朝日に染まる石鎚山

2015.10.03(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 31
休憩時間
3 時間 3
距離
8.4 km
のぼり / くだり
705 / 706 m
1 13
8
2 25

活動詳細

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気になっていた、石鎚山の紅葉。 先週登られた方々の情報から今週がベストだと判断し、どうせなら「御来光も拝んじゃえ!」と、石鎚山へ欲張り登山に出掛けてきました。 前日に土小屋入りし駐車場で車中泊。駐車場には水洗トイレや自動販売機もあり、テントや避難小屋での泊まりに比べると快適そのもの。 でも、自分が求めているのはこのような快適性ではなく、自然の中でしか味わうことができない緊張感…、なんて、玄人みたいな台詞をぶっ込んでみましたが、自分が本当に求めているのは山ガールとの出会いです(^^) 今回は単独行。車外で一人寂しく夕食を摂り午後8時には就寝。そして翌朝2時30分に起床し、午前3時20分に登山開始。何て健康的なのだろう! 登山道は暗闇に包まれており、ヘッドランプの灯りだけを頼りに進んで行く。ナイトハイクはまだ数回しかやった事がないのだが、はっきり言って嫌いではない。 自分以外の人間の存在を感じない時間。淋しいが故に人恋しくなり、他人の存在の有り難さに気づく事ができる。 山頂に着くまでの間、2名の登山者に出会うが、皆さんご来光と紅葉が目的との事で、自分と同じような考えの方がいる事をうれしく感じた。 午前5時に山頂に到着する。丁度東の空が明るみ始めてきた。この景色を見るために早起きをしたのだ! この時点で、私以外の登山者は約10名。ほとんどの方が三脚を構え、ご来光を狙っている。 そして午前6時5分に日の出。 「ガス男」、「モノトーン人間」、「白の魔術師」等の異名を持つこの僕が、ここ石鎚山でご来光を拝む事が出来るなんて、まさに奇跡。 そしてここから、太陽の光に照らされた、石鎚山の素晴らしい紅葉が目の前に広がる…はずであったのだが、どうやらピークは過ぎてしまったようで、色づきは今一つ。今年の石鎚の紅葉は例年になく早かったようだ。 さて、ご来光も紅葉も見たので帰ろうかと思ったのだが、 ここまで来て天狗岳に行かないのも勿体無い。 という事で、強風にあおられながらも天狗岳に登頂。 そしてここまで来たら、南尖峰に行かないのも勿体無い。 という事で、弥山に戻る事を考えると面倒臭いな…と考えながら南尖峰に登頂。 そして、ここまで来たら、墓場尾根に行かないのも勿体無い…と思うが、再来週に友人達と墓場尾根に行く約束をしているので、ここは我慢する。 でも、ここから弥山に戻るのは面倒臭いので…、下りてみますか東陵を! 正直、東陵を下りに使うのは躊躇した。ソロだし、モ◯ヤンさんみたいな変態登山家にはなりたくないし…(笑) でも、南尖峰から見る東陵の紅葉が僕を誘惑する。 そう、怪しいガールズバーだと分かってはいるんだけれども、店先の美女に誘われれば「危険、騙されるな!」と思いつつも飛び込んでしまう。そんな悲しい男の性に似たような感情が働いてしまい、結局、東陵を下る事にする。 予想通りであるが、東陵の下りは危険である。うっかり足を滑らすと大ケガをしてしまうような箇所ばかり。木の枝や笹を掴みながら慎重に下りて行く。 ふと思う。今日は御来光と紅葉を楽しみ、道中すれ違う山ガールと交流を図る事が目的だった筈なのに、結局は笹漕ぎしながら急斜面を下っているのは何故なのか⁉︎ そう、これは先週三嶺で浮かれた登山をしてしまったことに対する罰なのだ。マゾ男はマゾ男らしく、藪の中を進んで行くべきなのである…。 何だかんだと独り言を呟きながらも、結局は東陵の下りを満喫し、東陵基部に無事到着。 東陵基部に下りるまでの間に5組ほどの方々とすれ違った。バリエーションルートではあるが、もうメジャールートとなっていることを実感した。 東陵基部から土小屋までの間は大勢の登山者とすれ違い、かなりの回数の挨拶をした。途中、取材だろうか、高知県の某女子アナとすれ違い、思わずUターンしてお尻を、いや、後を追いかける衝動に駆られたが、理性が欲望を抑え土小屋に無事帰ることができた。 紅葉はイマイチであったが、綺麗な御来光を拝むことができて本当に良かった(^^)

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