編笠山と権現岳

　甲府に用事があり、折角なので観音平から編笠山～権現岳～三ツ頭を権現小屋1泊で周回しました。連休を避けたかったのですが、観音平道路の開通と山小屋営業初日の28日に合わせました。 　両日ともここ2～3年思い当たらない程の素晴らしい好天に恵まれ、雪残る富士山、南･中央･北アルプスの山々の眺望を満喫できました。少し前の雨で融けて残雪は少なく、アイゼン無しでも支障はなさそうでした。若い頃、権現岳の麓で出会ったカラマツの新緑の美しさを思い出しましたが、まだ、ほんの少し膨らんできた程度です。花は八ヶ岳横断歩道付近少し咲いていました。 　権現小屋の宿泊者は9名で、ドローンと１眼レフを携えた千葉からのご夫婦、赤子を授かったばかりのお二人の男性と楽しく会話できました。そのお一人は観音平を朝６時半に出て、権現岳に９時半に着いたそうです。赤岳に向かう何人かがキレット付近の状態が悪く引返していました。 　三ツ頭からの下りで右足の指が痛み出し、靴ひもの締めが緩く当ったのでしょう。締め直しましたが改善されず、地面に踵を突くようにして下ったので、一層ゆっくりでした。 　同じ周回コースを観音平を29日の朝出て、木戸口付近で追い越された軽装、薄着、トレランシューズの若者がいました。三ツ頭の下では権現岳ピストンのトレランナーが登ってきて、瞬く間に引返してきました。恐るべき体力ですね！二人とも10m以上手前で声を掛けてくれ、余裕をもって避けれました。