笹山 雪のダイレクト尾根 2240mでの撤退

2018.02.11(日) 2 DAYS

活動データ

タイム

12:27

距離

10.4km

のぼり

1479m

くだり

1485m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 36
休憩時間
1 時間 58
距離
5.2 km
のぼり / くだり
1441 / 50 m
DAY 2
合計時間
3 時間 50
休憩時間
23
距離
5.0 km
のぼり / くだり
38 / 1399 m

活動詳細

すべて見る

この連休は、旦那さんとどこへ行こうかと色々考え、大門沢からの広河内岳、畑薙からの茶臼岳、 奥秩父の破風山・雁坂嶺縦走、小川山・金峰山縦走、赤岳真教寺尾根…うーん、決まらない‼️ しかも危険なところ、夏道知らないところもある。 じゃあ、笹山に行こう‼️ あそこなら尾根道だし、空いてるし、山頂は絶景だし!😆ちなみに笹山ダイレクト尾根とは奈良田から山梨百名山の笹山(黒河内岳)に伸びる標高差1900メートルの尾根です。 1日目、なかなかエンジンがかからない2人はなかなか活動開始できない。 テント泊だし日帰りみたいに明るいうちに下山するというプレッシャーがないので、ダルダル(笑) 結果朝8時スタート😅 前夜から朝にかけて雪が降った後で、麓から雪。 登山口からアイゼンを履くことに。 そしてダイレクト尾根の急なこと‼️ 取り付きから鼻の穴広がりまくりの急登っぷり。 そしてたまに斜度を緩めたかと思うと、その分その先での3倍返し攻撃😣 旦那さん荷物20キロ超え。 私、多分14キロくらい? 踏み抜きを気にしてワカンを履いても斜度がキツすぎて足裏とふくらはぎにキツく、アイゼンで上がることに。 その後もステップを切ることが出来ないサラサラ雪があったり、夏ならばソールの摩擦で無理やり上がれる場所でなかなか足をかけるところもなく、崩れる雪に難儀したり。 軽やかに上を目指す鹿トレースに猛烈に嫉妬したり。 調子が良くても1時間に標高差200メートル強上がれれば良い方。 そうしているうちにもう山頂に行けるタイムリミットは過ぎて、どこで幕営するかということになる。 2250メートルあたりの展望地ならば幕営できそうか、ということで、そこまでは頑張るつもりで歩を進める。 先が明るくなっている、あそこが展望地だろうか。 そう思って気持ちははやるが、物凄い斜度で、崩れる雪にもがいているうちに体力が奪われる。 苦労して登り切ると美しい白根南嶺の尾根。 あぁ、着いた…。 そう思って歩を進めると、思い切り踏み抜く。 踏み抜いた後、湿雪が周りを覆ってしまい足が抜けない。旦那さんに掘り出してもらって抜くことができた。 そこは結局2240メートルあたり。展望地はまだ先。しかし疲れた2人に崖のように見えるその深雪の急登に進む気力はなく、その場に幕営地を整えて テント設営。 日が落ちて身体がどんどん冷えていき、テントへ転がり込んでシュラフを出したら、もう寒くて何もすることが出来ず、朝まで浅い眠りを途切れ途切れに繰り返していました。 今回、オーバーパンツ着用、シュラフはモンベルの♯1と5を二枚重ねにしたのですが、それでも体温がもともと低いので、暖まったのは夜明け近くになってからでした。 夜中物凄い風が吹き、吹雪いたようでした。 しかし旦那さんが設営したテント、ビクともしませんでした。さすが。 翌朝は山頂アタックをするか旦那さんと話し合い、 この雪の具合ではどのくらいで山頂に行けるかもわからず、無理なのではないか、との結論に達し天気も悪かったので撤退する事に。 結露が凍ったテント内でバーナーで湯を沸かし温かい朝食を摂り、元気を取り戻して下山してきました。下山も転げ落ちないようにゆっくりと。最後は凍結していたので登山口までアイゼンが必要でした。 昼過ぎには下山し、温泉、焼肉、と楽しんで、 いつもよりは早い帰宅で湿った装備の片付けまで完了です。 山頂を踏めなかった山行きはもしかしたら初めてかも😅でも心も体もドップリ雪山を満喫した2日間でした‼️

