南アルプスのど真ん中!(めちゃめちゃ長文なのでスルーしてください)

2018.04.28(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
0
休憩時間
0
距離
0 m
のぼり / くだり
0 / 0 m
DAY 2
合計時間
14 時間 9
休憩時間
1 時間 53
距離
16.3 km
のぼり / くだり
1291 / 2080 m
18
56
2
1 3
53
36
1 47
1 17
13
2 16

活動詳細

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5年くらい前の夏かな?塩見岳山頂から見た南アルプスの山々が忘れられず、季節変えて再訪したいと思っていた。 ただ…今回は反省点ばかり。 ・Googleマップを信用し過ぎ。 ・暖かい春で雪は少ないと思い過ぎた。 ・積雪期は尾根、の鉄則なのに。 ・水はたっぷり、と。 ・登山口は電波がなく、YAMAPスタート出来ず。(三伏峠でようやく繋がりました) Googleマップで鳥倉登山口と即出てきたので、それを頼りに登山口に向かう。途中、なんか遠い記憶の道と違うなぁと、思ってはいたけれど…やっぱり全然違うとこに出た。スタートからつまづいた。 地図で再確認しながら登山口に到着。そこでスパッツを装着すべきだったけれど、面倒だったし、どうせ雪も少ねえだろうと思ったので、そのまま登山開始。 三伏峠までのルート上には1/10、2/10…と標識があり、目安になる。4/10から凍結した雪が見られ始め、5/10からはほぼ完全に雪の上を歩く。そして…ズボッとハマると登山靴の中に雪が入ってくる。「まぁこのくらいなら」と思っていたけれど、その後も結構入ってくる。もう完全に靴の中はぐちゃぐちゃ状態。 (そうそう、5/10から8/10まではトラバース多く、自分が通った時はアイゼンがあった方が良い状況でしたが、帰路通った時は完全に斜面が踏み込まれていたので凍結していなければアイゼン不要かもしれません。) テン場に着くと、先着はソロの2張のみ。う〜ん、涸沢とは大違い。ちゃんと数えた訳ではないけれど結局この日は7張程度だった。 翌朝は下山時間も考え3時半に行動開始。ただ…トレースが少な過ぎる。ヘッテンの灯りだと見つけるのに一苦労。それに積雪でちょうど木々枝が遮ったりで、総じて歩きにくい。 本谷山に着く頃、空が明るみ始める。さて、問題はこの先。積雪期の鉄則に則れば権右衛門山に直登。だけど夏季にスイスイと走るように歩けたトラバース道の記憶と、もうGWだし、という気持ちが勝り、且つトラバース道に向かうトレースもあったので後者を選択。 しばらく進むとトレースはなくなり、全くどこかわからない。幸いYAMAPを見るとほぼほぼルート上であること確認できた。そうだ、これを頼りにこのまま行ってしまえ!とそのまま進む。時折赤テープがあったりするが、その周辺もトレースは無い。というか、木々が明瞭に登山道の幅で離れているところもなく、完全に斜面と一体化状態で、どこに夏道があるのかも分からず。藪漕ぎ状態で20歩歩いてはYAMAP確認と言った作業を繰り返し、なんとか権右衛門ルートどの合流地点に到着。 塩見小屋に出ると「暑い!」。雲ひとつない空から陽が降り注ぎ、無風も相まってグタッとなってしまう。予期していなかったルートファインディング作業の後ということもあって、疲労は相当に。一気に山頂にというわけには行かず、のろりのろりと岩場を進む。(面倒がりなので外しませんでしたが、塩見小屋から上は夏道になってるのでアイゼンは不要でした。) 山頂に到着!北アルプスや富士はやや霞んでいたものの、やっぱり展望は抜群!南アルプスの壮観な眺めが最高だ。 下山開始。まだシーズン始まったばかりで転がってる岩が不安定だ。前後に他の登山者は全くいなかったけれど2つ落としてしまった。慎重に足を運んでいたにもかかわらず、だ。更に注意注意と言い聞かせて天狗岩まで下る。 疲れ切った体に、落石に神経使ったせいでもう体はボロボロ。内心、本当に三伏まで戻れんだろうかと呟く。 天狗岩周辺でですれ違った人は尾根伝いに来たようだったので、自分も帰路は尾根ルートに変更。やっぱり部分的に木の枝をかき分けて進むことに変わりはないが、トラバース道より若干マシ。 ただ…権右衛門山から一般ルートに戻るのにまた一苦労。合流地点の尾根はだだっ広くなり、雪面の固いところはトレースがついておらず、またさまよい始める。仕方なくYAMAP再登場。またまた藪漕ぎしながら、一般道に合流。 そうそう、水は1リットル持って来ていたけれど、全然足りない。後半のアップダウンに備えて、少量ずつ飲んでいたけれど、ドピーカンの青空で予想以上に身体は水分を欲しがる。やばいなぁと思う頃にはやや熱中症気味に。本谷山への登りではとうとう足が前に出ない。雪食べながら誤魔化し誤魔化し、本谷山を越え、最後三伏山を登って三伏小屋に到着。(この頃には周りに誰もいないのに話し声?ただの木なのに人形?みたいな幻聴、幻視も😀) テントで水がぶ飲みし、15分ほど睡眠。更に残っていたドーピング(アミノバイタル)を摂取。なんとか日の入りまでに下山できる時間帯だったので、テントを撤収し、下山することとした。 下山しながら思ったのは、なんでも面倒がってはいかんなぁ、と。全てのトラブルは自分の面倒くさがりが起因してるし。とにかく反省ばかりの二日間だったよ。

塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 駐車場から30分少々歩くと登山口。
駐車場から30分少々歩くと登山口。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 何山かわからないけれど、樹林帯でこういう景色を目にすると元気になるんだよね。
何山かわからないけれど、樹林帯でこういう景色を目にすると元気になるんだよね。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 三伏峠小屋まで1/10、2/10…みたいな感じでこの標識が現れます。
三伏峠小屋まで1/10、2/10…みたいな感じでこの標識が現れます。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 今月行ったアメリカ出張で買った「TRAIL MIX」というドライフルーツプラスチョコ。味は特筆するものはないけれど手軽に食べられる。
今月行ったアメリカ出張で買った「TRAIL MIX」というドライフルーツプラスチョコ。味は特筆するものはないけれど手軽に食べられる。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 北斜面のルートに入ると雪が出てきました。
北斜面のルートに入ると雪が出てきました。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 更に増えていきます。
更に増えていきます。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 靴下乾かすため裸足です。
靴下乾かすため裸足です。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 余裕のスペースです。
余裕のスペースです。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 夕方。静かです。
夕方。静かです。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 本谷山あたりで東の空が染まってきました。
本谷山あたりで東の空が染まってきました。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 反対側から見る塩見はモルゲンロートになってるんだろうなぁ。
反対側から見る塩見はモルゲンロートになってるんだろうなぁ。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 こういうのはかき分けて進みます。
こういうのはかき分けて進みます。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 ハイマツ帯に出たけれどまだまだ先は長い。ってかこのあたりで一気にバテを感じ始める。
ハイマツ帯に出たけれどまだまだ先は長い。ってかこのあたりで一気にバテを感じ始める。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 でも景色は最高。でもでも…お陰で暑い😵
でも景色は最高。でもでも…お陰で暑い😵
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 仙丈ケ岳も雪は例年よりも少ない?甲斐駒なんてほとんどねぇし。
仙丈ケ岳も雪は例年よりも少ない?甲斐駒なんてほとんどねぇし。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 塩見、カッコいいねぇ。
塩見、カッコいいねぇ。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 間ノ岳がでかい。奥の北岳より高く見えてしまう。
間ノ岳がでかい。奥の北岳より高く見えてしまう。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 塩見小屋は完全に埋まってました。
塩見小屋は完全に埋まってました。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 夏道になってます。
夏道になってます。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 天狗岩をトラバースし、いよいよ塩見岳に!でもこれまでの疲労で足が前に進まない。
天狗岩をトラバースし、いよいよ塩見岳に!でもこれまでの疲労で足が前に進まない。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 うぉ〜、開放的な眺めだ😃
うぉ〜、開放的な眺めだ😃
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 ほとんど進んでいません。。。
ほとんど進んでいません。。。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 アイゼン外したかったけれど…アイゼンケースをテントに置いてきてしまった(←付けたり外したりは面倒だし、どうせ多少は必要だろう、という思い込みで)。そのままサブザックに入れたら背中をぶすぶす刺してしまうのでそのまま進みます。
アイゼン外したかったけれど…アイゼンケースをテントに置いてきてしまった(←付けたり外したりは面倒だし、どうせ多少は必要だろう、という思い込みで)。そのままサブザックに入れたら背中をぶすぶす刺してしまうのでそのまま進みます。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 西峰到着。残念ながら富士は霞んでる。
西峰到着。残念ながら富士は霞んでる。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 目と鼻の先の東峰。
目と鼻の先の東峰。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 東峰からの南アルプス南部方面
東峰からの南アルプス南部方面
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 いいっすねぇ。
いいっすねぇ。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 南部に比べ北部は総じて雪が少ない。
南部に比べ北部は総じて雪が少ない。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 東峰からの西峰、仙丈ヶ岳
東峰からの西峰、仙丈ヶ岳
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 仙丈ヶ岳と甲斐駒。間に蓼科山。
仙丈ヶ岳と甲斐駒。間に蓼科山。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 疲れ切ったのでもう来ないかもしれないけれど…と言う思いでシャッター切る。
疲れ切ったのでもう来ないかもしれないけれど…と言う思いでシャッター切る。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 権右衛門山周辺からの塩見岳
権右衛門山周辺からの塩見岳
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 そして尾根ルートでもこうしたところを掻き分けて進みます。
そして尾根ルートでもこうしたところを掻き分けて進みます。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 なんとか最後のピーク、三伏山にたどり着きました。あとは小屋に降るのみ。
なんとか最後のピーク、三伏山にたどり着きました。あとは小屋に降るのみ。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 夏に営業開始するそう。その頃には賑やかになるんでしょうね。
夏に営業開始するそう。その頃には賑やかになるんでしょうね。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 1/10付近まで降ってきました。すでに随分と陽が傾き夕陽の色になってしまいました。
1/10付近まで降ってきました。すでに随分と陽が傾き夕陽の色になってしまいました。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 信州まつかわ温泉の営業時間に間に合いました。お陰でさっぱりすることできました。
信州まつかわ温泉の営業時間に間に合いました。お陰でさっぱりすることできました。
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 粗食で過ごしていたから何食べても美味しいのだろうけれど、折角なのでこの地域の名物、ソースかつ丼をいただきます。(於:駒ヶ根SA)
粗食で過ごしていたから何食べても美味しいのだろうけれど、折角なのでこの地域の名物、ソースかつ丼をいただきます。(於:駒ヶ根SA)
塩見岳・権右衛門山・蝙蝠岳 iPhoneの歩数計は過去最高?
iPhoneの歩数計は過去最高?

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