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210日を迎えた黒部源流 北ノ俣岳 2661M

ソラリスさん YAMAP Meister Master

  • YAMAPマイスター:マスター
  • 自己紹介:気が付けば29年間、会社に勤めた事になります。出身は富山なのですが、首都圏勤務が長く、元々、車やバイクで全国を巡るのが好きで、何時の間にか山を訪れて旅行を兼ねて愉しむ山旅スタイルになっていました。何となく各位の山行日記の投稿が高山植物に似ているのかなと感じてます。メンバーさん一人一人の投稿が花です。花の愉しみ方は人其々で、自分はひっそり咲いている花を探すのが好きなようですが、百名山登山に憧れ、残りは8ですので華やかな花にも強い憧れが在りそうです。投稿は減りそうですが時々、花を探しにYAMAPを訪れたいと思っています。
  • 活動エリア:富山
  • 性別:男性
  • 生まれ年:1964
  • 出身地:富山
  • 経験年数:10年以上
  • レベル:初心者
  • その他 その他

水晶岳・薬師岳・黒部五郎岳

2015/09/06(日) 19:26

 更新

210日を迎えた黒部源流 北ノ俣岳 2661M

公開

活動情報

活動時期

2015/09/05(土) 08:15

2015/09/05(土) 18:46

アクセス:658人

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 3,550m / 累積標高下り 3,455m
活動時間10:31
活動距離19.88km
高低差1,292m
カロリー806kcal

写真

動画

道具リスト

文章

9月に入ると、富山では近所の田圃の稲も黄金色に輝きだして、収穫時期が近い事を感じるのですが、先週、会社の帰りに、富山の八尾、おわら風の盆を見学してきました。おわら節は「ハイヤ節」系の歌だそうで日本海を海のルートで広まってきたものらしいのですが、浄土真宗で「盆踊り」というのは、成仏したはずの祖霊が戻るという仏説に反する芸能であるため、お盆の時期に踊る事を抑圧されていたそうです。昔から二百十日の前後は、台風到来の時期で収穫前の稲が風の被害に遭わないように豊作祈願を願う祭りを行う事が多いのですが、それと結びついて、この時期に行うようになったのではないかと云われています。おわらは、有料になる演舞場での踊りの人気が高いのですが、大笑い(おおわら)しながら街を練り歩いたのが由来だそうなので、町流しや輪踊りを見る事に意味が在ると思っています。

210日を過ぎると北アルプスの稜線も風が冷たくなってきて、遠くの山も美しく見渡せる時期になるのですが、薬師岳の近くに、北ノ俣岳という山が在り、太郎平から黒部五郎岳を登る時の稜線上の峰なのですが、以前、この山を訪ねた時、黒部五郎岳、笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山の連なる山並みが素晴らしく、今回は、登った事が無い、飛越トンネルから飛越新道を使って北ノ俣岳に登ってみました。

9/5の前夜は雨が降っていて朝も富山では厚い雲がかかっていたので、登山を躊躇して、遅い出発になり、体調も今一つで、苦しい登山になりました。脚力も足りないのですが、樹林帯の登山道も湿地帯に作られた登山道で、前の晩の雨の影響で泥濘が酷く、思いの外、時間が掛かります。PANTARAさんの春山登山時に雪の踏み抜き選手権と云っていましたが樹林帯では泥道をツボ足で歩かないと靴が丸ごと、持ってかれる可能性が在ります。(笑)

樹林帯を抜けて寺地山を通過し見通しが良い北ノ俣岳非難小屋下まで来ると景色が一変し、池塘も広がる草原の階段上の木道を北の俣岳に登り詰める快適な登山道になります。近くには薬師岳と太郎平周辺や笠ヶ岳が見渡せ、眼下には有峰ダムや晴れていれば富山平野、立山、剱岳も眺める事が出来ると思います。

稜線に登り詰めると、10度以下で、210日を過ぎた黒部源流の山々は冷たい初冬の風が吹く季節を迎えていました。黒部源流の山々も見渡せるのですが、飛騨の山々である笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山の連なる山並みが印象に残ります。岐阜県側では黒部五郎岳は中ノ俣岳、北ノ俣岳を上ノ俣岳と呼ぶのですが、この名前や飛越という言葉、五箇山のこきりこ節、城端の麦屋節、富山の八尾のおわら節が富山より南の地域と繋がっている感じがします。

里で秋の収穫が終わって、稲刈りが終わった田圃から北アルプスを見上げる頃には、北アルプスは雪が降り始めていると思います。自分は黒部市に生まれ、小中学、高校も地元の黒部市でした。海へ注ぐ最初の一滴は黒部源流の赤木沢を遡った赤木岳、北ノ俣岳から生まれるそうです。収穫を喜ぶ、地域の祭を見学すると、山を想い出すのですが、自分が幼い頃から田植えの時期に水面から反射する残雪の山々を眺めてきたり、稲刈りが終わった後に眺めてきた秋の山がとても好きだからだと思います。

下山時は、飛越新道から登って中ノ俣乗越まで行ってきた石川県の人も居たのですが、何とかヘッドランプを着けずに降りてくる事が出来ました。北ノ俣非難小屋の撮影を諦めれば、20分は短縮出来たのですが、遅くなってしまい反省しています。

本当は八尾のおわら風の盆は踊っている人の姿の写真だけを固めて投稿してみたかったのですが、仕事も在って、時間が取れませんでした。9月は富山も五穀豊穣のお祭りが多い時期で、自分は優雅なおわら風の盆の踊りより、城端の麦屋祭の力強い踊りが好きなので、訪ねてみたいと思っています。

今回、見たおわら風の盆と若い時に見たおわら風の盆は歳をとったからか、同じ踊りでも違って見えました。踊る姿を眺めれば眺める程、一心不乱にずっと、踊っている姿と1時間稜線を眺める為に10時間かけて山に登って1日かけて山行日記を書く自分を重ね合わせました。(笑)

最後におわらの歌詞で有名な一節を書いておきます。
来る春風 氷が解ける うれしや気ままに オワラ 開く梅 越中で立山 加賀では白山 駿河の富士山 三国一だよ  ウタワレヨー ワシャハヤス

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