活動データ
タイム
07:43
距離
5.9km
のぼり
888m
くだり
873m
活動詳細
すべて見る[埼玉県:奥秩父] 八丁トンネル登山口~八丁峠~西岳~東岳~両神山剣ヶ峰~(往路を戻る)~八丁トンネル登山口 [マイカールート](神奈川県横浜市から) 往:(東名高速)~海老名JCT~(圏央道)~八王子JCT~(中央道)~勝沼IC~(一般道を1時間30分ほど) 復:(一般道を1時間30分ほど)~花園IC~(関越道)~鶴ヶ島JCT~(圏央道)~海老名JCT~(東名高速) 1日ぐらいならなんとか時間をつくって山に行けそうになったので、日帰りで行けてあんまり混んでいなさそうで前から行ってみたかった両神山八丁尾根ルートへ。ここは岩鎖好きでも辟易するぐらい、大量の鎖場責めが味わえるとか。聞くだけで燃えてきます。 自宅を朝4時に出発し、中央道経由で向かったものの、ここで完全に抜けてたことに気付く。そう、今日はただの休みじゃない、大型連休真っ只中ということを…(仕事柄、カレンダー通りに生活してません) 朝5時前後だというのに満車のSA、入りきらない車が車道にはみ出るPA… 帰りは絶対関越で帰ると強く心に誓ったのでした。 両神山は高速からのアクセスが悪く、一般道を長く走るため、地図で見るよりずっと遠く感じます。 さらに八丁尾根登山口へは荒れた林道を10km以上走る必要があり、路面は落石だらけだわ陥没しまくりだわ道幅は狭いわで、かなり走りにくいです。おまけに道中廃村や岩盤削りっぱなしの真っ暗で狭いトンネルが多発し、独りで通るのは別の意味でホラー。夜だったら慎ましく辞退差し上げます。 (あとで調べたらこの廃村、ニッチツ鉱山という有名な廃墟らしいです) 帰路に使った関越方面からのほうが、曲がりくねって細いのは同じですがまだ整備されていて、廃村もないので、まだましかもしれません。 ◎現時点での個人的荒れた道ベスト3 八ヶ岳美濃戸口先の林道>(別の次元)>八丁トンネルまでの林道>丹沢ヤビツ峠までの林道 八丁峠までは上落合橋登山口もありますが、駐車場の広さやトイレがあることから八丁トンネル登山口のほうがメジャーなようです。トイレは清潔なバイオトイレ、紙あり。下山するまでここしかないため注意。 八丁峠までは多少急登でも樹林帯の普通の道かと思いきや、登り始めて5分で鎖場が登場。その後も短い鎖場がいくつかあり、木が鬱蒼として薄暗く、先日の雨で濡れているのもあってやや歩きにくかったです。 八丁峠で『展望台』と標識のあるほうへ行くとベンチとテーブルがあり。展望台のくせに眺望はゼロですが休憩には最適。ここから本格的な鎖場天国(地獄?)が始まります。 鎖は長いものから短いものまで様々で、特に長いと感じた箇所(20m以上あった?)が6、7箇所はあった気がします。岩質は掴みやすいところもあればあまりとっかりのないところなど色々。先日の西穂独標や赤岳・横岳に比べると登りにくく感じました。 アップダウンも激しく、登り降りを繰り返しながら少しずつ進んでいく感じです。特に西岳から東岳へは一度大きく降りてから登り返すことになります。 尾根歩きとはいえ森林限界を越えていないため眺望はあまりなく、良く言えば高度感をあまり感じない、悪く言えばなかなか視界が開けず歯痒い…。それでもときどき眺望の良い場所では秩父の山並みと八ヶ岳(?)を満喫することができました。 両神山山頂は狭くて混雑するそうなので、東岳山頂で昼食にしようかと思っていたのですが、ベンチ上の巨大な蚊柱が気になったので素通りして両神山へ。山頂は確かに狭いですが思ったより人がいなかったので片隅で落ち着くことができました。後から聞いた話では、一番メジャーな日向大谷登山口への道が大雨で崩落して通行止めになっていたとか。納得。 正直、最近登ったなかではダントツできつく、登る最中「降りるのやだな~」とずっと考えていました 苦笑 直線距離も高度差も全然ないほうなのですが、これほど鎖場が連続すると相当体力を消耗することがわかりました。実際、今までになく行動食を消費し、下山中水もなくなるという事態に。。おまけにザックの底には岩で擦ったか穴が開き、グローブにもいつの間にか穴が。普段は筋肉痛にならないのに、翌日はひどい筋肉痛… これは最近筋トレをさぼっていたせいにしておきたい。。 なるべく鎖に頼らず3点支持で登るようにしていたものの、落ちたらシャレにならない箇所も多く、結局片手は鎖を掴んでいたことが多かった気がします。