ストレス解消の代償(多摩川水系大丹波川・真名井沢)

2015.10.20(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 16
休憩時間
1 時間 37
距離
9.3 km
のぼり / くだり
1123 / 1122 m
3 42
1 31

活動詳細

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2015.10/20(火) 地図で見ると川苔山の東側にある沢 沢を登り詰めは赤杭尾根に出て登山道と林道を経由して戻るという初級沢だという その途中にはワサビ田からこぼれ出て野生化したワサビもあるという 林道を走り、車を停めて準備 9:03出発 沢沿いを歩くと川より一段高い場所にネットで覆われた場所が目につく・・・ワサビ田だ これはキレイに手入れされているので取ったら泥棒だ・・・ さらに進むと堰堤が現れた。 人工物の堰堤を2つ3つ越えると静かな沢になった。。 9:31 意外と深そうな淵をもつ3mぐらい?の滝だろうか?が現れた。 向かって右側は岩の斜面、上に出れば広い岩棚 簡単に右側から登れるなんでもない滝 だけど、それを見た瞬間 向かって左側の淵沿いに何となく足場と、壁にはホールドもありそう・・・ 遊具を前にして子供がワクワクするかのような気持ちになった (表現が誤解を招かぬよう滝は決して遊具ではない) 仕事が忙しくストレスも溜まっていた そういう時は、自分に余裕が持てなくなり全ての物が厄介に思えてくる 何となく流れを変えたいというか挑戦したい気持ちが湧き上がる 深い釜・・・落ちても怪我することは無い ただ、ずぶ濡れになるだけだ! 仲間2人は右側から滝の上に登って観ている 自分の描いたルートは淵沿いに、へつって滝下まで行き、何本か走っているクラックに足をねじ込むか、引っ掛けて上に登る算段・・・ それがダメなら反対側の岩壁に片足を突き、突っ張りで登る2段構え ソロソロと滝下まで進む・・・ 見て考えていたのと、いざ現場まで行ってみるのとでは全然違う 思っていた通りには行かない 何気に岩が迫り出していてハング気味 手掛かりも、角が丸くスベスベで指が引っ掛からない チラリと上の2人を見ると2人ともカメラを構えてニヤけている ドボンを期待しているのが見え見えだ ここは一発キメたいところ だが、思った以上に濡れた手掛かりが滑る・・・ なかなかいい場所に手掛かりが無い 上を諦め、右の壁を見る 右足を一歩出して、壁に着けば、行けそうな気もするが、少し距離がある、でも勢いをつければ届く距離・・・ だが、着く場所に苔がありそう 一歩間違えればスベッて、そのまま滝壺へ・・・ 出すか・・・出さないか・・・滑るか・・・滑らないか・・・・ ずいぶん時間が過ぎたように思う 一発で終るか、もがいて上を目指すか・・・ 悩んだ挙句 上を目指した。。手掛かりを探りソロソロと体重を移動していく が、次の瞬間 先に移した重心に引きずられて、唯一引っ掛けていた左手が、あまあまに、なった一瞬に外れて壁から剥がされて水の中へ・・・ 10月後半に川で泳ぐアホに涙 平泳ぎしながら上の2人のほくそ笑む顔が浮かんだ まだ入渓して30分 全身ずぶ濡れ まだ先に堰堤が現れた。。 人工物の多い沢である 細かい滝を越えていく・・・ 既に濡れているので怖いもの無し・・・沢に忠実に歩く 小滝が次々に現れる 二俣を左へ・・・ 6m魚止めの滝が現れた。。 ここは巻くことに・・・ 小気味よい間隔で多段滝や小滝が続く すぐに5mの滝 ここは、見た瞬間自分のルートが描けた。。 自分んも登りたいであろうに、オッサンの為に上に行きロープを出してくれる CLが先に登る けっこう滑りそう・・・ 滝の中にルートを取りシャワークライム 滝の上の岩が飛び出ていて嫌な感じ・・・ おいらの番 今度は自分が描いたルート通りにすんなり登れた さらに小滝がリズムよく現れる 11:24二股に分かれたところで、中間尾根で登山道へ詰めあげ 標高差200mの詰め なかなかキツイ 12:20 川苔山に続く赤杭尾根登山道に出た 3年前に川苔山から赤久奈山、ズマド山経由で古里駅へ歩い事がある 古里駅への分岐を過ぎて林道へ・・・ この林道が長かった 底の薄い沢靴での歩き・・・振動が直に足に伝わり関節が痛くなってきた 14:20 林道を約2時間歩きスタート場所へ無事下山 真名井沢・・・ 初級沢と言う事だが、ルートのとり方によっては、それなりの難しさがある・・・と思う 小気味よく現れる小滝 ストレスで潰れかけていた心が元通りなった 最初の小滝で代償を払ったけど・・・ なかなか楽しかった。。

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