活動データ
タイム
14:42
距離
28.3km
のぼり
2381m
くだり
2380m
活動詳細
すべて見る2015年9月28日(日)槍ヶ岳に日帰りで行ってきました。 新穂高温泉から白出沢出合、穂高平小屋、槍平小屋、飛騨沢を経由する山頂ピストンコースです。 【コースタイム】 新穂高第三駐車場―右俣林道ゲート(28分)―穂高平小屋(41分)―白出沢出合(26分)―チビ谷(1時間35分)―南沢(40分)―槍平小屋(19分)―千丈乗越分岐(1時間36分)―飛騨乗越(1:10分)―槍ヶ岳山荘(14分)―山頂(25分) 山頂―槍ヶ岳山荘(34分)―飛騨乗越(7分)―千丈乗越分岐(47分)―槍平小屋(1時間19分)―南沢(13分)―チビ谷(56分)―白出沢出合(38分)―穂高平小屋(42分)―右俣林道ゲート(26分)―新穂高第三駐車場(27分) 登り 7時間34分 下り 6時間9分 合計 13時間43分(休憩時間除く) 【危険箇所など】 ○槍の穂先について 槍ヶ岳山荘から山頂までの片道約20分程度のルートで、ほぼ垂直に近い岩場や鎖・梯子を登る片道約20分くらいのルートです。 高度感はありますが、技術的なものは基本の三点支持さえ守っていれば問題ありません。 他、注意点などは次のとおり。 ・登り・下りでルートが分かれている箇所は左が登り、右が下りです。 ・岩に打たれたボルトを登る箇所は、ボルトの間隔が大きく、登りづらいです。 ・梯子は一部、岩がせり出していて足の置き場が狭いところがあります。 ・落石に注意。ヘルメット着用推奨。自分も落石を起こさないように慎重に。 その他 大きいところで2箇所、川を渡るところがあります。 1箇所は木製の橋がかかっていますが、もう1箇所は川の中の石を足がかりに渡ります。 渡河については、看板にこんな注意書きがありました。 「雨天時は川の水がかなり増水するので、登山の中止を検討するか、雨が止めば川の水が引くのも早いので、雨が止むのを待ちましょう」 【駐車場など】 今回は、シルバーウィーク中は満車だった新穂高温泉の市営第三駐車場(24H 無料に停めることができました。 駐車場の位置や営業時間などは以下が参考になります。 http://www.okuhida.or.jp/sp/news/detail?id=5001 19時到着時点で7割程度埋まっていましたが、出発した午前2時、下山した16時時点でも2割程度の空きがありました。 18:40 新穂高市営第三駐車場に到着。 シルバーウィーク中は満車で、有料の第二駐車場に停めましたが、この日は3割程度の空きがありました。 出発の午前2時までの間も、続々と車が来ていましたが、満車になることはありませんでした。 1:55 駐車場を出発。 駐車場の一番奥から車道に続く道を行き、新穂高センターで登山届を提出。 市営第一駐車場右の道を登り、右俣林道方面に進みます。 白出沢出合までの約1時間30分は綺麗で緩やかな砂利道を歩き続けます。 3:04 穂高平小屋に到着 水場はぱっと見、見当たりませんでしたが‥あったのかな? トイレは道路を挟んだ向かいにあります。100円也。 行きは暗くて気付きませんでしたが、少し進んだ道沿いに牧場があり、牛が放牧されています。 3:30 白出沢出合に到着 ここから登山道らしい道となります。 大小の石がごろごろしたアップダウンの多い道です。 しばらく歩くと、沢を横断する道に出ます。 沢の幅は3mくらい。幅4,50cmくらいの木の橋を渡ります。 これからの時期は橋が凍っていることもあるようですので、慎重に渡りましょう。 沢周辺は一面石に覆われており、進行方向を見失いそうになりますが、目印となるピンクのテープを追って進めば大丈夫です。 ただ、テープの間隔がやや広いので、辺りが暗いと見つけづらいかもしれません。 基本、沢を横切るように進みますので、沢沿いに登っていかないようにしましょう。 ここ以降は、土が見えないほど石が敷き詰められた道になります。 傾斜もやや急になりますが、石の段差を小幅にゆっくりと登っていけばそれほどは疲れません。 5:45 南沢に到着 再び沢を横断することになりますが、今度は橋はなく、沢の浅い部分を石伝いに渡ります。 普段は水の量もわずかですが、雨が降るとかなり増水するらしく、その旨を警告する看板もあります。雨が止めば水が引くのも早い、とのことなので、雨天時には撤退、或いは雨が止むのを待つなど、慎重な判断が求められます。 ここまで来れば次の拠点、槍平小屋はもうすぐです。 6:04 槍平小屋に到着 水は無料、トイレは100円也。 休憩用のベンチと椅子もあり、ゆっくりと休めます。 ここには槍ヶ岳と南岳に進むルートの分岐があります。 ここから次の拠点、千丈乗越分岐までの道は、大小の石がごろごろした道で、傾斜も徐々に急になっていきます。 約1時間ほどで森林限界を超え、標高2,100m以降は「標高○m」の看板が標高100mおきに出ます。 7:40 千丈乗越分岐に到着 視界が一気に開けて壮大な景色が臨めます。 ガスっていなければ、目指す槍ヶ岳山荘や槍の穂先も見えます。 ‥と同時に、「え、これ登るの(笑)」と思わず笑ってしまうほどの急登が遥か頂上まで伸びているのも見えてしまいます。(笑) ちなみに、千丈乗越経由でも槍ヶ岳山頂に行けますが、こちらのルートも結構エエゲツない急登が待っているらしいです。 山頂までは、延々とこの急登を登っていきます。 傾斜が急な上、ガレた道とザレた道が交互に続いて足場も悪い。 でも、目指す山頂はもうすぐ。ここは我慢のしどころです。 