活動データ
タイム
10:41
距離
16.9km
のぼり
1195m
くだり
1308m
活動詳細
すべて見る登山前日の夕方頃に「明日は伊吹山やな~♪」と言うと1の子から思いがけない言葉が飛んできた。 「え?明日?そんなん聞いてないし行かへんし」 何を言っているのか分からない… 「一週間ぐらい前から言うてたやん?」 「知らんし行かへんし」 「4の子も5の子も伊吹山の頂上行くー!!って言うてたやん?」 「そんな言葉聞いてないし、絶対に行かへん」 なぜにそんなに拒まれないといけないのだ… 前回の伊吹山を登ったあとは、また行こうと言ってくれていたではないか… 話しを進めていくと、1の子はパソコンに夢中だったために何度か伊吹山の話しをした時のことは一切聞こえていなかったようだ… だからってそれはひどい!! が、何度言っても急すぎるし無理とYESの言葉はその日聞くことはできなかった… 1の子の協力なくしては伊吹山などと言う厳しい山には太刀打ちできない。 すごい不安を残しながらも子ども達を寝かせ、お弁当を作ることとなる。 仕度を終え布団に入り睡眠時間を計算すると2時間半… 前回より10分増えた~♪ ラッキー!! って言うてる場合やあらへん。 寝るべしよ… あまり寝た気もしないまま起き、ポリタンクにお茶を入れてコックのノズル部分を閉めようとすると… パッキンがないΣ(ll゚艸゚ll) パッキンなんてもの、どこに置いたのかなんて覚えてない。その前にあるのかどうかすら分からない(汗) 仕方ない…輪ゴムで応急処置しとこ… 子ども達を起こし、ドキドキしながら1の子も起こす。 ここで行かへん。起きひん言われたら、もう今日は無理やな… 覚悟を決めていたが、何も言わずにスッと起きてくれた。・゚・(*ノД`*)・゚・。 感動… ありがとう1の子。 そのことに触れて、なんか気が変わったらあかへんと、全く行く行かへんについて喋りかけることはしなかった(●´ω`●)ゞ 登山中ガンガン日差しをあびる時間が長いことが予想されるため、みんなが帽子をかぶっているか声掛けし自分の目でも確認する。 大丈夫だ!! 家を出て暗い中歩き出す。 あ… 私帽子かぶってくるの忘れたーーil||li_| ̄|○il||li アホや~… 電車の時間に間に合わなくなるのだけは避けたい。 愛用の紫外線100%カットのヨレヨレの帽子を取りに帰るのは諦めることにしました(;´Д`) 電車に乗り、うん!!案の定ポリタンクから若干お茶が漏れてる(*>ω<*) お茶がこぼれないようフタ上側の横置き、ザックもそれに合わせて横置き、場所取ってしゃーない_(☉д☉」∠)_ 今回もバスを使用。 登山口周辺の公園でいつものようにお弁当♪└( ^ω^ )」♪ 「出来立てで食べた時はサクサクで美味しかったのに、もう全然サクサクじゃなくなってるわ~」 知っている!!それを言うではない(笑) 今回お好みソースとマヨネーズは忘れずに持ってきたぞ!!w だがやはり抜けていた… 登り始めて軌跡をスタートするのを忘れていた_(☉д☉」∠)_ 本日2度目のお間抜け。 さい先不安(/´д`)/ 5の子はこの1週間の間に何度も頂上を意識してくれて行くと言ってくれた。 その言葉は上辺だけのものではなかった。 いつもなら「おうちに帰ろうさぁ~」と帰りたいアピールをしてくるのに、1合目2合目とその言葉を言うことはなかった。 順調(´。✪ω✪。`) 1合目を過ぎてから木の影がなくなり、太陽との戦いも増える。 秘密兵器~♪ タッタラ~♪ 日傘~(笑)へ(へ´∀`)へ 5の子の体力は奪わせないよ!! 伊吹山の山道は広いイメージがあったんだけど、丸みを帯びている傘なので、ううむ…登山者の方と交差するとき邪魔(汗) かなり意識して差し支えないようにしていたんだけど、気持ち的に邪魔でしかない(/´д`)/ 3合目に近付いていると… あれ… ない!! あんだけ美しかったススキさん達が草刈りされている_(☉д☉」∠)_ なんで?なんで? 理由が見えない(´⊙ω⊙`) 残念に思う中歩んでいくと、ススキが刈られたおかげで、白い小さな可愛い花たちが顔を見せている。 