飯盛山　野辺山駅から白菜畑を通って飯盛山

八ヶ岳の展望台として名高い飯盛山。 多くの人は獅子岩の隣にある立派な駐車場から歩く。 でもどうせなら野辺山の雰囲気を味わいたいと思って野辺山駅から歩くことにした。 今日は妻と歩くのでのんびりゆっくりと歩く。 白菜の段ボールを満載したトラクターが何台も通り過ぎていく。 道路に埃が舞い上がる。 野辺山は長野県でも最も寒い場所の一つだ。 その涼しさを利用したキャベツや白菜の抑制栽培が盛んである。 同じ県内だが駒ヶ根とは全く雰囲気が異なり、北海道に近いイメージだ。 獅子岩まではやはり登山者らしき人とは出会わなかった。 駐車場は広いので空きが多いが、それでも20台程度の車が止まっている。 山頂を目指す人も多いようで皆さんかなり本格的な登山のいでたちだ。 我々はリュックこそ背負っているもののジーンズにスニーカーである。 ここからはわずか1時間の行程なのでゆっくり歩こうと思う。 悲しい性なのか、前に人がいると抜かしたくなってしまう。 なかなかゆっくりと歩くのは難しく、妻は不機嫌そうについてくる。 山頂は景色は最高だ。 赤岳から硫黄岳までが真正面に見える。 甲斐駒ケ岳、北岳もすぐそばだ。 霞んではいるものの富士山も見える。 あまり良く知らない山だが茅が岳方面も見える。 遠くには浅間山も見える。 山頂はトラロープで囲まれててまるで工事現場のようでこれは残念だ。 土砂が崩れていくのだと思うが、もう少し風流な山頂でいて欲しかった。 下りは獅子岩を経由せずにスキー場へ一気に下りる道を歩いた。 やはり誰も歩いてはいなかった。 白菜、キャベツ、サニーレタス、ホウレンソウ、ジャガイモ、モロッコインゲン、などの畑があった。 これまでは車窓から見ていただけだったが、歩いてみると新鮮でおいしそうに見えるから不思議だ。 今日のカメラは一眼レフなので曇り空でも幾分キレイに思える。 写真をクリックしないと山頂まで入っていません。