義経になった気分で深山へ

雪が残っているだろうが深山へ行こう。 深山の北東1.5km程に去年１０月に到達できなかった大阪府最北端の地があります。前回は山の上から崖を見て雨もあり断念しましたが、今回はここを山の下側からアタックしようかと計画。 通常深山へのルートはるり渓側からのピストンが多いのですが、大阪府最北端も行くとすれば先に最北端からとなりますが、どうやってそこまで行こうか? 篠山口駅からバスで福住まで行けそうです。家を５時に出て大阪駅へ、JR福知山線で篠山口駅へそしてバスで福住へ、ぐるっーと大回りして深山へ行くことになりました。 平家は源軍がるり渓から攻めてくであろうと深山の南側に向かって陣形を整えていたのに、まさか義経は北側の山を駆け上がり後ろから襲い掛かるとは思ってもいなかっただろう。なんて一の谷の逆落しの義経になった気分です。 このルートについて調べていたら薮山雲水さんから国道１７３号線が通行止めになっていると教えて頂いた。なんと私が最北端に行った(行けなかったが)のが１０月２１日、その次の日の台風で崖が崩れその工事で福住から天王までが通行止めになっており、その工事は早くても夏まで掛かるそうです。土木事務所に問い合わせたら福住から県境までの徒歩は可能との事でした。 福住には篠山街道が通っており、篠山街道は京都から丹波､但馬､出雲へ行く重要な街道でした。義経も一の谷の逆落しの際に京都から天引峠を超えてこの福住を通り一の谷に向かったそうです。 大阪府最北端はゲット出来ました、斜面が急でしたが何度も緯度経度を確かめながらほぼ国土地理院に載ってる所に行けました。証拠残すの忘れましたが(^^; そこからまた急斜面を下り関を越えては辛いのでそのまま上がる事にしたのが正解でした。 深山の北側の登山道は東尾根、大正古道、西尾根が有るが、どれも八幡ダムへ降りる。正規のルートと言われれば福住まで戻り八幡ダムから３つの内どれかで行くのだろうが遠い。173号線と西尾根の間に高圧線が2本ある、鉄塔もそれなりに有るので管理道が有るのではと予想してました。ここも急斜面でしたが西尾根まで道の無い山間を登りました。尾根道に出たときはほっとしました。 深山の手前で長靴のおじさんと遭遇、ゲーター短いな雪深いからと言われ5分程お話しました。 深山は思っていた通り景色の良い気持ちのいい山でした。 るり溪までおりてさあ！温泉とはなりません、Ｐ709に向かいます。地図には載っていない池が出てきましたが凍結しています。ストックで突いてから恐る恐る乗ってみる、厚いやんと思っていたら場所によってはストックで割れた、危ない危ない。 掃雲峰からは案内の間隔が長いので見失って迷走も有りましたが何とか下山。 ほぼ8割は雪山でした。雪山の楽しさもしんどさも少しは経験出来ました。 今日も楽しい山歩きが出来ました。