なんて複雑な気持ちにさせてくれるんだ(´。✪ω✪。`) ススキがあるうちは決して見ることの出来なかった白い花が、今は太陽の恵みを浴びて精根の限り生きている。 「ヤッホーーー!!」 「ヤッホーーーーー!!」 子ども達がどっちの方が大きいか、どっちの方がこだまするか競争している(^^ゞ それされると非常に恥ずかしいんだけどw 子ども達の合間に男性の声が 「やっほーーー!!」 混じってる? なんとこだまをイメージしてくださってる?それともうちの子たちの相手してくださってる? 勘違いではないとは思えない「やっほーーー!!」のお返しが聞こえてくる(w´ω`w) 子ども達はめっちゃ嬉しくなって余計に大声で、5の子はたかーーい声で叫んでいる(笑) こんなセンスのいい活きのあることをしてくださって、顔も姿すらも見えないのですが、ありがとうございます!! 最高に嬉しかったです!! でもやはり子どもwしつこすぎて、さすがに長かったようで途中で登山にお戻りになられたようです(●´ω`●)ゞ 「見て!!3ちょうめやで~♪」 「…それ、三合目やし…三丁目ってもう町になってますやん!!」 3の子が笑ってごまかしていたw なんか…本当に分かってもらっているのか不安(笑)(●´ω`●)ゞ 3合目を過ぎてからの、ここからが本番!! それまで頑張ってきた5の子だが、一気に辛そうな表情に… 私が傘をさしている分場所をとっているので、手を繋いであげられずに、ここまで随分いつも以上に頑張って歩いてくれていました。 テンションの低いまま嫌そうに歩いているところ、3の子が持っているストックの反対部分を5の子に持たせて、歩くのの補佐をしてくれた(w´ω`w) ナイス発想!! それで少しは気晴らしになったようだが、まだまだ長い… 「ママ抱っこ…」 ついに聞いてしまった_(☉д☉」∠)_ この言葉。 もう傘は必要ない。 日差しよりも、手を繋いで誘導するべきだ。 私も紫外線が老化の80%なんて言ってられない。 タオルを赤ずきんちゃんのようにくくり、全身全霊で5の子の手助けにまわる。 ただ赤ずきんちゃんにしてる私はもはや変人のおばちゃんにしか見えない(汗) 見た目よりも機能重視タイプ、仕方ない(^^ゞ やっと前々回にみんなできた8合目。 まだここか…正直な凹み気分がよぎる。 ここら辺から私の恐怖心が身体中に押し寄せてくる。 とてもじゃないが登れない。 激しい突風が吹いてくる。 これ以上強い突風が吹いたら、子どもが飛ばされるんじゃないか… そんなことありえない… だけどあったら私、どうしていいか分からない。 心の中は泣きそう… 「つうっとてっぺんまで行ってつうっと帰ろう」 「さぁ~っとてっぺんまで行って、さささっと帰ろうね」 5の子は崖のような急斜面を登るのに心が折れていた。 嫌気が差す、とはまさにこのことを言うのだろうと言うのが分かる。 「だって遠いやん」 「見て!あそこやん!!あそこまで行ったらてっぺんやん!」 「でも遠いもん…」 スマホを見せて「こんだけ歩いてきたんやで!すっごいなー!ここがてっぺん!あともうちょっとやろ?」 「うん」 その間も突風は吹き荒れる。 最後の気力をふりしぼって登っているのが伝わってくる。 でも頑張っても届かない。 またも5の子のブレーキがかかる。 頑張ってくれ。 もう応援することしか出来ないんだよ。 急坂すぎて手を繋いで一緒に登ることも出来ない。私は落ちないようにサポートすることしか出来ない。 5の子が自分の力ではい上がって登り切ることしか出来ないんだよ。 8合目からどれだけ時間がかかったことだろうか… 峠は通り越した。 よく…よく頑張ったね(´。✪ω✪。`) 砂ぼこりがどれだけ目に入ったか分からない中、ほんとよく乗り越えてくれました。・゚・(*ノД`*)・゚・。 「もうこっからは大丈夫やで!!もう崖のようなひどい道ないで!!」 「見て!!あの家があるところがてっぺんやで!!」 そう言うと嬉しそうに駆け出していく姿もあり、気持ちの持ちようでまた復活できる5の子を見て、子どもの潜在能力に感服するしかなかった。 とうとうきちゃったよ。