さすがに一気に登るのは少々きついので、途中、立ち止まって休憩を挟みながら登ります。 8:50 飛騨乗越に到着 ここまでくれば山頂は目と鼻の先。ものの十数分です。 ここから南岳に進むルートの分岐がありますが、ここは勿論槍ヶ岳方面へ。 ただ、ここまでは少々暑いくらいでしたが、飛騨乗越に近づいた途端、急に風が強くなり、一気に寒くなりました。ここで最近出番が多いウィンドブレーカー装着。 9:04 槍ヶ岳山荘に到着。 槍の穂先を眼前に臨む綺麗で大きな山荘です。 水は1リットル200円、トイレは100円也。 山荘手前にベンチと椅子があり、ゆっくりと寛げます。 大きな山荘が風を防いでくれて、ベンチは無風状態で快適。 ずっとここに座っていたいところですが、後一歩、槍の穂先を目指さなければなりません。 小休憩を挟み、ベンチにザックをデポしていよいよ穂先へチャレンジです。 ちなみに、穂先まではほぼ垂直の崖登りが続きますので、ヘルメット着用推奨です。 槍ヶ岳山荘でレンタルもしています。 遠めに見る穂先までの道はまさに垂直の崖登り。 本当にこんなの登れるんだろうか?と不安しきりでしたが、実際に取り付いてみると、ルートは鎖や梯子、岩に打ち込まれたボルト等できちんと整備されており、基本的にはこれらを利用して粛々と登っていくだけです。 高度感はそれなりにありますが、技術的には基本の三点支持さえ押えておけば問題なく登れるかと思います。 冒頭にも触れましたが、注意すべき点は以下のとおり。 ・ルートが登り・下りで分岐している箇所あり。左側が登りで右側が下り。進行方向はペンキで岩に書かれているので、それに沿って進めばOK。 ・鎖がある箇所は傾斜は急ですが、足場はしっかりしているので、使わなくてもよいかも。鎖に頼りすぎてバランスを崩すとむしろ危ないかもです。 ・ボルトは間隔が広く、足を結構高く上げないといけません。 ・山頂に続く梯子は中腹に岩がせり出してつま先の先っちょくらいしか足が乗せられないところがあるので注意。 ちなみに私は一段飛ばして登り降りしました。 9:48 山頂に到着 山頂は結構狭く、10人たてるかどうかくらいの広さです。 ごつごつした大きな岩で足場が悪い上、周囲は切れ落ちているので、あまり端にいると危ないです。 シルバーウィーク中は穂先は大混雑で、山頂にもほとんど滞在できなかった、と聞いていたのですが、穂先に取り付いていたのは私含めわずか3,4人。山頂には私一人でした。途中、一人登ってこられましたが、すぐに降りていかれたので、賞味20分、風も止み、穏やかな山頂を独り占めしていました。 眺望はガスが多くて今一つでしたが、念願の槍ヶ岳山頂に立った充実感はもう最高です。 下りは行き以上に高度感を感じて怖いだろうな‥と思っていたのですが、慣れてしまったのか、あまりの怖さにどこかネジが飛んでしまったのか、高い所が苦手なはずの私が、下を覗き込んでもあまり怖さを感じなくなっていました。 行きは正直、ビビリまくっていたのですが‥意外に慣れるもんです。 10:38 槍ヶ岳山荘に帰還。 ガスが晴れるのを待っていたパーティーが行き違いに登頂を始めていましたが、それでも槍の穂先に取り付いていたのは7,8人くらい。 シルバーウィーク以降は、穂先も混雑しないようです。 居心地よいベンチで休憩した後、11:02下山開始です。 ここまで登り一辺倒でしたので、基本はずっと下りです。 登り返しはありません。 ただ、ガレ場の下りが多いので、足元には注意が必要です。 16:37 新穂高第三駐車場に到着 この時間に入ってくる車も結構ありましたが、私含め、出て行く車もそれなりにあり、空きは3割ほど残っていました。 このコースは、技術的には最後の槍の穂先を除き、難しい箇所はありません。 ただ、傾斜はけっこうきつく、特に千丈乗越分岐から山頂までの急登は1時間程度と短いですが、空気も薄いせいか、かなり疲れます。 槍の穂先も画像や動画で見ていると、とんでもない断崖絶壁を登っているように見えましたが、実際に取り付いてみると、鎖や梯子などでしっかり整備され、足場もしっかりしています。技術的には基本の三点支持さえ守っていれば問題ありません。 より気をつけるべきは落石を起こさないこと、でしょうか。 混んでいる時は後に続く人の列にプレッシャーを感じ、焦りがちになってしまいますが、自分のペースを守り、慎重に登りましょう。
活動の装備
- その他(Other)ダンロップ ユニエースライトDL930
- その他(Other)アコンガクア バロリーチェ60L
- その他(Other)DAITI オリジナルトレッキングポール
- ミズノ(MIZUNO)ミズノ ベルグテックEX・ストームセイバーVレインスーツ
- ミズノ(MIZUNO)ミズノ ブレスサーモ ウィンドストッパージャケット
- モンベル(mont-bell)サウスリム パンツ Men's
- モンベル(mont-bell)スーパーメリノウール M.W. ハイネックシャツ Men's
- ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)バッドランドキャップ
- その他(Other)GENTOS HW-888H
- その他(Other)DABADA アウトドアゲーター
- その他(Other)TAROWORKS 3Dヒートロック
- モンベル(mont-bell)ウインドブラスト パンツ
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