八方尾根 《前編》 ここでも吹雪…

2018.03.09(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 1
休憩時間
3 時間
距離
4.4 km
のぼり / くだり
349 / 352 m
56
1 45
27
1 39

活動詳細

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今年度最後の有給休暇に合わせるように、大型の低気圧が列島を縦断していった。 8日。リフト最終地点よりとりあえず出発してみるが、最初のケルンでホワイトアウト。ガスと横殴りの吹雪。午後に向け風雪が強まる予報通りの展開に、無理せず引き返す。 宿泊した八方池山荘の室内にまで、厳しい風雪の音が一晩中響いていた。 9日。朝のうち、空は分厚い雲に覆われているが風は止む。低気圧通過後の天候回復を期待しながら出発。山荘の方から、昼に向け強まる風に注意するようアドバイスをいただいた。 眼下に広がるガスが上がって来ない事を確認しながら八方池を通過。西よりの強風。が、下の樺付近でまたもホワイトアウト。横殴りの雪の中進退を考えたが、帰路、ルートを失う恐怖心がどうしてもぬぐえない。今、この広い尾根にいるのは自分だけ。 伸るか反るかの判断は難しい。消えかけた自分の踏み跡を辿り、八方池山荘まで下山。 この悪天候の中、山に足を踏み込むこと自体がよくない事だろう。しかし最低限の安全を担保した上で、決して良くない状況を経験しておくのは前回も吹雪にあった小出俣山でもそうだったが、危険を察知する術を学ぶという観点からは意味のある事の様にも感じる。

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