活動データ
タイム
06:05
距離
7.5km
のぼり
754m
くだり
446m
活動詳細
すべて見る日曜日の早朝、白髪山登山口駐車場で立ち話をしてると山には不似合いなエキゾーストノートが響く。 あ、こりゃみっくんだな。 数分後、思った通りみっくんの車が駐車場に滑り込んできた。 本日は、ゆりさんとちょここさんの剣山〜三嶺縦走の途中に合流してランチしましょうという予定。 スピードハイクのみっくんには悪いのだが、自分のリハビリスピードで行ってくれまいかとお願いするとビックリする答えが返ってきた。 なんでも前日、三嶺ヒュッテ近くの水場確認に三嶺に登って来たとのこと。 しかも、入山が遅く最後はヘッデン点けて7kmの舗装道歩き、気がつけば総距離24kmの山行だったらしい。 そりゃ嫌でも僕のリハビリスピードになりそうだ。 そんなボロボロで駆けつけてくれて感謝! ■オモサヲカンジルチョクトー 白髪山登山口駐車場から白髪山避難小屋登山口までは舗装道を徒歩で20分ほど歩くことになるが、今回は1台デポして車移動。 楽ちんだー。 以前は、登り口からいきなりのロープ場だったが、林道工事の資材集めの関係か応急の木段が組まれていて格段に登りやすくなっている。 やや重めの荷物と踏ん張りの効かない状態の自分には有り難い。 気温は約12度と肌寒かったが木々の間から差し込む朝陽の温もりが心地よく、急登とはいえ割と快適に登って行くことができた。 とはいえ、息はだいぶあがる。 ゆっくり、山談義をしながら登るくらいのペースが丁度いいようだ。 数十分ほど登ると笹が現れ森林限界はすぐそこ、稜線まであと少し。 笹原と青空の景色が楽しみだ。 ■アキヲカンジルリョウセンサンポ 森林限界を抜け稜線に出る瞬間は、何度味わっても気分がスッとする。 特に晴天の日に遮るモノのない縦走路は尚のこと。 さて、剣山からゆりさん、ちょここさんコンビがこちらに向かっているはず。 予定からすると中東山分岐あたりで合流できそうだ。 自分は剣山方面へは行ったことがことがなかったので、実はこの稜線散歩を楽しみにしていた。 小刻みなアップダウンと少しの樹林帯を抜けていくものの、笹原の広がる気持ちのイイ縦走路。 心配していた足も今のところ問題なし。 みっくんもこった筋肉がほぐれてきたとのこと。 さらに稜線楽しむためルートから外れて尾根を進む。 これがまた気持ちイイ! あっという間に中東山分岐までたどり着いた。 ユリさん達も間もなく来るだろう。 ■タノシイヲカンジルランチ 少し待っていると、聞き覚えのある声が響いてきた。 間違いないゆりさんだ。 ほどなく九州の沢ガールコンビ登場。 身体に不釣り合いな大きさのザックが目立つ。 重さを聞くと約15kg!自分にとっては未知の重さなので少し持たせてもらったが充分すぎる手応え。 自分もそこそこの荷物でザックは膨らんでいたので、ひとりトレラン仕様のザックのみっくんはちょっとバツが悪そうにしてたのが少し笑えた。 時刻は丁度お昼時、白髪山方面へと少し戻った広場でランチをとることに。 先日デビューしたばかりのホットサンドクッカーで心ばかりのオモテナシ。 野菜を忘れてしまったので画竜点睛を欠くといったところか。 縦走中にも係わらずまったりとした時間を過ごさせてもらった。 晴天の下のパノラマビューでランチとYAMAP談義。 いいねえ。 ■ナゴリオシイヲカンジルブンキ たっぷり昼食時間をちょうだいしてしまったためにお二人の予定は大幅に押していた。 白髪分岐までは少々早めのペースで案内させてもらったが、道中も話しは殆ど尽きることなく楽しい時間を共有させてもらった。 しかし楽しい時間は、毎度の事ながら早く過ぎるのが玉に瑕。 もう少しご一緒したかったが、カヤハゲから地獄の登り返しを考えると白髪山分岐でお見送りが正解。 互いに再会を約束してお別れ。 名残惜しい。 さて、我々も下山しましょうか。 ■スバラシイヲカンジルチョウボー 下山は白髪山登山口へ障害物と化した木段をただひたすら下りていくルート。 毎回うんざりするが仕方がない。 しかし、その前に目の保養をして行こうということで白髪山の展望岩、通称「北のテラス」に寄って行くことに。 空を見上げると雲が広がり、日没も早そうだ。 荷物も少し軽くなったので更にペースを上げてみる。 相変わらず踏ん張りは効きにくいので、ストックにかなり頼ってのトレイル。 この歩き方なら少々きつめの山行でもできそうな感じがする。 急登と重めの荷物が少し不安だったが何とかなるもんだ。 息を切らして白髪山に到着。 早速「北のテラス」へと這い上がると三嶺を中心に剣山系の山々が全て見渡せる絶景ビュー。 遅い時間になってしまったので、だいぶ霞んではいたが、かろうじて石鎚山も見える。 やはり三嶺はここから眺める姿が一番美しい。 午後の優しい陽射しが少しだけ三嶺を染める。 カツーンとコントラストの効いた青空の三嶺もいいが、この景色も悪くない。 本日二度目の名残惜しさを感じながら北のテラスを後にした。 ■ナレヲカンジルモクダン 白髪山に登ったことのある人の大半が嫌だと感じる木段の登山道。 段差が微妙に高く、3分の2は崩れて障害物と化している。 最後の関門と覚悟を決めて下り始めるが、おかしな事に今回はそれほど苦労を感じない。 どういう訳かこの木段のリズムに慣れていまっている感じがする。 踏ん張りが効かない分ストックに頼り、力が分散したのが良かったかもしれない。 人間万事塞翁馬、ちょっとした事だけど人間何が幸いするか分からんなあ。 苦手意識を持っていた登山道なので、ちょっと得した気分。 参考タイムより早めに下山。 みっくん撮影による下山の舞も無事に撮り終えて、温泉へと向かうことにする。 本日の温泉はべふ峡温泉。 もう一月もすれば紅葉狩りの観光客でごった返す。 とろとろのお湯は、特に筋肉疲労とお肌に良いらしい。 山ガールの方々に是非入っていただきたい名湯。 終日、自分のペースに合わせくれたみっくんに感謝しつつ湯船に浸かる。 湯上がりに食堂「三嶺(さんれい)」(高知県側にあるので読み方はさんれい)にてジビエ料理を食べようと思っていたが、なんと貸し切りで一般客は入れず。 仕方がないので湯上がりのノンアルで乾杯。 しばし、山談義は止まらず楽しい下山後の反省会となった。 こういう時間が楽しいんだよなあ。 さて、次はどこへ登りましょ。
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