ひとりで行く石鎚山 いろいろありました。

2018.03.03(土) 日帰り

活動データ

タイム

08:20

距離

8.4km

のぼり

1027m

くだり

1037m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 20
休憩時間
2 時間 21
距離
8.4 km
のぼり / くだり
1027 / 1037 m
2
19
9
33
20
31
14
6
1 12
1

活動詳細

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中四国はそろそろ雪山シーズンも終わりに近づいてます。 大山もだいぶ溶けているようですし、寒風山か伊予富士か石鎚かどうしようかと 悩んで一番雪の多そうな石鎚に行くことにしました。 皆さんの日記を参考にしつつ装備万全でのぞみました! 八丁坂から二の鎖小屋まではチェーンスパイク+ピッケルでいきましたが途中きわどいところもあり 最初からアイゼンでもよかったかも知れません。 夏山登山道はほとんど隠れていてかなりの急登もあり疲れました。 二の鎖小屋でアイゼンに付け替え核心部へ! う〜んはっきり言って危ないですね。 何とか行きましたが一人じゃやめたほうがいいかも。(その訳は後で) 三の鎖の後はトレースもバラバラで途中から直登のような感じで これまた気が抜けない状態が続きました。 何とか登頂しましたが、天狗まで行く気が起こらなかったので、おにぎり1個と温かいココアを飲んで 休憩しました。 その時頂上にいたのはカップルと3人組パーティと単独の女性1人そして自分の7人でした。 単独の女性が一番先に下山していき、そして2番目に自分が下山を始めました。 下りも気を抜かず危険ゾーンを通過中に人の声が聞こえました。 「助けてくださ〜い!」 どこで声がしているのかわからず何度も聞き直しました。 すると50メートル以上、下に滑落している女性を発見しました! 「階段から落ちました!動けないので救助おねがいします!」 自分も危険ゾーン通過中だったので少しでも安全なところに移動して警察に通報! 救助ヘリを要請しました。 その後、カップルと3人パーティも合流し、その中の3人が滑落した女性の元へ。 1人が警察か消防の関係の人で救助装備を持っていてヘリが来るまで 現場で対応してくださいました。 そして滑落した女性も全身を強く打っているものの命に別状はない状態だったようで ヘリに収容され無事病院へ・・・ そこにいたメンバーは皆協力して救助の手伝いをしました。 自分はたまたま発見者で警察に連絡をしただけですが、たまたまそこに 居合わせた方が登山や救助のエキスパートだったこともあり、 運がよかったのかも知れません。 ヘリを見送り15時くらいまで二の鎖小屋にいました。 そこから17時20分の最終ロープウェイに間に合うのか? 風が強くなり雨も降ってきました〜そこからの下山も緊張する箇所がかなりあり あせらず行かないとこちらも危ないので、しっかり歩きました。 う〜ん時間がきびしい! で、石鎚ロープウェイに電話して17時30まで待ってくれるということになり ゼリーでエネルギーチャージして何とか間に合いました。 なんとか無事に下山できましたが、ほんとに疲れました。 滑落女性も無事で良かった。 今回の登山はいろいろ考えさせられました。 一つは滑落した女性はスパイク付きの長靴で頂上まで来ていました。 アイゼン+ピッケルじゃないと危険な所にその装備は間違いではないかと 思います。常連さんなのか上級者なのかわかりませんが・・・ もう一つは単独登山のやりかたでしょうか。 自分もほぼ単独なので、事故が起きたら困ります。 なので、他の登山者やパーティがいることや登ったり降りる タイミングが大事なのかなと思いました。 自分が一番前や最後にならないようしないと発見さえされないかも知れませんから。 そもそもひとりで行かない方がよいのですが・・・ こういうことを目の当たりにすると、 登山は楽しいが危険な事をしているという気持ちが強くなりました。 本当に楽しい想い出にできるようにしっかり準備や行動をしないといけません。

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