活動データ
タイム
03:56
距離
10.0km
のぼり
525m
くだり
523m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る雨上がりの日曜日。100m、200m級の超低山をハシゴしました。 ひとつめは『トヨタの森』(トヨタ自動車さん所有の里山)。 ふたつめは『村積山』。岡崎市の最北端にある別名・三河富士。 【①トヨタの森】 標高わずか100m少々のどこにでもある里山、実はトヨタ自動車さん(以下、敬称略かつTOYOTAと略します)の社有林なんです。里山として整備し学校や一般個人に野外学習や散策の場として開放すると同時に、ビオトープと試験林、モデル林、実証林などに分けられ敷地内では絶えずモニタリングが実施され研究が続けられているとか。つまりここもTOYOTAの実験場なんですね。 気温は低いのですが、雨上がりで湿地がらみの超低山なので、さすがに湿度が高く少し登っただけで汗が滴り落ちます。コースは良好ですが、奥深くに向かうほど、踏跡が薄く道迷いをしかけたところもありました。細長いコースなので、要所で平地に出られるルートがあり、平地には清潔な水洗トイレがあります。残念ながらキツネやムササビには逢えませんでしたが、オレンジ色の綺麗な野鳥が肩先まで飛んできました(名前わからず)。フクロウや野ウサギも棲んでいるらしいです。 この森はTOYOTAの福利厚生施設『フォレスタヒルズ』の広大な敷地内にあるのですが、園内の道を隔てた奥、一度も行ったことのない遊歩道も歩きたかったのですが、残念ながら閉鎖中。不完全燃焼で茂みの向こうを眺めると、円錐型の低山が目に入りました。方角からすると7月に登った村積山のようです。『トヨタの森』とは巴川を隔てて向かい合っており、クルマなら登山口まで10分かからないはず。善は急げと、再度遊歩道を通り駐車場に向かいました(途中、TOYOTAの施設保全の方に、倒木による道塞ぎをお伝えしたところ対応が素晴らしく、感嘆いたしました←くどいようですが自分はTOYOTAの関係者ではありません)。 【②村積山(三河富士・花園山)】 トヨタの森からクルマで7〜8分。巴川を渡り、豊田市から岡崎市へ入って間もなく、時代劇のセットのような『奥殿陣屋』の門が見えてきます。これは徳川将軍家の源流・松平宗家の譜代・奥殿藩の陣屋跡を整備した観光施設ですが、ここに村積山の登山口のひとつがあるのです。熊野神社の横の駐車場にクルマを停め、山頂をめざします。ゆっくり登っても、ものの10分少々で広い尾根道に出ます。しばらく水平に進んだあと、再度樹林帯を登りつめると村積神社が見えてきます。登山口から25分ほどで頂上に到達できてしまうコンパクトさ。 この山には殺生石の伝承があります。那須湯本温泉には、近寄るだけで人や動物を死に至らしめる石といわれる「殺生石」があります。中国やインド、日本で数百年に渡って悪事を繰り返した九尾の狐が石に姿を変えたもので、これが砕け、福島、愛知、岡山、山口、大分に散らばったという話なのですが、その一片が村積山の山頂にあるといわれているらしい(オカルトやなー)。前回登った時は、殺生石どころか山頂すらはっきりわからなかったこの山、今回は山頂、殺生石(らしき石)、いずれも発見できました。殺生石に触ると、たちまち病気にかかってしまうという謂れもあるため、触れないよう注意して、さらに村積神社にお参りをしておきました(怖いので)。 山頂から下ったところに立派な展望台がありますが、この日の眺望は残念ながら×(冬場には中央アルプスや白山も見ることができるといいます)。帰りは奥殿陣屋に下山。村積山を借景にした苔生す庭園をのんびり歩き帰ってきました。 下山2日後、どうやら風邪をひいてしまったようです(金曜日から出張なのに(T ^ T))…。やはり、殺生石の毒気にやられたのでしょうか…。
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