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1Day 谷川連峰馬蹄形(右回り)

バンババンさん YAMAP Meister Gold

  • YAMAPマイスター:ゴールド
  • 自己紹介:2015年春まではクライミング(フリー、アルパイン、ボルダリング)が多かったですが、故障をきっかけに、登山、ハイキングが多くなっています。老いぼれかけた体に少々カツを入れ、岩場、急登、ロングコースをチョイスして歩いています。
  • 活動エリア:
  • 性別:男性
  • 生まれ年:
  • 出身地:
  • 経験年数:10年以上
  • レベル:初心者
  • その他 その他

谷川岳・七ツ小屋山・大源太山

2015/10/25(日) 18:51

 更新

1Day 谷川連峰馬蹄形(右回り)

公開

活動情報

活動時期

2015/10/24(土) 03:47

2015/10/24(土) 16:52

アクセス:270人

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 4,469m / 累積標高下り 4,470m
活動時間13:05
活動距離25.87km
高低差1,385m

写真

動画

道具リスト

文章

☆ 憧れ+試練
ついにやって来た、右回り馬蹄形へのアタック。2009年10月10日,左回りは制覇 (ちょっと大げさかな)していましたが、右回りが果たせずじまいでした。「試練と憧れ」といえば、剱の早月尾根を思い出しますが、谷川の馬蹄形も日帰りとなると、「憧れ」に「試練」がプラスされるルートでしょう。かつて(今でも?)日本三大急登と謳われた西黒尾根を登り、最後は 、白毛門から約1000メートル近くもの激下りが待っています。早月尾根を凌ぐ健脚 コースと言っても過言でありません。
 6年前と比べると大分スピートが落ちてしまいましたが、ロングコースをいくつかこなし、馬蹄形を踏破できるスタミナが備わってきた今がチャンスと思いアタックです。
予想所要時間12~13時間。日没までに下山できるか。

☆ 茂倉岳まで  森林限界をぬければ別世界へ!
 前日、水の紀行館泊。翌日土合駐車場に移動。車は5~6台停泊していた。支度をし ていると、2台やってきた。隣に車を停めたハイカー?に白毛門登山口を尋ねられる。話をすると、左回りの馬蹄形縦走だと言う。
 
 3:47出発 指導センターに登山届けを出し、真っ暗闇の中、西黒尾根登山口へ。ヘッドランプが光量が足りないのか、足下が見ずらく、ふらふらする。この時期にしては気温が高い。樹林帯を抜け、クサリバを数カ所通過(難しくはないが、足下が滑り、妙に力んでしまう)し、ラクダの背(標高1516M)でご来光。登山口から1時間ちょい歩いただけで早くも森林限界!行く先の真新しい岩に塗られた黄色ペンキが眩しい。オキの耳へ突き上げる東尾根の岩稜が目につく。
冬は素晴らしいナイフリッジの雪稜となる。
 肩の小屋付近から続く俎嵓の山稜は何度見ても飽きない。
 平標山への縦走路もまた健脚向けの素晴らしいルートだ。
 
 トマの耳までちょうど3時間。ロープウエイはまで動いていないせいもあり、 トマ、オキの耳には誰もいない。登って来る人も見あたらない。オキの耳のすぐ先、鳥居のある奥の院付近で単独の女性ハイカーとすれ違う。
 ノゾキ付近で、一ノ倉へ入っている仲間と無線機で交信すると、「今ひょんぐりの滝の先の 高巻を懸垂で降りるところ」だと言う。「見える見える!」と答えたところ(本当は遠 くて見えない)、「本当に見えるの?」と返ってきた(笑)。双眼鏡でもあれば見える だろうが、人間の視力では無理でしょう。おおよその位置は見当がつくので、あの辺り にいるのかなぁと想像する。
 先々週敗退した南稜から一の倉岳へ抜ける予定であった一ノ倉尾根も展望も申し分ない。あの時は下山が何と午後10時半になってしまった。先へ進むか戻るか究極の選択 を迫られビバーク一歩手前の緊迫した山行だった。無事下山できたのが何よりと思う 反面、あの岩稜線を歩けなかったのが心残りであった。

 一ノ倉岳を通過し茂倉岳で休憩。歩いてきた道とこれから先歩く道をゆっくり眺める。6年前は逆コースで茂倉岳への苦しい急登の際には天気が急変し、みぞれ混じりの雨でやられ難儀した覚えがある。この日は雲は出でいたが、ここまで概ね晴れていて写真 のとおりの見事な展望。

☆ジャンクションピークまで  癒しの笹原から後半試練のジャンクションピークへの登り
 武能岳へはおよそ400メートル近く下って、160メートル程登り返す。岩が少し湿って いて滑りやすく慎重にへっぴり腰で下って行く。この日、2人目のハイカーとすれ違う 。
 午前1時半に白毛門を発ち、平標山を越えて行くとのこと。超強者だ!

