活動データ
タイム
11:10
距離
26.1km
のぼり
1587m
くだり
1589m
活動詳細
すべて見る前日から道の駅で仮眠して、朝一番のタクシーを見つけて上高地に一番乗り出来ました。 今回の旅の目的は、日本一の紅葉を見に行くトレイルランニング。 走るので、荷物は厳選して行ったが、高原の空気は澄み渡り風も強く走る前には寒かったが、走り出すと丁度いい気候。 暗い中梓川沿いを走って行くと、夜が明け始めて明神岳の山頂に日が差し始め、幻想的な気持ちいい時間を満喫。 徳沢から新村橋を渡るとパノラマコースへの登坂が始まる。 揺れる橋から眺める光景もとても美しく、じっくりと景色も堪能しながらの旅。 流石に登坂中は走ることはできないので、じっくりと登山を楽しむ。 岩が多い登山道で一気に標高を稼げるが、そのおかげで終始眺望が望め開放的な登山道が魅力的だ。 しかし、今回前日から車内泊でほとんど寝ることができず、朝食も無理やり上高地のバス停で豚汁とおにぎり一つでを押し込んだ程度の補給不足の影響がではじめる。 順調なペースで登っていたが、途中から足がつり始め、如何ともし難い状況に、持参したおにぎりをお茶で流し込むが一向に回復の気配なし。 同行した友人の一人がスポーツインストラクターなので、何度か彼のマッサージに救われて登りを再開するが、皆の足を引っ張ってしまい、申し訳ない。 屏風の頭への登坂路の分岐寸前では、登山者にまで抜かれてしまうペースでしか登れない。 しんがりを務めてくれた、強靭な登坂能力を持つスギちゃんの優しい励ましが救いだ。 いよいよ屏風の頭への登坂を開始したが、一向に足つりが治る気配もなく、高齢の女性にまで抜かれるまでにペースダウン。 しかし、足の不調とは裏腹に、大絶景が広がり、念願の槍ヶ岳が一望できる高さまで登っていた。 快晴の青空のもと見晴らす山の稜線に言葉も失うほどの感動的な絶景だ。 しんがりにいてくれたスギちゃんに先に登ってと促し、僕は亀のペースで登って行ったが、いよいよピキーンと肉離れのような症状に襲われてしまい、その場で動けなくなってしまった。 さすがにこの状態で目の前の屏風の頭に登っても、回復するのか、降りてこれるのか皆に迷惑をかけそうだったので、一人で分岐まで下山することを決意。 山頂から声をかけてくれる友人に、先に入りることを告げて分岐まで下山。 悔しいが下山は意外と足に負担が少なく、あっけなく降りてしまい、やっぱり登っていればとかなり後悔したが、無理せずまたの機会に再度チャレンジすることを誓う。 足をなんとかせねばと、冷静に対処方を考えて、ふとアミノ酸を持っていることを思い出しアミノ酸を摂取すると少し回復してきたが、いかんせん肉離れのような痛みが引かず、びっこ引くような状況は変わらない。 すると元気なソロの女性が降りてきて、話していると調子悪そうと心配されたので、足の状況を話したら何やらリュックをごにょごにょし始めて、痛み止め暖かな〜と探してくれている。 僕は自分でロキソニンをファーストエイドキットに持っていることを思い出し、すぐに飲んでみた。 その方に、痛くなったらすぐに飲んだ方がいいよとアドバイスされた。 まさに救いの神、先程までの不調が嘘のように回復。 もう一度登ることも考えるほど改善してきたが、山頂にまだいるのか連絡がつかない。 身体が元気になってくると、時間が経つのが遅く感じ待っているのもつまらなくなってきた。 しばらくしたら友人たちが降りてきて、僕の状況を心配して下山するか聞いてくれたが、このまま帰るのなんて考えられないと涸沢行きを決行。 ここからは急な崖や壁にロープなどが渡してる足場の狭いのエリアもあるが、基本的には開放的な景色の楽しい道。 写真を撮ったり走ったりと、回復した足に感謝しつつ涸沢ヒュッテに到着。 たくさんの人で溢れかえっていた。 暖かいラーメンを期待して行ったが、この日はうどんしかなく、仕方なくカップラーメンにカレーを注文し見晴らしの素晴らしいデッキでいただく。 絶景の中美しい紅葉が広がる中でのランチは格別だ。 しかし風はもう既に寒く、手袋はあった方がいいかも。 写真を撮ったりして過ごしたが、往復するには時間がないので、後ろ髪を引かれて引き返す。 走れるところは走ったりしながら、せっかくのトレイルを満喫し下山。 朝の足が嘘のように快調に走る事が出来る。 やはり体調管理は難しいと改めて感じた。 下山中の岩場は、走りにくいところもあったが、比較的楽に下山する事が出来るが、皆石ゾーンが長くて飽きてきたなどと言っていたが、彼らより長く休んで回復したおかげで、全く問題なく降る事が出来た。 徳沢の小屋で休憩させてもらい、最後の平坦がダラダラ続くエリアが走っていてもつまらなくなってきて、歩いたり走ったり、撮影なども楽しんで合羽橋に帰着。 ビジターセンターだったかで、美しい山の写真なども鑑賞出来た。 合羽橋はさすがに人にあふれていて驚いたが、上高地ソフトクリームで皆で旅の疲れを癒す。 残念ながら穂高の山頂部は雲の覆われていたが、目の前に広がる穂高連峰の景色は既に色ついていて、素晴らしいものだった。 沢渡の温泉で汗を流して帰路へ。 日帰りするにはギリギリの感じだったが、十分に涸沢の魅力を満喫できた旅になりました。 来年こそは、ちゃんと山頂にも登れる体を作って再アタックを皆で誓い合ってきました。
動画
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