活動データ
タイム
05:44
距離
8.4km
のぼり
818m
くだり
819m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る12月中旬、時々お世話になっている土居ガイドの山旅天空倶楽部のホームページに「新年歩き試し」①~⑤の案内を見た。新年のなまった体を引き締めるのに持って来いと思い、その①「くつき蛇谷ヶ峰」に参加申込をした。 今年は1/5が金曜日なのでこの日を休みにして、1/8(月・成人の日)まで休みとして1/9から仕事始めという企業も多いと聞くので、平日とはいえ参加者がそこそこいるのではないかと思っていたが、1/4の土居ガイドからの詳細メールでは参加者はオッサンただ一人だとのこと。参加者が一人でも予定通り催行するとのことなので、土居ガイドには悪いような気もするが、ホッとした。 1/3までの「てんくら」の予報で蛇谷ヶ峰に☂のマークがあったので、その影響があったのかもしれない。オッサンにとっては、ガイドを独占できるのでラッキーなことだ。 7:00過ぎJR茨木駅でガイド車にピックアップしてもらい、名神高速道路・湖西道路を乗り継いで朽木の「くつき温泉てんくう」の駐車場に車を置き、準備を終えて9:10スタート。天候は曇、風はほとんどない。南岸低気圧が南寄りに進路変更したため予想よりも天候が安定、無風の絶好の雪山登山日和となったようだ。しばらくバンガローの立ち並ぶ舗装路を歩くと15分ほどで登山口に着く。このあたりで積雪量は10cmほどか。雪の量は徐々に増えていくが、フカフカの雪でアイゼンは全く必要なし。三日前にも土居ガイドはこのあたりに来たらしいがその時は雪はほとんどなかったらしい。昨日から今朝にかけて降った雪で一気に積雪量が増えたようだ。登山道にトレースはあるもののその上を新雪が覆っている。トレースは新しいものではなく、先行者はいないようだ。沢を渡渉してから勾配は急になり雪の量も一気に増えた。しまった雪ではないのでツボ足のまま進むが、時々雪を踏み抜くこともある。蛇谷ヶ峰山頂手前0.5kmの地点でワカンを装着した。これで雪に大きく沈み込むこともなくなり歩きやすくなった。しばらく登って、それまで前を言っていた土居ガイドが「誰も踏んでいない雪の道を体験してください」と、オッサンに先頭を譲ってくれた。踏み跡の無いフカフカの雪を堪能しつつ山頂まで前を歩かせてもらった。最高の気分を味わうことができた。本日の蛇谷ヶ峰登頂一番乗りだ。 山頂は大きな木が無いので360度の大展望。曇ってはいるものの視界は悪くない。昨年大雪で敗退したリトル比良の岳山が目の前に見える。北の方には赤坂山も。しかし、残念ながら武奈ヶ岳は雲に隠れてその姿を見ることはできなかった。 土居ガイドが準備してくれた温かい豚汁をいただいていると一人の若者が登ってきた。我々に次ぐ今日の3人目の登頂者だ。見ていると、プローブで雪の深さを測っている。管理をしている人かと思って聞いてみたが違うようだ。測定することが趣味なのかもしれない。東側の雪庇付近で2.050mとのことだった。山頂標識付近では約1mほどの積雪だった。 絶景を十分に堪能し、体も冷えてきたので下山開始。下りは早い。休憩も入れて登りは3時間半ほどかかったが、下りは1時間半で駐車場に着いた。結局アイゼンは用意してきたものの使わずじまい。雪が多くてもフカフカで締まっていないとアイゼンを使わないこともあることが分かった。 下山後は「くつき温泉てんくう」で汗を流し、冷えた体を十分に温めて、帰途についた。たっぷりの雪の中、静かな雪山を楽しむことができて、最高の一日となった。
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