尼巌山登山

ここのところ忙しく、朝起きれず、近場の里山にした。尼巌山には、トレッキングコースが引かれている。その一方でクライミングのゲレンデにもなっているらしく、岩場を見学してきた。 池田の宮の駐車場に停めさせていただき、お宮の脇の登山口から登り出す。獣防護柵のゲートを開いて入り、よく整備された道を進む。岩場見学のため、南尾根へ進む。南尾根の岩場には、登山道からの分岐に「岩場」と標識があった。南尾根は、鎖やロープのある急な箇所があるが、特に鎖など使わなくても問題ない。暑いくらいの天気で軽く汗をかいた頃に山頂に達する。 山頂は平らで広く、展望が良く、ゆっくりできる。北アルプスや北信の山々がよく見渡せ、長野市街も一望できる。揚羽蝶やよく分からない蝶がひらひらと飛んでいた。 下山は、北尾根を使う。北尾根は、最初に急な箇所があり、その後、岩場の下をトラバースして行く。トラバース部分は道が細く、一部ザレている。トラバースを終えて尾根に乗ると、今度は落ち葉のラッセル状態だった。 鳥の声が響き、スミレがちらほら咲き、山頂には蝶が飛び交い、春を感じられた。岩場には、誰もいなかったが、ロープを使って登る人もいるのだろう。杉がなく花粉症の相方も平気で歩き、ゆったりとした春の散歩を楽しんだ。