活動データ
タイム
08:04
距離
3.4km
のぼり
416m
くだり
392m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る三つ峠の四十八滝沢は、沢登りの初級コースとしても有名ですが、 冬季は凍結しアイスクライミングの初級コースとしても楽しめます。 基本ナメが多い沢ですが、それなりにバーチカルもあり20mの大滝と連続する小滝は、まさに四十八(相撲の技の数、多種多様という意味がある)の滝を満喫できます。 相方は、先日赤岳鉱泉でばったり会った奴で、近場でちょっと楽しもうよとなり、アプローチの良いこの滝を選んだわけです。 登山口の奥に以前は駐車スペースがあったのですが、そこまでの林道がかなり荒れていると聞いたので、適当な広いスペースに駐車して、お互いのギアの再確認後、直ぐに出発。 取り付きまでは40分ほどでしょうか、雪で埋まっていないかと心配をしたのですが、 まあ、多少の雪付きではあるものの、十分登れる範囲、装備を付けて出発 標高が低いので、水氷ばかりかと思ったら、クリアな滝もあり、楽しませてくれます。 アイゼンとアックスのの効き具合を確認しながら、各々登っていきます。 途中2~3m程のナメの氷壁滝があり、クリアな氷の下は、滝が流れているのが見えます。 アックスで打ち込むと20センチほどはありそう、これならいけそうなので、透明なバージンアイスにチャレンジ! アックスを打つと「ボン!」と空洞の音が、「こえーよー」と言いつつも割れてもドボンですむ、相方は、私が氷を壊してドボンするのを期待しつつカメラを構えいやがる。 私のアックスは、刃物なみに研いでいて、ちょっとやそっとじゃ氷を壊すことは無い、びびりながらもクリア 相方も同ルートを使ったので、もちろんわたくしも、カメラを構えて心の中で(ドボン、ドボン)と祈ってやりました。 そんなこんなで、危険な箇所だけロープを出しつつ大滝に向かいます。 四十八滝沢は、2回目でしたが、最初は暖冬という事もあり大滝が凍ってなく敗退したので、今回は上り、先の滝を見たいという思いはつのります。 遠目から見えた大滝は、見事に氷結しておりのぼれそう、近づくにつれて、マッシュルーム上の独特な形状の氷瀑だった。 左右2ルート考えたが、左はトラバースがやばそう、右のルートに ここは相方がリード 相方は、なるべくマッシュルームに載らないで右端をせめる、 わたしゃ左から行きたいから、支点は左寄りにしてもらう。 相方からコールがあり、クラゲの番、左ルートを上がって、真ん中で右にトラバースをする事になるのだが 真ん中の氷は、2センチくらい、もちろん軽くたたくだけでバリンとわれる。 なるべく上の安定した箇所にアックステンションをかけて大股でマッシュルームからとなりのマッシュルームに飛び移る。こんな芸当TOPロープじゃないとできないよな~ とおもいつつ、楽しむ。 マッシュルームはかなりしっかりしていた、恐らくあと1ヵ月早いか、遅いかでは、崩壊の危険はあるだろう 今がベストなコンディションのようだ。 大滝を終わり、次は七福の滝へ、ここは3段あり、1段目は6m程のバーチカル これは、くらげがトライ。 水氷の為、長めのスクリューを使うことに 支点も少し多めにとりながら登る。 ここもバージンアイスのらしく、スタンスを作りながら、バーチカルを楽しんだ。 2段目3段目はスクリューを打つほどではないが、念の為1本打っておいた。 七福から先を見ると、もう雪で埋まっている。 一休みしながら、降りて枝沢の滝にTOPロープでも張って遊ぼうかと思ったが、事件発生! 相方のアイススクリューが1本無い 回収忘れかとおもい、同ルートを懸垂で降りてみる。 大滝まで降りたが、見つからない。 スクリューは安くても1本8000円もする。 落として雪に埋もれてるかもしれないから、もう一度登って探そうとなり 荷をデポして再度大滝を上がり、七福の滝まで戻ったが、残念ながら見つからなかった。 どっちが、落としたかも分からないので、くらげから 「半額払うから、気を落とさないで」といったら 「いやいや、そんな悪いですよ」となり 「じゃあ、1/3は出させてよ、それ以上はまからんよ」 てな感じで、慰めておきました。 枝沢は中止して、そのままさっくり6時前には帰宅。 今年はあと1本くらいは大きなアイスをやりたいものです。
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