緊迫の10時間❗️船形山‼️

2018.02.17(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 15
休憩時間
59
距離
4.3 km
のぼり / くだり
540 / 61 m
3 26
2 7
DAY 2
合計時間
9 時間 45
休憩時間
2 時間 22
距離
7.3 km
のぼり / くだり
258 / 954 m
3 11
5 45

活動詳細

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17日(土)旗坂キャンプ場より船形山を目指しました。夏道の倍の6時間を見越し下山を考えず山頂避難小屋にて一泊の計画。 この日登山者は夫婦がひと組。聞くと同じく頂上小屋を目指すとの事。こんな雪の中、ましてこれからますます荒れるという予報だというのに、好きだなぁと半ば呆れつつ、お気をつけて!と見送りました。他にBCスキーの方が2名と先行者の車が一台あり。今回の自分の相棒は山の大先輩がスキーにて。準備完了、先程のご夫婦より30分遅れて出発。ますます強くなる雪を見て、自分もそうか!人のことは言えないなぁと、呆れつつ歩き出します。途中、先行者の二人が大雪で断念と降りていき、スキーの方2名も早々と降りていきます。そんな過酷な初日もいろいろありましたが、えらく長くなってしまうので省略。15時過ぎにようやく升沢小屋にご夫婦と共に到着、当然升沢小屋泊に変更。皆飲兵衛で相変わらずの吹雪を気にしつつ、酒宴で盛り上がる。協議の結果、明日の山頂アタックは危険なのでやめて即下山と決めました。それから僕が、翌朝の恐らく開かないでろう玄関扉前の雪掻き、皆より早く出てのラッセル宣言!この日全てご夫婦にやっていただいたのでお返しします! 翌朝、案の定玄関開きません。2階から出ると一晩で1メートル強積もったもよう。まだ降ってるし。雪を掻きながら尋常ではない積雪に嫌な予感が。そして先行して9時近くに出発。すぐに昨日の宣言後悔!腰ラッセルが永遠に続く、しんどい!コースもさっぱり分からずGPSにて慎重に。それでも右に左に、行きつ戻りつの繰り返し!ちっとも進まず。ようやくお昼頃、三光の宮手前で皆が参上!とりあえずホッと。自分はここで休憩、ご夫婦に先行してもらいます。リスタート、トレースを辿ります。しばらく辿ると???。谷に向かって凄い斜度を下って行きます。GPSで確認すると三光の宮の南側谷底に向かっています。これはまずい!背中がゾクリ。九十九折のトレースが谷底へと続いています。大声で呼ぶも返事はなし。いかん!戻ろうと決心し、引き返しにかかると再びゾクリ。腿くらいまで埋まる急斜面を這って登り返していて、ふと頭に浮かんだのが雪崩!新雪、急斜面ヤバいだろ!落ち着け、冷静に!と自分に言い聞かせる。登り返してすぐにスキーでトレースを辿ってきて転倒している先輩と遭遇。新雪が深すぎて自力で起き上がれない模様。戻らないとまずい事を説明するもスキーでこの新雪の急斜面を登るのは無理だ。一旦僕が安全地帯まで戻る。20分位で下って来た道を1時間かけて安全地帯へ登り返す。自分のザックをデポし先輩のもとへ。先輩のザックを担ぎまた登り返し再び先輩のもとへ。この時自分の左足が攣る。状況は最悪。先輩はツボ足で戻ることに。僕はスキーを担ぎまたしても登る。下ったご夫婦も心配だがまず先輩を安全地帯へ。左足が痛くて大分時間が経過して先輩の所へ戻るとご夫婦が谷底から登り返して来て合流。一難は去るがまだまだ。ツボ足では遅々とし進まず、一旦登って旦那さんのスノーシューを借りることに。4度目の下り。右足もピキッと攣りそうな気配、相当追い込まれましたが全員無事に安全地帯へ。この時点で最早15時近く。今度は時間との戦い。日没までに少しでも駐車場に近づきたい、その一心で皆必死です。とうとう暗くなりヘッデン。行きつ戻りつ、彷徨いながらも4人で死力を尽くし、18時半過ぎに無事下山!見上げると今までの吹雪が嘘のような星空です。心の底から安堵しました! ラッセル解放からの油断でルート確認を怠ったのが今回の猛省すべき事項。それと登山とBCスキーのパーティの相性の悪さを痛感しました。何はともあれ、名前も知らぬご夫婦との協力があってこその生還。この場合を借りてご夫婦に一言。 ありがとうございました! いやはや、2年ほど前の飯豊連峰縦走最終日の骨折自力下山事件につぐ過酷な山行になってしまいましたが、反省点を今後に活かしさらに頑張んべ❗️

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