日本寺から鋸山

　日本寺東口の無料駐車場に車を置いて、地獄覗きのある山頂展望台、北口管理所を経て｢東京湾をのぞむ展望台｣から鋸山山頂まで往復しました。 　スマホに数日前にダウンロードしておいたYAMAPの地図が、当日消えており使えず(新バージョン移行によりダウンロード済の全ての地図が消えていました。現地でダウンロードが容易にできませんでした)、やむを得ず昨日の銚子の地図で軌跡を記録しました。日本寺境内には鋸山への道標はありません。北口管理所を出てすぐにある道標の山頂方向は鋸山の山頂でなく、寺内の山頂展望台でした。道標は金谷港方向を示すばかりで、かなり降ってから北口管理所に戻り確認するなど、少々混乱しました。 　好天に恵まれ、東京湾、富士山、丹沢、大島などの眺望は良好でした。巨大な岩の塊からなる山の北側は安政年代からの石切場で、1982年まで採掘され、亀裂が見当たらない岩が切落されて出来た幾何学的な面は特異な景観でした。どのように採石したか知りたくなりました。 　725年に行基によって開かれた日本寺内の石像大仏や百尺観音、無数の羅漢像はこの岩があったからつくれたのでしょう。また、人の力で変容した山の姿は武甲山と規模は違うけれど見本です。