活動データ
タイム
00:00
距離
0m
のぼり
0m
くだり
0m
活動詳細
すべて見る卒業旅行編の続きです。 プラハ→ウィーン→スロベニアと移動を続け、旅の終着点はヴェネツィアに行くことになっていました。 ヴェネツィアといえば水の都! アドリア海に張り出した島の中には水路が張り巡らされ、島内の交通機関はほぼ船、もしくは歩きという世界でも珍しい海上都市です。 また水路によって道は複雑化しており、MAPを持たなければ道に迷うこと間違いなしの迷路になっています😅 そして… そんなヴェネツィアに特有の自然災害があります。 それは高潮。 海の上に立つ島は、強風などによって発生する高潮によって簡単に水浸しになってしまうのです🌊 特に、通常の海面より110cmも海水面が上昇する現象をアクアアルタと呼ぶそうで、3月にはそのアクアアルタの発生頻度が上がるという情報があります。 ネットで事前に情報はキャッチしていたものの、まさか2日の滞在の内に来るとは思わず、軽い気持ちでヴェネツィアに入りました。 ヴェネツィア入りした翌日は雨が降っていました。 さすが観光地、 3月でも雨でも人でいっぱい(゜0゜) 夕方まで観光して一旦ホテルに戻ろうとした時、 街中で何やら台をいくつも設置して高めの通路を作っている様子が見受けられました。 それを見た友達、 「え、まさか今日アクアアルタ来るんじゃない?」 と言って携帯で予報を見ると、 ビンゴ!! その日の夜に高潮の予報が出ていました。 うわーまじかぁー! と言いながらも初めて遭遇するハプニングにみんな少し興奮状態。 僕も話のネタになるなぁ程度にしか考えていませんでした。 しかし水びたしの街を歩けば帰国するときの靴がなくなってしまうので、みんなで夕飯後に長靴を探しに行くことに。 それが過ちの始まりでした… 大きめの運河に出ると、既に水はほぼ陸地と同じ高さに迫り、今にも街に流れ込みそうでした。 それを見た友達2人はビビリ、これはやばい。 となっていましたが、尚更長靴をゲットしなければ明日帰ることもできない!ということで長靴を売ってる店を探し続けました。 しかし遅すぎました。 長靴を店頭で見つけた時には、店の前は浸水し、なんと店に入ることができなくなっていました😱(笑) 今履いてる靴を守るために長靴を買いたいのに、 長靴を買うためには今履いてる靴を犠牲にしなければならないというジレンマ… 結局店に入るのは諦め、違う場所の出店でただのビニールでできた靴カバーなるものを買いました。 もちろん、店のおっちゃんはここぞとばかりに法外な値段をふっかけて来たので、渋っているとおっちゃんの方から値段を下げてくれました。 そんなこんなで靴カバーを手に入れた頃には、ホテルへ戻る道はそこそこ浸水していて、間一髪のところでした。 浸水の何が怖いかと言うと、水びたしになるのはさることながら、その水は街の下水も含んでいて衛生的に非常に悪いのです。 僕も実際目で見るまでその怖さがわかっていませんでしたが、水は茶色く濁って悪臭がするので、そこに足を突っ込むだけでも嫌気が指します。 そこに輪をかけて友達にハプニングが、、 せっかく買ったビニールの靴カバーが壊れ、足が浸水したとのこと。 しかもホテルの目の前で( ̄▽ ̄;) 不運としか言いようがないですが、何はともあれホテルに帰還。 そして翌日の朝、様子見で外に出て見ると… 水量は元に戻っていました(゜0゜)(笑) なんでもアクアアルタは夕方から朝にかけて起こるため、昼は街が水に浸かることはないそうです。 つまり、夜わざわざ靴探しに出かけなければなんの被害も受けなくて済んだのに、あえて僕たちは飛び込んでしまったのでした( ̄▽ ̄;) その後、靴カバーは捨て去り、昼まで観光してから空港に帰って行きました。 おしまい!
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