活動データ
タイム
07:25
距離
15.3km
のぼり
1589m
くだり
1586m
活動詳細
すべて見る1月14日(日)は、センター試験2日目。長男が受験中で、家でただヤキモキしているのも何なので、この日は山にお参りしに行くことにしました。で、思いついたのが麻布神社奥宮。野鳥の森ルートで今までに3回行ったことがありますが、あいにく現在は天竜スーパー林道が冬季通行止め。じゃあ今回はお参りなワケだし、表参道から行こうじゃないの、ということで水窪ダムに向かいました。 今は水窪湖となっているあたりは、ダムができる前には小又、瀬戸尻、戸中といった集落があり、森林鉄道が走っているような山村だったと水窪ダムのところにある「栃生会 湖底に消えた思い出の村」という絵地図に描かれています。絵地図によるとどうもその「戸中」という集落から麻布山への道があったようで、説明はありませんがこれが麻布神社への参詣道だったのではないかと。水窪ダムに車を停め、林道を3km歩いた末「とちうばし」にたどり着いた私なのでした。ほとんど人が歩かない、という意味では灰縄山以来のバリエーションルートかな。いざ出発です! [ムダに危険な目に!] とにかく今回のルートの要注意ポイントは「トラバースへ誘うピンクテープ」です。いかにも方向転換を促すような2重巻きのテープがあり、右側にトラバースする踏み跡があり、その先にまたピンクテープがありました。今回ハッキリしたルートが分からなかったこともあり「今はこっちなのかな?」と思って誘いに乗ってしまったのですね~。で、「どうもここは違うな」というところに今度は尾根に向かって直登しろとばかりにピンクテープがあり「楽しそうな岩場だな~」と思ってそちらに吸い込まれてしまったのでした。 岩場がシッカリしていれば楽しい登りになると思うのですが、ま~とにかく岩がボロボロでした。つかんだ先から崩れていきます。もちろん手でつかんで崩れるのだから、足を載せても崩れます。写真のところにも書きましたが、本当にいちどつかんだ岩と足元の岩が同時に崩れ、四つん這いのまま下に滑り落ちました。意外と自分は冷静で、滑り落ちながら「うーん、止まらんなあ」などと思い、斜め下を見てシッカリしていそうな木に狙いを定め、足の爪先を立てて滑るスピードと方向をコントロールしながら、がしっとその木(の根元)をつかんで事なきを得ました。とにかく子供の合格祈願に来たのに「滑って落ちて」遭難とか、シャレになりません。しばらく慎重につかむ岩を選びながら登り続けると、そのうちちゃんと地面に根を張った木をつかめるようなエリアとなり、無事尾根までたどり着くことができました。子供には標高1600mの神社にお参りに行ってエライ苦労したということまでは話しましたが、もちろん滑り落ちたことは内緒です(笑)。 [その他の登山道] 全体的に踏み跡は薄いですが、登りでは上に書いたウソピンクテープを除いて道を間違えるようなことはありませんでした。一方、下りでは1ヶ所見事に尾根筋を間違えてしまいました。地図を見てもあの尾根がいちばん間違いやすいと思いますが、他にも「え、どっちだ?」と思う尾根の分岐はありました。ただし、今回は上の方には雪が積もっていて自分の足跡があったので迷わずに済みました。特に雪がない場合、下りの尾根の分岐には注意です。 それにしても距離3kmで1000m以上登る急坂で、これが参詣道なんて、水窪の人ってどんだけ健脚なの?と驚くこと請け合いです(笑)。 [眺望] 今回のルートでいちばん景色がいいのは、間違いなく戸中山です。ただ、ここは野鳥の森から前黒法師山に向かうルート上にあるので、今回歩いた「とちうばし」~麻布山間で考えると唯一眺望があるのが「眺」の札がある標高1500m地点です。ただし野鳥の森から麻布山に向かう途中にある崩壊地の方が眺めがよく、なんとも残念な感じ。 [服装] Garminの温度センサを忘れたので温度は不明。戸中山で弁当を食べた時には風がないにもかかわらず手がかじかんで箸を持つのにも苦労したので、氷点下5℃とかそんな感じだったんじゃないかな。風はほぼ無風。服装はいつものミレーのアミアミアンダーウェア、バートンのポーラテックT、ペンドルトンのウールシャツ、ユニクロのウルトラライトダウン、C3fitのタイツ、マムートのパンツ…で昼食時以外は問題ありませんでした。昼食時も薄手のランニング用グローブを付けて箸を持ったあとは大丈夫でした。 [SDカード(TдT)] 今回カメラ用のSDカードを忘れたので、仕方なくニコンは置いていき、iPhone7のカメラを使いました。戸中山から見えた山々には結構雪が付いていて、あれをアップで収められなかったのは心残りですね~。でもまぁ登山道などの写真はiPhoneでもそこそこの写真が撮れて助かりました。ニコンD7000はSDカードスロットが2つあるので、対策としてもう1枚SDカードを買い、予備として2つ目のスロットに常備することにしました。 [今回の山行まとめ] 今回選んだ登山道は眺望もほぼなく、午前中は日も当たらず、頂上近い稜線に出るまではスギの植林帯、加えて延々と続く急登…と、まぁ廃れるのも仕方ないねぇというルートではありました。ただ、登っている間に何とも言えない充実感があったのです。それはきっと叶ってほしい願いがあって、そのために汗をかいている…という充実感だったように思います。ああ、だから山のてっぺんには神社があって、そうでなくても人が山に登るのは「頂上を制覇したい」とか「キレイな景色が見たい」とか、そういう願いのために汗をかいているそのことこそが充実感につながっているからなのかな、と考えたりしていたのでした。
活動の装備
- マムート(MAMMUT)SOFtech TREKKERS Advanced Pants Men
- その他(Other)ユニクロ ウルトラライトダウンジャケット
- バートン(BURTON)Burton AK Power Grid Crew Shirt True Black
- その他(Other)Pendleton Men's Guide Shirt
- ゴールドウィン(Goldwin)インパクトエアーロングタイツ
- ミレー(MILLET)ドライナミック メッシュ ショートスリーブ
- その他(Other)MAKAVELIC SIERRA SUPERIORITY BIND UP BACKPACK
- ガーミン(Garmin)ForeAthlete 230J
- サロモン(SALOMON)X ULTRA MID 2 GTX
- モンベル(mont-bell)チェーンスパイク
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