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栂海新道 白鳥山 時雨の華と波の華

ソラリスさん YAMAP Meister Master

  • YAMAPマイスター:マスター
  • 自己紹介:気が付けば29年間、会社に勤めた事になります。出身は富山なのですが、首都圏勤務が長く、元々、車やバイクで全国を巡るのが好きで、何時の間にか山を訪れて旅行を兼ねて愉しむ山旅スタイルになっていました。何となく各位の山行日記の投稿が高山植物に似ているのかなと感じてます。メンバーさん一人一人の投稿が花です。花の愉しみ方は人其々で、自分はひっそり咲いている花を探すのが好きなようですが、百名山登山に憧れ、残りは8ですので華やかな花にも強い憧れが在りそうです。投稿は減りそうですが時々、花を探しにYAMAPを訪れたいと思っています。
  • 活動エリア:富山
  • 性別:男性
  • 生まれ年:1964
  • 出身地:富山
  • 経験年数:10年以上
  • レベル:初心者
  • その他 その他

白馬岳・小蓮華山

2015/10/13(火) 12:52

 更新

栂海新道 白鳥山 時雨の華と波の華

公開

活動情報

活動時期

2015/10/12(月) 10:53

2015/10/12(月) 14:29

アクセス:669人

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 1,124m / 累積標高下り 1,123m
活動時間3:36
活動距離6.09km
高低差560m
カロリー275kcal

写真

動画

道具リスト

文章

三連休は土曜日に用事が在り、天気にも恵まれなかったのですが、月曜日の朝が予想より意外と暖かく栂海新道の白鳥山(1287M)に登ってみました。

栂海新道は海抜0mの親不知から朝日岳、雪倉岳、白馬岳の3000mの稜線へ続く40km超のロングトレイルコースとして有名です。13日は、田中陽希さんが雪倉岳に登山予定だったと思いますが朝日岳から縦走して来た人の話だと白馬は昨日から雪のようですので、この時期の北アルプスの天気は心配です。

白鳥山自身にも、山姥伝説が在って、新潟県側の麓の上路地区は世阿弥が作った謡曲「山姥」の舞台としても知られています。鉞担いだ金太郎の母が山姥と言われているからか登山口の名前は坂田峠、登り出しの急坂が金時の坂という名前です。(笑)前回は坂田峠から登ったのですが、今回、坂田峠から更に車道が延びていて標高750mの登山口から登山を開始しました。坂田峠から登ると白鳥山までは標準で3時間ですが、この登山口から登ると2時間程度で登れます。登り出して暫くすると、山姥洞が在り、此の洞窟の向こうが長野県の八坂村の洞窟と繋がっているという伝説が在って、相互にそういう風に伝えられてるそうです。八坂村の熊穴で熊と一緒に金太郎が遊んだという伝説も在るようです。

午後には木枯らしが吹いて寒くなり時雨模様になりましたが、2時間程度歩けば山頂で、長年、登山道を整備してきた沢蟹山岳会が建てた白鳥小屋が在ります。避難小屋ですが、中は暖かく、存在に安堵します。外壁の梯子を登る事が出来て、小屋の屋上が展望台になっています。遠くを見渡す事が出来て、糸魚川(青海)の街と日本海、遠くに頸城の山々や栂海新道の先の犬ヶ岳も見る事が出来ました。今年は紅葉が山を降りて来るのが早く1287mの白鳥山近辺も紅葉の見頃を迎えようとしてました。ナナカマドの実が葡萄の如く沢山実っている姿を初めて見ましたが、楓も多く、赤の色彩が強い紅葉だと思います。北陸も秋が深まるに連れ、時雨模様の日が多くなるのですが、時雨のお陰で上路の村から白鳥山に虹が掛かって鈍よりとした暗い日本海と曇空を照らしてくれて、少しホッとした気持ちになりました。

下山後は栂海新道の親不知ゴール地点にバイクで走行し国道8号線沿いに在る親不知観光ホテルから高さ80m程度、降りてゴール地点を確認して来ました。降りれば降りるほど、波のぶつかり合う音が騒がしく目の前に見える暗い日本海が寂しく思えたのですが、東京から来たという老夫婦が明るく写真撮影をしている姿がとても愉しそうで、暖かさを感じました。登り返しの階段が老夫婦には辛そうだっだのですが、笑顔で挨拶を交わすと、元気も出て来て、最後にウォルター・ウェストン像を見てくる事にしました。

毎年5月末に白鳥山の山開きと合わせて海のウエストン祭が行われます。相変わらず、日本海は鈍よりして時雨模様でしたが、親不知が日本アルプスの起点であるとしたウエストンの像は海でなく山を見守って微笑んで優雅に座っていました。実は帰りに寄った富山、新潟県境の市振の関に、母がパートで勤めていた黒部の鱒の寿司が置いて在りました。(笑)気が付かないうちに実は誰かが見守ってくれていたり、心配してくれていたりするものなのかもしれません。

この日は時雨模様で、時折、横殴りの強い雨風に会っても、それでも時々、陽が射してきて、架かった虹が美しく、今年初めて、北陸の冬を意識した日になりました。親不知の海では木枯らしが吹いて北風に波が岩と岩に激しくぶつかりながらも、その中から生み出される波の飛沫が華の様でした。白馬、朝日岳から長い栂海新道を乗り越えて縦走して来ると、最後は親不知の海に飛び込む人が多いと聴きます。先日、YAMAPでも、そんな投稿を見掛けました。時雨のように目まぐるしく変化する自然を相手に、長く歩き続け、しかも最終目的地がある山旅。それが栂海新道の魅力なのだと思います。

東京に出張で来てますが心にゆとりが欲しいと願って、前回の投稿に続き二つ目の短歌を考えてみました。やはり自分には短歌を作るのは難しいです。(笑)

「駆け降りて、階段越しの波の華、時雨の空に、寄せては消えて」

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