近畿の名峰 歴史探訪 音羽山

2018.02.14(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 12
休憩時間
48
距離
9.2 km
のぼり / くだり
591 / 535 m
42
1 15
17
12

活動詳細

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これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関 (蝉丸) 夜をこめて 鳥の空音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ (清少納言) 山城国(京都府)と近江国(滋賀県)の県境に位置し、百人一首にも詠われる、逢坂の関。 大化改新の翌年(646年)に作られ、一旦は取り壊されたものの、平安時代に再構築された関所である。 東海道と中山道、2つの街道がここを越える交通の要衝として、その役割はとても重要であった。 また近隣には、西国三十三所礼場の醍醐寺(第十一番)、石山寺(第十三番)、三井寺(第十四番)も有り、往時の繁栄を伺わせる。 現在でも、東海道本線、東海道新幹線、名神高速道路がこの付近を通る。 まさに人々が行き交う交通の大動脈である。 今回の山旅は、その逢坂の関のすぐ南、音羽山。 朝8:30 京阪京津線追分駅をスタート。 音羽川沿いの林道を歩き、10:00 牛尾観音に到着。 牛尾観音は、音羽川で修行を積んだ延鎮上人によって創建された。 その後延鎮上人は柿本人麻呂に招かれ、京都清水寺を開山している。 それ故 牛尾観音は、清水寺の奥の院といわれるようになる。 牛尾観音で参拝を済ませ、11:00 山頂に到着。 晴天の下の景色を堪能した後、逢坂山関址、蝉丸神社を経由して、京阪京津線大谷駅着。 今も鉄道や自動車が忙しく行き交うこの場所を、 逢坂山関址の石碑だけが静かに見守っていた。

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