活動データ
タイム
12:59
距離
31.0km
のぼり
2568m
くだり
2573m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る年末寒波により各地で被害がでていましたが、冬の北アルプス登山は経験がなかったので、天気のよさそうな日を選択して燕岳へ行ってきました。 自宅を19時40分頃出発。関越道を経由して宮城ゲートに0時頃到着。車の中で仮眠。チェーンスパイクを装着して3時15分頃に出発。(ワカンを履くような事態になっても、この時間に出発すれば15時には燕山荘に到着できるだろうと考えました。)星が瞬く中、もくもくと歩き7時頃に中房温泉燕岳登山口に到着。朝食を摂り7時20分頃出発。天気は予想通り快晴。(あとで予想が外れたことに気づく)青空のもと雪の付いた木々の間を快調に登ります。富士見ベンチを過ぎた辺りから遠くが見えなくなり、風が出てきて寒さを感じ、10時50分合戦小屋前に着くころには、手足が痺れるほどの寒さになりました。 合戦小屋で、アウターを着用、ストックをピッケル、チェーンスパイクをアイゼンに履き替えますが、グローブをしていても手足が寒くて遅々として作業が進みません。結局1時間ほど合戦小屋前で休憩し、11時50分頃出発しました。 ここからは森林限界を超え寒さに加え強風となりましたが、幸いトレースは残っておりワカンを使うようなことはありませんでした。登りきって燕山荘の冬季小屋を過ぎると強風が烈風に変わり、もの凄い爆風となりましたが、燕山荘まで残り100m。飛ばされないよう慎重に歩き、13時過ぎにやっとこさ燕山荘に辿りつきました。 燕山荘に入ると直ぐに熱いお茶を入れて頂き感謝感激です。宿泊の手続きを済ませると直ぐに寝床で休みました。夕食は17時30分。山小屋とは思えないほどのご馳走で美味しかったです。夕食後は豆炭炬燵でまったりと山談議。外は唸るような爆風。天国にいるような気分でした。 翌日は5時30分に起き、外にでると満天の星。風は相変わらずですが、少しは良くなった感じ。6時15分に朝食を頂き、ご来光に備えました。ご来光は6時50分頃。強風でカメラがぶれよい写真を撮れませんでしたが、モルゲンロートに輝く槍穂高をはじめ北アルプスの山々を眼に焼き付けました。 その後、荷物を整理しバラクラバを着用し燕岳へ向け出発。途中、雪は風に飛ばされ岩がむき出しの箇所がたくさんありました。8時過ぎに山頂に到着。強風は相変わらずですが、ここからはホワイト&ブルーの360度の絶景を見ることができ、何度も何度も同じような写真を撮りました。山頂には15分位留まり名残惜しいのですが寒いので下山です。 山頂からの下りで、アイゼンがぶかぶかしているなー、と思いながら歩いていたら、突然、外れました。急な斜面でなかったからよかったようなものの直ぐにチェックして履きなおすべきでした。原因は調整ねじの緩み。そもそも出発前に点検しておくべきでした。反省。反省。 燕山荘に戻り、また同じような景色なのですが写真を何枚も撮り、9時10分、宮城ゲートに向け下山。昨日は強風で何も見えませんでしたので、合戦尾根では槍ヶ岳や燕山荘を振り返りながら写真におさめ下りました。合戦小屋に10時頃、中房温泉に11時40分頃、宮城ゲートには14時50分に到着しました。 帰りは車で少し下ったところにある安曇野温泉で汗を流しました。ここは中房温泉の湯を30kmに亘って引湯しているそうです。湯舟で燕岳での絶景を思い出しながら体を温め、帰路につきました。
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