雲仙新道ルートの長期にわたる規制について。

2015.10.14(水) 日帰り

活動データ

タイム

00:13

距離

749m

のぼり

51m

くだり

85m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
13
休憩時間
0
距離
749 m
のぼり / くだり
51 / 85 m
6
4

活動詳細

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雲仙普賢岳を朝駆けしたその日、倒木による規制で立ち入り禁止に なっている新道ルートの復旧状況を確かめに行ってみました。 規制開始から1年が過ぎ、いっこうに普及のニュースが聞こえてこない状況で 雲仙が一番登山者で賑わいを見せる紅葉の季節が訪れようとしています。 新道ルートは、普賢岳山頂までの距離こそ長いのですが山頂に着くまでに 展望の利かない道を登る紅葉茶屋からの直登ルートと比べると風穴や 平成新山を間近に体感できる立岩の峰など、雲仙の魅力を存分に体験できる ルートになっています。 そんな素晴らしいルートが、これから増える沢山の登山者に体験してもらえないのは 雲仙観光にとっても大変な損失だと思います。 立ち入り禁止箇所に侵入することに賛否はあると思いますが、お叱りは覚悟の上で 倒木箇所を実際に観察してきました。 と、言うのも役人がやることだから、規制したことも忘れてほったらかしに されてるんじゃねーの?1年間も解除されないほどの倒木ってどんなことよ? そんな気持ちがあって今回の行動となりました。 お叱りは甘んじてお受けいたします。 西の風穴に着くと、規制の標識とロープが張ってあります。 ロープをくぐりしばらく歩くと、またロープが張ってあり そこが問題の倒木箇所のようです。 倒木箇所の上り側と下り側に規制のロープが張ってあります。 ロープの中に入って観察します。登山道の崩落はとくに確認できません。 谷側に倒れた木がそのままになっていてロープが結びつけてあります。 登山道の山側も見たところ崩落したような跡も見ることが出来ず なにが危険かって、規制ロープに足を引っ掛けて転倒することが 一番の危険だなーって感じでした。 この程度の倒木で1年も立ち入り禁止? 頭の中では、ますます役人怠慢説が膨らんでいきます(笑 なんの危険も感じることはなかったので、そのまま通り過ぎて 久しぶりに新道ルートを歩いて見ました。 紅葉茶屋からの直登ルートと比べると、やっぱり気持ちのいい道です。 島原の町並みから有明海、その先には熊本や多良山系も一望に展望できます。 このルートを歩けないのは、本当にもったいない! そんな思いを再確認しました。 そこで帰ると、張り紙にあった連絡先の雲仙自然保護官事務所に 電話をして、現在の状況について確認をしてみました。 電話に出たのは女性の方で、用件を告げて担当者をお願いすると その女性も規制のことが分かる方でした。 規制から1年がたって、現状の確認に規制箇所に立ち入ったこと、登山道に 危険そうな箇所があるようには感じなかったこと、これからの観光シーズンに 規制を続けることは雲仙観光の損失であること、を伝えました。 電話口で対応をしていただいた女性の話の抜粋です。 問題の危険箇所は、登山道脇の倒木だけではなく、登山道の上下70メートルの 地表が剥離しかかっている。 それは、ここ数十年で一番酷い状況になっているとのこと。 しかし、昨年10月の規制から1年が過ぎたので専門家を含めて 規制解除の検討もしている、とのことでした。 僕が、もしかしたら規制をされた担当の方が忘れてるんじゃないかと思って 電話させてもらいました、と言ったところ、けっして規制したのを忘れて 放置している訳ではないですよ、と苦笑いされていました(笑 大雨や台風など危険な状況が予想される場合に限って、規制するなんてことは 出来ないものでしょうか?と尋ねたところ、いつでも専門の方が監視してるわけでは ないので難しいんですよねーとの返事。 しかし話した感じでは積極的に規制を続ける理由も弱いような印象がありました。 そこで規制解除の要望が増えれば、事務所も重い腰を上げてくれるのではないのでしょうか。 張り紙に連絡先は書いてあるので隠してあるわけでなないと思いますので ここに電話番号を書かせていただきます。 まだ通れないの?復旧はいつ?忘れてない? など、問い合わせが増えれば開通も早まるのではないのでしょうか。 沢山の登山者が新道ルートを歩ける日が、はやく訪れることを願ってます。 連絡先。 環境省自然環境局雲仙自然保護官事務所 電話0957-73-2423

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