北岳・間ノ岳・農鳥岳 奈良田駐車場を出発‼️
奈良田駐車場を出発‼️
北岳・間ノ岳・農鳥岳 幻想的です
幻想的です
北岳・間ノ岳・農鳥岳 この吊り橋を渡ります
この吊り橋を渡ります
北岳・間ノ岳・農鳥岳 結構揺れるのよー
結構揺れるのよー
北岳・間ノ岳・農鳥岳 ウサギのトレース?
ウサギのトレース?
北岳・間ノ岳・農鳥岳 ここを右に
ここを右に
北岳・間ノ岳・農鳥岳 登山口
登山口
北岳・間ノ岳・農鳥岳 アイゼンを装着し入山
アイゼンを装着し入山
北岳・間ノ岳・農鳥岳 鉄パイプに沿って
鉄パイプに沿って
北岳・間ノ岳・農鳥岳 のっけから急登
のっけから急登
北岳・間ノ岳・農鳥岳 冬は景色がよく見えるんだね
冬は景色がよく見えるんだね
北岳・間ノ岳・農鳥岳 麓も見えます
麓も見えます
北岳・間ノ岳・農鳥岳 冬にこんな背負うの大変なのねー
冬にこんな背負うの大変なのねー
北岳・間ノ岳・農鳥岳 後ろに倒れたらどこまでも転がっていきそう😅
後ろに倒れたらどこまでも転がっていきそう😅
北岳・間ノ岳・農鳥岳 目印もチラホラ
目印もチラホラ
北岳・間ノ岳・農鳥岳 大唐松尾根のボス大唐松山
大唐松尾根のボス大唐松山
北岳・間ノ岳・農鳥岳 標高1400メートル手前あたりでワカンを履いてみる
標高1400メートル手前あたりでワカンを履いてみる
北岳・間ノ岳・農鳥岳 旦那さん先行
旦那さん先行
北岳・間ノ岳・農鳥岳 冬は時々見える景色に癒される
冬は時々見える景色に癒される
北岳・間ノ岳・農鳥岳 水場入り口まで来ました。
夏道ならここまで2時間くらいだったかな?
今回は4時間。やっぱり倍かかってるね
水場入り口まで来ました。 夏道ならここまで2時間くらいだったかな? 今回は4時間。やっぱり倍かかってるね
北岳・間ノ岳・農鳥岳 お昼休憩
お昼休憩
北岳・間ノ岳・農鳥岳 雪が深くなってくる
雪が深くなってくる
北岳・間ノ岳・農鳥岳 重い荷物で頑張る旦那さん
重い荷物で頑張る旦那さん
北岳・間ノ岳・農鳥岳 こんななだらかなところもありますが
こんななだらかなところもありますが
北岳・間ノ岳・農鳥岳 時々ある道標
時々ある道標
北岳・間ノ岳・農鳥岳 必死こいてて途中の写真なく、おおよその目標地点に到着。標高2400メートルあたり
必死こいてて途中の写真なく、おおよその目標地点に到着。標高2400メートルあたり
北岳・間ノ岳・農鳥岳 鳳凰三山と辻山がよく見えている
鳳凰三山と辻山がよく見えている
北岳・間ノ岳・農鳥岳 この先はかなり尾根が立っている😅これ以上無理と判断
この先はかなり尾根が立っている😅これ以上無理と判断
北岳・間ノ岳・農鳥岳 振り返れば樹間からとびきり美しい富士山がチラ見え
振り返れば樹間からとびきり美しい富士山がチラ見え
北岳・間ノ岳・農鳥岳 太陽が稜線の向こうに落ちた。急いでテント設営して、就寝。夕飯も食べず。浅い眠りの中、旦那さんがパリパリポリポリ食べる音が聞こえていた(笑)
太陽が稜線の向こうに落ちた。急いでテント設営して、就寝。夕飯も食べず。浅い眠りの中、旦那さんがパリパリポリポリ食べる音が聞こえていた(笑)
北岳・間ノ岳・農鳥岳 翌朝、テント内を整理してから靴、スパッツを装備し、テントを撤収
翌朝、テント内を整理してから靴、スパッツを装備し、テントを撤収
北岳・間ノ岳・農鳥岳 幕営跡
幕営跡
北岳・間ノ岳・農鳥岳 まずこの急坂を下りる
まずこの急坂を下りる
北岳・間ノ岳・農鳥岳 自分達のつけたトレースが心強い。少し硬くなっている。下りるのはあっという間
自分達のつけたトレースが心強い。少し硬くなっている。下りるのはあっという間
北岳・間ノ岳・農鳥岳 しかし下山もそれなりに辛いのだ
しかし下山もそれなりに辛いのだ
北岳・間ノ岳・農鳥岳 雪があるところは良いけれど、時折雪が消えた区間も。そんなところはとても歩きにくかった
雪があるところは良いけれど、時折雪が消えた区間も。そんなところはとても歩きにくかった
北岳・間ノ岳・農鳥岳 下山後、女帝の湯は改装中にてこちらへ。
露天風呂しか無いのだが、湯がとてもぬるい!(笑)
下山後、女帝の湯は改装中にてこちらへ。 露天風呂しか無いのだが、湯がとてもぬるい!(笑)
北岳・間ノ岳・農鳥岳 しかしこの早川町でしか食べられないアイスを食べられた\(^o^)/この後焼肉で栄養つけました。
しかしこの早川町でしか食べられないアイスを食べられた\(^o^)/この後焼肉で栄養つけました。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。