活動データ
タイム
16:59
距離
21.3km
のぼり
2398m
くだり
2400m
活動詳細
すべて見るいつか行ってみたいとは思いつつも、そう簡単には行けない秘境でもあり、胸の奥に閉まっておいた場所である。 そんな中、山友さんから「百四丈滝へ行きましょう」とお誘いの声が! が、当初の予定は奥長倉避難小屋で一泊する計画で、非難小屋泊装備を持っていないため離脱していました。 ところが、CさんからTさんの仕事の都合で避難小屋泊は不可となり、日帰りに変更となった知らせが届いた。 幸か不幸か…日帰りでは相当な覚悟が必要で…しかし日帰りに変更となると断る理由もなし! 潔く意を決して同行させていただくことに至った次第です。 予定より早く一理野スキー場からスタート。真っ暗闇の中、綺麗な星空が見守ってくれてるかのようでした。 ゲレンデトップまで…暗くてわからなかったが、ゲレンデ外の酷い急斜面を攀じ登っていた感覚が残っています。 尾根に乗ると真新しい熊の足跡がありました。既に冬眠から目覚めているのでしょう。 標高差約500mを登りきってゲレンデトップに到着。ここまででかなりの体力を消耗した気がしました。 幾度ものアップダウンを繰り返して「しかり場」辺りでまさかのご来光を拝むことができました。予想すらしていなかった光景に得した気分になりました。 ここから奥長倉避難小屋まで再びアップダウンが続き、急登・急斜面のトラバースが連続します。巨大な雪庇、巨大なクラックがあちこちに見受けられました。 しかし、美女坂の頭へ続く稜線の美しさに目を奪われました♪ 奥長倉避難小屋で小休止し、核心とも言える美女坂へ!美女!?美しい脚線美ではあるが…この方はたぶん肉食系の美女やな^^; 美女坂を登りきって尾添尾根に乗ると四塚山・七倉山へ続く広くなだらかな稜線を歩き、滝壺への下り口からは真っ白な四塚山・七倉山を横目に一気に下る(帰りが怖い)。 そしてついに百四丈滝を目の当たりに! Tさんが颯爽と滝壺に近づいていたのが印象的です^^ 尊く清き霊峰の大滝…青空から降る注ぐ多量の水しぶき、冬季限定の氷壺は自然が作り出し不思議な造形、秘境感たっぷりの神秘的な光景を堪能しました。 長居できる時間はなく、あとはひたすら尾漆尾根への登り返し、美女坂の急斜面を下りた後はひたすらアップダウンの繰り返しで、下山も最後まで気を抜けません。 奥長倉避難小屋で休憩していると、小屋からひょこっと女性が驚いたような顔して出てこられた。 先週も来たと言うヤマッパーのゆうこさんと師匠様でした。 翌日の百四丈滝は貸し切りやったことでしょう^^ 一理野スキー場トップに近づくと今度は綺麗な夕焼け。 まさかのご来光に加えて夕焼けまで見られるとは!!!! 霞に遮られた夕日を眺めつつゲレンデを下り、長い長い一日の幕が閉じました。 17時間と言う長い行程、我雪山史上(大して長くもないですが^^;)最長・最高にハードな一日でした。 その分、滝壺へ下りた時の感動と達成感も最高のものとなりました。 一人では決して行けなかった場所、Tさん、Cさんがいたからこそ成し遂げられました。 Tさんの「百四丈滝」に対する熱い思いに便乗させていただいたような気もします。 お二人に感謝しております。ありがとうございました。
メンバー
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