活動データ
タイム
07:07
距離
7.3km
のぼり
824m
くだり
825m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る金山(かなやま)は脊振山系の中では家から歩いてでも登山口まで行ける山で、楽勝のイメージでした。しかし、この数日の冷え込みが厳しく、とても九州では有り得ない雪に驚きました。 「山の神様に会いに行くコース」は夏場は有刺植物が生い茂り登り難い場所です。当日は、時々リボンテープの見える先が見えない沢や雪の重みで下がった灌木で遮られ迂回しながら登ります。登るにつれて20㎝、40㎝、60㎝、と段々と雪が深くなり雪だまりでは1mの所も有りました。まさかのラッセル体験をするとは思いませんでした。最初は超元気な女性の先輩に一時間以上付いて登りました。ベテランの先輩方はともかく、雪に馴れて無い私も交代番で先頭になったりして、とにかくしっかりガシガシと新雪を踏みしめました。体力の限界を感じながら登ります。先頭に行って赤いテープしか見てない私は沢に一度落ちて首まで雪に埋まりました。ピッケルが今日は要ったなあと先輩談。最後は長い急斜面をこれぞラッセルの仕方という感じの男性の先輩の雪を蹴りあげて踏み固め階段を作りながら進むのを見ながら何とか尾根まで辿り着くことが出来ました。 山の神様の石碑は昭和30年代に金山で二人の福岡市の登山部の高校生が遭難して亡くなりご遺族の方が祀られたとの言い伝えが有ります。「下の神様」は分岐点を少し沢に行くと少し雪からお顔を出していました。後ろの椿や横のサツキ(園芸種)も誰かが植えた物のようです。「上の神様」は雪深いのでお会いするのを皆諦めかけていました。ラッセル中に樹木や灌木も無い天空が開いた場所が見え、導かれた二人の女性の先輩が近付き、◯◯さん。労働者しなさいと私を指名。水びしゃくを借りて4~50㎝、位い雪を掘ると、神様の姿が現れました。お二人の神様を川の清水やお酒で洗い、先輩のお花をお供えして当時を偲び本年の登山の安全を祈願しました。 山の会では毎年金山で「新年登山」として集まり、山頂の広場で皆で暖かいぜんざいを食べるのを伝統行事としています。様々なコースから4つのパーテーティーでピークを目指しました。総勢20人越えです。到着時間はどのパーティーも雪で凄く遅れました。 山頂でぜんざい餅を8個、ゆっくり食べるなど呑気に構えていると「撤収」と誰かの声がして、女性の先輩がやって来られて片付けなどを手伝ってもらう失敗。そろそろ下山よ。脚がつる、軽アイゼン間に合わない。でも頑固に着けたものの、誰や❗遅いのはお前か❔集合写真も間に合わんやんかと。リーダーに激怒されてしまう。ほぼ無口になりながら下山。雪を踏み外し谷に滑り落ちそうで岩を掴んで止まる失敗もしました。何とか下山して逃げ帰り、登山靴のまま車でかなり熟睡してしまいました。 ヤマップに残る記事は一年前の金山よりはましかと言い訳しています。来年は山頂に着いて直ぐアイゼンをする、のんびりぜんざいではなくて私は行動食に?して、着込むなど脚がつらない工夫をする、いつでも下山に備え、迷惑をかけないことを優先しょうかと。皆様、こんな私を連れて頂きまして有り難うございます。
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