4度目の正直、六甲全縦(深夜スタート17時間)

2015.05.22(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
17 時間 42
休憩時間
1 時間 53
距離
47.5 km
のぼり / くだり
3277 / 3243 m
1
25
1
5
6
11
10
9
17
1 19
1
46
26
53
15
3
17
8
7
1 9
1
2
14
3
4
17
19
25
39
15
2
2
4
16
31
2
21

活動詳細

すべて見る

4度目の挑戦となった六甲全縦。 2014年02月16日:1度目は、大雪で計画変更。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-408166.html 2014年10月11日:2度目は、摩耶山で膝痛リタイア。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-526706.html 2015年03月07日:3度目は、やはり摩耶山でタイムアップ。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-598229.html 以上をふまえ、深夜スタートすれば明るい時間に下山できるだろうと計画した。 ちなみに標準コースタイム(CT)を全縦すべて合計すると、900分つまり15時間となる。 通常、僕は計画時に休憩込みでCTの1.2倍を設定する。 よって今回は18時間をかけて縦走するという目論みになるわけだ。 毎年11月に催される神戸市主催の「KOBE六甲全山縦走大会」では、チェックポイント(CP)が設けられている。 参加者は下記の時間内にCPを通過しなければならない。 ・須磨浦公園スタート 5時~7時 ・菊水山 8時30分~12時20分 ・掬星台 12時~15時50分 ・一軒茶屋 13時50分~18時20分 ・宝塚ゴール 16時30分~22時40分 さて、今回の山行を仮に5時スタートとした場合は、僕はCPを通過できたのか? ・須磨浦公園 5時 ・菊水山   10時37分 ・掬星台   14時24分 ・一軒茶屋  18時40分 ・宝塚ゴール 22時04分 う~ん、一軒茶屋でひっかかってるな。掬星台で1時間半も休憩したからなぁ。 よし、次回は5時スタートで再チャレンジだ。 合計時間: 17時間10分 合計距離: 46.76km 累積標高(上り): 2595m 福岡市内への配達を終え、ギリギリで新幹線へ乗り込んだ。本当は屋久島遠征を計画していたが、天気も悪いし急遽、六甲全縦へ4度目のチャレンジとした。 前回は須磨浦公園を6時20分にスタートし、10時間以上かかって掬聖台に16時すぎに着いたため、帰路便に間に合わずタイムアップの撤退となった。よって今回は深夜スタート、0泊2日での挑戦だ。 10時間を超える山行だし、AT値以下の歩行を心がけつつ、休憩少なめのボッカ歩きで行こうと考えた。赤鬼さんもいないし(神戸市主催の全縦大会ではタイムキーパーの赤鬼に抜かれると強制リタイアらしい)、時間はあるし、のんびり行きましょうということだ。 ところが、予想外の出来事が起きた。 赤鬼には襲われなかったが、強烈な睡魔に襲われた。夜も明け順調に歩いていたが、 摩耶山に向かう天狗道に入ったあたりから、とにかく眠い。フラフラと居眠りしながら歩く。そのうちなんか変なものが見え始めた。 折れた立木が人に見えたり、木の根がウサギに見えたり。岩についている苔が文字に見えて、(ハテ?これは一体何が書いてあるんだろう?)と顔を近づけて読もうとしたり(笑)。おっと、何をやっているんだ僕は!と正気に戻るのだけど、スグまた別の岩が人の顔に見えてくる…。 こんな事は初めてだ。そういや以前、NHKで観た「トランスジャパンアルプスレース」で、こんな状態になってる走者を見たことがある。こりゃ譫妄(せんもう:要は寝ぼけてるってことデスね)状態になりかけてるんだな…と思った。でもあと少しで掬星台だ、そこまで行ったら仮眠しよう、と強引に歩を進めた。 いま考えてみたら、前日から24時間以上寝ていない上に登山しているのだから、けっこう無茶している。シャリバテ防止に150Kcal/時はエネルギー補給をしているので足は動くのだが…当たり前だけど、睡眠って大事なんだよね~。 その後、掬星台で仮眠を含め1時間半の休憩を取って持ち直したが、後半14時過ぎから再び朦朧とし始めた。そのせいで大平山から大谷乗越の間でルートロストして、20分で行けるところを40分もかかっている。 とにもかくにも、何とか念願の完走!。とはいえ、ちょっと今回は反省多し。う~ん、深夜スタートは良いアイディアだと思ったんだけど、睡眠不足で行っちゃダメだった。次回は前泊早朝スタートでチャレンジします。 それでも一応言っておこう。 やっぱり山はいいな。 頭がからっぽになって、 心がいっぱいになる。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。