活動データ
タイム
03:02
距離
7.2km
のぼり
588m
くだり
590m
活動詳細
すべて見る「伊吹山」の名前の由来は、伊吹おろし(日本海からの冷たい季節風)を利用した鉱石の精錬を語源(鋳吹き)とするようです。南宮神社は鉱山や精錬業の神様を祀っていて、全国の信仰を集める総本山。南宮山はそのご神体というわけでしょうか。 大鳥居を構えた神社は立派で、古くから人々の信仰の対象となってきました。不破の関にちなみ、「天下分け目の戦い」を前にした受験生たちの祈りを一手に引き受けるかのような絵馬の数々にも圧倒されます。 一組、そしてまた一組と、カップルが稲荷神社の鳥居をくぐってハイキングコースへと足を進めていきます。整備された道は、登山というよりハイキング道。快適に登っていくと、登山を終えた単独の男性、そして女性が、続いてご夫婦が、さわやかな挨拶と共に降りてきます。どなたも、春へと急速に舵を切った気候にとまどいの様子。 一汗かきながら展望台に到着。かすみ立った空は遠望を許してくれません。けれども、養老山系の山裾が迫り、牧田川を眼下に伸びやかな濃尾平野につながる景色が一望です。 山頂を目指します。「ハイキングはここまで。この先は登山」との標示があります。沢の源頭付近に広がるのびやかな二次林は気持ちの良いコバになっています。 山頂は三角点の埋まるこじんまりとした小広場。今朝仕入れたLawsonのおにぎりは\30引きでラッキーでした。同じ予算で一つ余分におにぎりが買えた勘定です(笑)。 そうこうするうち、展望台でくつろでいたカップルが私のいる山頂に足を止め、休む間もなく、北西尾根に向かいました。同じコースなのかな。 ところが、ややあってそのカップルさんはルートの選択にとまどっている様子。歩きなれた様子の男性が女性を引っ張っていたこともあり、自分はそのまま失礼して、予定通りの尾根を追って先に進みます。 さて、南宮神社の駐車場に戻り、一息ついてから神社に参拝。車のエンジンをかけた時、稲荷神社方面からそのカップルが歩いてこられました。山頂ピストンに変更されたのでしょうか。それとも・・・ さて、自分はと言うと、南宮山の山頂からは、そのまま北西に、二次林の楽しい樹林歩きを楽しみ、途中で派生する朝倉山尾根に乗り換えました。鞍部から朝倉山へと登り返す道すがら、振り返れば、今しがた辿ってきた南宮山の主稜線が臨めます。 朝倉山は植林山となっていて残念な姿。長居は無用。山頂の山名標を確認してすぐ、南東尾根を下ります。最後は尾根型を失いますが、眼下に大谷溜池の林道が見えるので、そのまま下降。降り立つと改修碑がありました。林道を歩き、不破高校の前に差しかかかったところ、野球部員たちの元気な挨拶の声がかかりました。山からもらった元気に加えて、大きなボーナスをもらった思いでした!
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