・゚・(*ノД`*)・゚・。 山頂に!!子ども達全員連れて!! って感動よりも強風が気になり、早く降りたいw 近くにいたおじいちゃんに写真を撮ってほしいとお願いしてスマホを渡す。 3回撮ってくれていましたが… ズームになってるしーーーー!!il||li_| ̄|○il||li 全体が入る位置にまで下がって撮ってもらっているのに、6人がまるで入りきってない… おじぃーーちゃーーーん!! そういうオチ嫌いじゃないのよ!! でも時間もないし、撮ってもらってるのにまた撮ってとも言えないし、他の人にすぐ撮ってとも言えないし、それは参りますーーー!! お店に行ってソフトクリームは高すぎて買えないので、うまい棒を買いました(^^ゞ 今度は女性の方に撮って頂きました(●´ω`●)ゞ これで下山できます(*>ω<*) 日もだいぶ落ちてきて急いで帰りたいところ、登ってきた急坂は行きほどではないものの帰りも悩ませてくれました。 5の子の体からしては負担の大きい崖と化して、ひとつひとつの岩にしがみつきながら降りていく。 一番の難関を通り越したあと、3の子が「目になぁ6回も砂が入ったー!!」と言っている(*´ω`*) 6回ごときではなかったけどなぁと思っていると 5の子が負けじと「5の子もなぁー!!6回も石が入ってんでーー!!」 「ちょっと待って…6回も石が入ったら目ぇ潰れてまうで!!石は痛すぎやろ!!(笑)」 と言うと、ケラケラと笑っていた(*´艸`*) 過酷の中にもほのぼのした気持ちが、私を包み込ませてくれて幸せにしてくれていた(o´∪`o) だが本当の恐ろしさはここからだった… 5の子は本当によく頑張ってくれた。 あの一回だけおんぶと言ったものの、それからはおんぶとも抱っことも言わず、私と手を繋いで坂道を必死に降りてくれた。 2合目の休憩場所まで降りてきた時に、急に急停止ししゃがみこむ。 壊れたロボットのようだった。 そう…眠りについてしまったのだ。 くたくたになりながらも、あんなに頑張ったものね。 …では終われない(汗) ポリタンクにはまだお茶が余っていて、まだまだ1の子に持ってもらうには重たい。 でも持ってもらわざるをえない。 3の子4の子は先に大人のグループについていっていない。 2の子はこんなに疲れた中、荷物を持たされると察知し、3の子4の子の元へ行ってしまった。 1の子に5の子と私をロープで結んでもらっている間に、1の子がザックを二つ持つしか手段がなくなってしまったのだ。 もう太陽は落ちてしまっているのだ… ひどい仕打ちになってしまった。 2人で駆け足で降りていく。1の子が可哀想で仕方ない。 1合目につく頃には真っ暗に… だいぶ先に豆粒ぐらいの遠さに2人?3人?ぐらいの人がライトを持っているのが見える。 私たちを見ているようだが、まもなく下山し始めた。 そこからが悲惨。 今までは空が見えていたから良かったものの、木々の中の道に入り途端に真っ暗闇になり道が見えない。 まるで見えない。怖すぎる… 1の子がこんなに辛そうに苦痛の叫びを言っている姿を私は思い出すことが出来ない。 夜をなめていた… 今まで何度か暗闇に遭遇したものの、人間の住む町のあかりは広範囲に渡り暗い中にもうっすらと明るさを保っていたのでなんとか見えていたのだ。 昔に味わった一寸先は闇、はもう無いのだろうと思っていた。 なのに、こんなにも見えないなんて… 恐怖が全身を襲ってくる。 1の子にもこんな悲惨な状態を味あわせていると思うと、もう後悔とかそういうレベルでは済まされない状態であった。 もうダメだ…このままじゃ…もうダメだ… 「すみませーーーーん!!」 私は力の限り大きな声でだいぶ先にいた方達に呼びかける。 3度目ぐらいに私が呼び止めているに気付いてくれて、返事が返ってきた。 すがる思いとはこのことだと思う。 一緒に下山してほしいとお願いすると引き受けてくれました。 本当にありがとうございます。 この方達がいなかったらと思うと、背筋が凍る思いをしながら走りながら下山していく。 男性の方が1の子の荷物を一つ持ってあげると言ってくださって、感謝の気持ちと更に迷惑をかけてしまうことに申し訳ない気持ちで胸が痛くなった。 