの突風でよろける事もあります。さらに体感気温が下がります。 9合目には鳥居と迎久須志神社があるだけです。止まると寒いの通過です。 9合目から頂上  40分 徐々に岩場が増えていき勾配も急になってきます。 暗闇に狛犬が見えその奥に鳥居があり、階段を数段登ると、吉田口頂上ゴールです。標高3700m。 達成感に浸る間もなく、時間はまだ深夜2時10分 日の出まで3時間以上あります。 どーしようこの寒空の下、とにかく風をよけられる場所を探さないとと、売店側へ歩いて行く。 物陰には先着された人達が風を避け、サバイバルシートなどで丸まっています。 自分も場所を探して座り込むが、じっとしていると余計に寒くなり我慢できません。 絶対的に服装に問題ありです。少し甘く見てました。頂上は真冬です。ホッカイロでも持って来ればよかった(ノД`)・゜・。 じっとしてられないので、剣ヶ峰まで行くことにして、意を決し歩きだします。 相変わらず空には雲はなく満天の星。頂上からでもはっきり見える下界の夜景。 ゴーゴーと吹く突風、晴れているのに氷の粒が顔に当たってきます。 風を避けようと岩陰を探して身を隠すがそれでも寒くて留まっていられない。 いつしか、御殿場頂上を過ぎ富士宮頂上に到着。ここも同じで物陰に身を潜める人達が大勢いました。 富士宮頂上を過ぎると、剣ヶ峰がすぐ近くに見えてきます。頂上にはヘッドライトの明かりがチラチラと見えもう既に多くの人がいるようです。 真っ暗で全体はわからないですが、道は広く急登です、ブルで綺麗に整地されています。ここがよく写真でみる、観測所前のスロープのようです。 急登を登り切ると観測所の建物が見え、最後の階段を登ると頂上のようです。 階段の手前に来ると、なぜがここだけ風がありません、少し暖かく感じます。ここで日の出まで時間を潰すことにしました。 ただ今の時間3時40分 日の出まで 1時間30分 4時30分東の空に少し変化があり、剣ヶ峰真下の道に移動し待つことに、その頃には続々と剣ヶ峰に人が集まってきます。 5時16分 待ちに待ったご来光が始まり、ここに集まった全員固唾を飲んで見守ります。 日の光が見えると一斉にどよめき、無心でシャッターを押しています。 光を浴びた瞬間に冷え切った体が温まり、震えも止っていました。 感動の日の出ショーを見た後は、頂上へ行き、日本最高峰富士山剣ヶ峰の碑の前で写真を撮り、お鉢巡りの続きをして吉田口に戻ります。 途中雲海には影富士が見え、その先には南アルプスが雲海に浮かんでいます。 ひょっとするとここなら、仙丈に登って叶わなかった、1・2・3を一枚の写真に収めることができそうです。w 吉田口頂上まで戻り、小屋前の休憩所でお湯を沸かしラーメンを食べ珈琲を飲み、ゆっくりと休憩して下山する事にしました。 7時20分下山開始、下山道は来た道と違い売店の荷揚げ用のブルトーザー道をひたすら降りていきます。 砂に隠れた小石に乗ると足を取られて、幾度となく転びそうになります。不覚にも一度転び、買ったばかりの防水手袋に穴が開いてしまいました。 10時00分 五合目駐車場に到着 今日も無事下山できました。 今回初めて登った富士山でしたが、天気もよく、最高のご来光を見ることができ、これ以上ない山行きでした。 ただ寒さは半端ないです。登られる方は寒さ対策をしっかりとりましょう。

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