 武能岳で3度目の休憩。まだ、半分来ていない。天気が1日もってくれればと思う。
 
 蓬峠ヒュッテまでは250メートル下る。ヒュッテの手前の蓬峠から白樺小屋を経て旧国道または新国道から湯桧曽川沿いを歩き、そして土合橋の清水街道(国道291号)へのエスケイプルートとして利用できるようだ。

 蓬峠ヒュッテは黄色の小屋だったはずだが、・・・
 竣工記念プレートを見ると、「祝 新蓬ヒュッテ竣工 2015年8月吉日」と書いてあった。
 今年、建て替えたのだろうか?

 ここまでおよそ6時間。行程の約半分来た。日没までは7時間あるので余裕かなと思う。
 左手は蓬新道、10分ほど進むと、左手に分岐があった。後で地図を見ると「信玄ゆかりの道」と書いてあった。99年の昭文社マップには載っていなかった。

 七ツ小屋の山頂では大源太山を登ってきたハイカーと話しをする。ここまで10名程 度のハイカーとすれ違っただろうか。トレイルランナーもいた。標高1674メートルの七ツ小屋山から清水峠 までは200メートル下る。遠くから眺めると一面の気持ち良さそうな癒し系の笹原に見えるが、アップダウンが脚にジワジワと効いてくる。

 清水峠には、巡視道や謙信尾根、旧国道(清水街道)そして朝日岳への道が交錯している。スマホのバッテリーが30%を切ったので充電するとフリーズしてしま い、全く動かなくなった。再起動を何回か試し、ようやく起動した。ここまでの記録が消えてしま い、意気消沈。っと思ったらしっかり記録されていてホッとする。
 ジャンクションピークまで、およそ500 メートルの登りは苦しいながらも快調だった。意外と脚は元気だ。しかし、思ったよりも暑くて汗が出る出る。水が足りなくなりそうな気配。
 後半、喉の乾きが加速し、水分摂取量が増える。残り200ミリリットル。確か朝日岳の手前に水場があったはず、枯れていないことを祈る。

 ジャンクションピークから巻機山へ続く道は笹が腰辺りまであった。夏、ナルミズ沢の帰り、大烏帽子山手前の鞍部から歩いた記憶がある。ジャンクションピークまでと、ここから、土合橋までとても長くまた暑くで辛かった。

☆ジャンクションピーク~白毛門~土合橋  日没と競争
 朝日岳手前は、木道と癒しの池!高山植物の宝庫だそうだ。時期を選べば花も観賞できて満足度アップだろうに。
 朝日岳手前の宝川温泉への分岐から少し入ったところの水場へ急ぐ。あった、あった!水!水!水! 汚れたようなパイプから流れてくる水は見た目にはお腹が痛くなりそうな感じであったが、がぶ飲み。有り難くいただいた。
 朝日岳に1人。振り返ると、木道をこれ見よがしっぽくトレイルランナーが元気よく走ってくるのが見えた。朝日岳は素通りし、通過する。笠までも小刻みなアップダウンがいくつかあり、楽ではない。差を付けておこうとちょっと急いだが、やはり、トレイルランナーにはかなわない。

 笠ヶ岳でトレイルランナーと話をする。7時頃、土合いを出発したとか。荷物は流石軽そうだ。
 ここまで25名程度すれちがっただろうか、数えていたが、分からなくなった。

  白毛門までの間、一ノ倉方面でヘリのホバリ ング音が、不気味に暫く響いていた。逆光でヘリの姿は見えなかったかった。

 最後のピーク、白毛門に到着し疲れた脚をほぐす。朝日岳(1945M)から、笠ヶ岳(1852M)、白毛門(1720M)と除々に標高を下げてきた。ここからは、お待ちかね、およそ1000Mの激下り。
 時計を見ると3時を回っていた。

 松の木沢の頭までは急な岩場、苦手となってしまった下りは慎重に降りる。
 松ノ木沢の頭3時45分。後半もそれほどバテルことなく順調に歩いて来たはずだが、時間の計算間を違ったのか、ちょっとがんばらないと、日没には間に合わない。あと、800メートルの下降。

 日没が気になる。最近、最後の激下りはゆっくり降りようと思っていたのだが。
 森林限界も終了し、樹林帯入る。
 落ち葉の嵐に埋もれた小石に脚を取られ、すってんころりん。
 
 ちょっと、飛ばしていたつもりだったが、トレラン2名にあっさり抜かれる。7時半ころ出発とのこと。
それにしても、最後になって忙しぞ。時計とにらめっこしながら、急ぎ足。日没と競争する羽目になってしまった。
 常緑樹林帯に入った頃、太陽が山の向こうに沈み足下が見づらくなった。1ヶ月前に歩いていたので、ルートははっきり記憶に残っており、暗くなってもこまでくれば安心だ。
 何とか日没前の16時51分下山。やれやれ。

今朝、話しかけてきた左回り馬蹄系だと言っていた人の車は残っていた。 縦走路のどこかで、すれちがっていたのかもしれないが・・・
 下山後、着替えて返り支度をしている間に暗くなった。秋は日没後、暗くなるのが早い。


 
急登、健脚コースが好きな方のための参考文献
 山と渓谷2012年8月号 特集 日本の名急登100
     2003年3月号 特別企画 健脚コースを極める

コメント

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