精進せねば。 下りで数か所、やむを得ず両手で鎖を掴み力任せに降りましたが、体重で振られて逆に危ないと感じました。あと体力の消耗が半端ない。3点支持は省エネにもなるんですね。 数えてはいませんでしたが、八丁峠までの鎖も含めると30箇所以上は鎖があった気がします。鎖のない岩場も含めたらよくわかりません。少なくとも往復で60クサリ… 行程の半分以上は手を使って登っていた気がします。そういうトレーニングにはうってつけかもしれませんね。アクセス悪くなければなあ。 また、道標などはところどころあるものの、道が基本険しいため、どちらへ進めば良いのか迷う箇所が結構ありました。実際、間違えて数メートル進んでしまったことも何度か。場所によっては戻れなくなってしまう状況になりかねないので、気を付けたほうが良いと思いました。 下山後は中央道ならほったらかし温泉に行きたかったのですが、関越経由なので道の駅両神温泉薬師の湯へ。連休で混んでいるかと思いきや思ったより混雑しておらず、内湯しかないものの半分がジャグジーになっていてゆったりできました。穴場なのかもしれない。 以下は、今回の失敗などリスト(自分以外含む) 【水が尽きた】 ハイドレーションに2L、サーモスに500ml、合計2.5L持って行きました。最近の夏山でも2Lを飲みきったことはなかったので大丈夫だと思っていたものの、下山中、あと1時間ぐらいで駐車場というところでまさかのハイドレーション水切れ。残量がわからないのがハイドレーションのネックとはわかっていたものの、実際そうなると結構焦ります。 絞り出すように残りの水を飲み、サーモスの熱湯を飲みつつなんとか下山できましたが、あと1時間行程が長かったら結構やばかったと思います。水は重要だと改めて思いました。そして季節に関係なく山によっては水を消費する。尿意なんて全然催しませんでしたよ! 【フォーク忘れた】 父と塔ノ岳に登った際、2人分のラーメンをつくるのにフォークが1本しかなく、やむなく1人ずつつくって食べて、時間をかなりロスしました。その教訓をすっかり忘れてカップ麺を持って行ったのにフォークがない。何故か山コーヒー用にスプーンだけは持っていたのでスプーンで食べました。スプーンでもカップ麺は食べられます!でもフォークか箸がやっぱ欲しい! 【遭難寸前】 下山時、八丁峠手前で若者男子2名と遭遇。「○○山って、あとどれぐらいかかりますか?」と、山名すら覚えておらず、スニーカーにTシャツの軽装。ここから早くても山頂まで2時間以上かかることを伝え、おまけに坂本バス停(ここから3時間ぐらい)まで戻ると聞いて、ヘッデンもないとのことなので撤退を勧めました。この時点で15時前。「少し様子を見てから戻ります!」と聞いたもののなんだか気が気じゃない。 落ち着かないかんじで下山していると後方から彼らっぽい声が。あれ、坂本に戻るんじゃないの?と思いつつ駐車場に着くと案の定降りてくる彼ら。心配すぎたので「どうやって帰るの?」と聞くと、坂本まで戻るつもりがこっちに降りてきてしまったとのこと。地図を渡し、林道沿いに坂本まで歩けば着けなくはない、と伝えると、元気いっぱい走って行きました。 その林道は自分も通る道だったため、途中で遭遇、汗だくな彼ら(本当に走ってた)を拾って坂本バス停まで送りました。バスに無事乗ったところまで見届けてひと安心。 自分も10代の頃沖縄の端っこで1人日が暮れて色んな人に助けてもらったため、なんだか見過ごせなかったのですが、ここまで無謀な人たちは初めて見ました。遭難など大事に至らなくて本当によかったです。
活動の装備
- ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)W TELLUS 28
- その他(Other)TORQUE G01
- プロトレック(PRO TREK)PRW-3000-9BJF
- プラティパス(Platypus)platypus(プラティパス) ビッグジップLP 2リットル
- その他(Other)SEA TO SUMMIT X-カップ
- キヤノン(Canon)EOS Kiss X7
- その他(Other)SWANS Dee-I GW-3701 BK-BR
- サーモス(THERMOS)MOTION 0.5L ネイビー JMY-501
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