活動データ
タイム
07:10
距離
24.4km
のぼり
457m
くだり
453m
活動詳細
すべて見る(活動距離は電車移動を含みます。iPhoneヘルスケアカウントで歩行距離21.8km) この日は歩行距離短めのため、観光もしちゃうよ!と朝からウキウキ。遍路で早朝出発のときは朝食抜きですが、今日はゆっくり出発で良いので、泊まったホテルタウン本町て100円モーニングにてしっかり腹ごしらえ。この100円モーニング、普段も午前中はほとんど食べない私にとって、生野菜、ゆで玉子、パン数種類、パスタ、中華スープ、フルーツジュース、コーヒーと充分な内容でした。 まずは8:50頃にホテルをチェックアウトし高知城へ向かいます。何度も高知に来ているのに、いわゆる観光は初めて。江戸時代に建造された天守閣や本丸御殿が現存するお城で、小規模ながら見応えがあり、建築物好きなので、古いまま残る城の構造や石組みをがっつり堪能しました。 高知城前駅からとさでんで、はりまや橋で乗り換え文殊通り駅まで移動。何回乗っても路面電車はなんだかワクワクします。 10:30文殊通り駅から歩き、あっという間に牧野植物園へ到着。竹林寺は植物園の先。普通は入園料がかかりますが、古くから遍路道があった場所に植物園が作られたため、お遍路さんは無料で植物園を通り抜けられます。 11:00、31番札所竹林寺に到着。竹林寺がある五台山自体が観光地として沢山の人が訪れる場所。お寺の境内も沢山の観光客の方が参拝していました。参拝の後は観光タイム。植物園と牧野富太郎記念館を見て回ります。もちろんきちんと入園料を払って再入園しました。 春の暖かな陽気で、桜だけでなくあらゆる花が開き咲き誇り目を楽しませてくれます。敷地はなかなかの広さで、アップダウンもあり地形が変化に富み、温室あり展示室ありの充実ぶり。内藤廣氏設計の記念館も素晴らしく、建築好きにはヨダレもの。観光に1時間を取っていましたが、時間が足りず駆け足で見て回りました。あと1時間余裕を見ておけば良かったです。 この先の道のりは、浦戸大橋を渡らずに種崎から16:10の渡船に乗る計画。あと12kmほどの距離+参拝にかかる時間を計算して、12:20に竹林寺を出発し32番禅師峰寺へ向かいます。 歩くペースがだいぶ早かったのか、予定より25分も早く13:35に32番札所禅師峰寺に到着しました。境内から海の眺めが素晴らしいお寺なので、景色を見ながらのんびりしようかと考えていましたが、早く到着した分1便早い船に乗れそうです。早くお宿にチェックインして休むのも良いなと気が変わり、少し急ぎ足で乗り場を目指しました。無事1便早い15:10種崎発の渡船に乗船。 対岸の長浜までほんの5分の船旅。船少しずつ近づいてくる岸を見ながら風に吹かれるのは気持ち良いです。33番を目指す別ルートとして浦戸大橋を渡るルートもありますが、これは絶対選びたくない。実物の橋は地図から想像していたよりはるかに大きく高く、これを歩くの⁇と考えるだけで気が遠くなります。歩いて来た方は、遠かったけど良い景色だったよ♪と仰いますが…。 渡し船を下りたらあとは1kmほどで33番雪蹊寺です。ところが道すがら見つけてしまいました!『酔鯨』の文字と高く積まれた酒瓶のケースを!そう、高知の地酒『酔鯨』です。 ここが蔵元なのか〜と建物を見上げた瞬間目に入りました、「試飲できます」。その日のお参りを終えるまでは禁酒!の誓いはあっさりと砕かれ、自然と店内に吸い込まれました。 お話を伺っていると他の観光客の方々も訪れ、皆であれもこれもと試飲させて頂き、狭い店内のカウンターは居酒屋状態。 観光客のおじさまは「酒蔵巡り?」と冗談を。いいえ、札所巡りです! でも本当に全部のお酒が美味しかった。幸せ。 お酒で良い気分になったまま、16:00、33番札所雪蹊寺に到着。15分の道のりを45分かけてたどり着きました。境内にお店を開いているおじさまがいて、文旦やら生姜やらを売っています。生姜粉が目について商品について聞いてみたら、生姜農家だそうで、生姜粉の使い方を色々教えて頂きました。 今夜のお宿高知屋さんは山門から歩いて10本、すぐ目の前です。歩き遍路さんに評判の良いお宿です。今回はどうしてもここに泊まりたくて1週間前に予約しました。直前予約だと満室で断られることもあります。お料理も美味しくて、お洗濯までしてもらえて、女将さんの気遣いも嬉しい素敵なお宿です。この日は、歩き遍路ばかり8人でワイワイと食卓を囲む楽しい夕餉。遍路同士で歩いた道の感想を話し合ったり、情報交換したりするこの時間も、遍路旅ならではの時間です。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。