こんなに遠かったのだろうか… だいぶ走ったように思うものの、全然つかない。 登りよりも長く、相当長く感じる。 段々5の子と私を結び付けていたロープが脇腹に食い込んできて、痛くて冷や汗が出てくる。 でも止まりたいとは口が裂けても言えない。 もう足だけ動かしているものの、意識はここには置いておけない。 苦痛がひどすぎる。 あまりにも揺れていたせいか5の子が起きた。 「大丈夫?苦しくない?痛くない?」 私と同じ思いをしてたらと急いで聞くと 「大丈夫!痛くない!」 私はこんなに痛いのに不思議なものだ… 次は2~4の子が遭難していたらどうしよう… 不安がよぎる。 どこまで大人の方達と一緒だったのかも分からない。どうなっているのだろうか… まだつかないのか… なんて長いんだ… こんなことなら懐中電灯ぐらい何個も買っとけばよかった。 「ママーーー!!」 4の子の声が聞こえる。 「4の子ーーー!!」 会えてよかったーーー!!遭難してなくてよかったーーー!! もう感動しかない。 他の子たちのことを聞くと、先にいてるとのこと。 安堵で力が抜ける。 4の子はなぜか懐中電灯を持っていた。 もしかしてもらったのかなと思いながらも、下山するので必死だった。 やっとの思いで登山口にたどり着き、私たちに付き合ってくださった方に感謝の気持ちを告げて、ロープを外し寝転んでもだえたい気持ちを抑えながら、4の子に懐中電灯のことを聞くと、私たちが降りてきたのとそんなに時間が変わらなかったらしく、その方達に返したとのこと… え?いらっしゃってたの?だったらお礼言いたかったのに… ガーンil||li_| ̄|○il||li 私たちに関わってくださった方、本当に助かりました。 私もっとしっかりします。 ありがとうございました。+゚(゚´Д`゚)゚+。 やっぱりバスで帰りたいよね… 私も精神的に疲れたよ… ただ今のお時間、6時20分。 バスの時刻表をスマホで見ると、 「あった!!」 よく見ると近江長岡に行かない 「ないわ…」 長岡?に行くバスがあり 「あった!!」 でもこれそこに着くまでが長すぎる 「やっぱないわ…」 私やったら、どないやねん!!ってどっちやねん!!って突っ込むところ、誰も疲れててかそこについては触れない(汗) 「歩いて帰ろっか」 まぁブーイング。当たり前か。 バスで通った道から帰ろうやと言われ、そうしよっかと答えると 「これ右やったっけ?左やったっけ?」 そこーーー? そこ忘れたらあかんやろ(笑) GPSを見て「右や…行こう」 帰りに懐中電灯を買っとけばよかった話を1の子にすると 「そんなの当たり前やろ!こんなに夜も歩くこと多いのに何で買ってなかったのか分からん」 おっしゃる通りでございます(/´д`)/ ほんとごめんね… もう恐怖でしかなかったよね。 次の日早速買いに行くことにしました。 いつもなら「また山登りしようなぁ♪」と言うと5の子は「うん♪また山登りしようなぁ♪」と返してくれるのですが、すんごい重たい声で「いやや…」 あらら…めっちゃ引きずってますやん(^^ゞ もうあの山登らへんし行こうと言うと 「だって高いもん」 「次は低い山登るし」 「それでも高いもん」 あかん…もうこれはすごい拒否反応になってる… 無理やわ… とりあえず100均に行き、懐中電灯を3つ買う。 家に帰り電池を入れて使える状態にしたら、3の子4の子5の子が楽しそうに遊んでいる(o´∪`o) 5の子に「また山登りいこっか♪」と言うと 「うん!!早く行こう!!」 まじか(笑) 4の子も「山登り行きたーーい!!」 懐中電灯ってそんなに拒否反応を潰すほどの破壊力があったのかw すげ~w 5の子「山登り行って暗いとこ行こうなぁ♪」 そんな言葉が聞けるなんて(´。✪ω✪。`) 君たちが大好きなんだよーーー!! 時に階段から降りた4の子が「なんかなー階段から降りてたらなー足が痛いねん」と言う。 「それ…筋肉痛やーーー!!(笑)」 今回は全員筋肉痛になりましたw
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