大杉国見山 新緑を彩る花

満開のアカヤシオと石楠花を期待してYMAPにも登山ルートの記載のないこの山を登ることにした。結果としては、花の盛りは短いということ。アカヤシオはほとんどがピンク色からグリーン色に変わっていた。しかし、石楠花は満開のように見えた。 さて、天気は快晴、すれ違いのできない狭い道を走らせ、宮川ダム左岸の駐車スペースに 車を停めて、鉄製のつり橋を渡る。 渡って右折し、すぐに左側から山に入る。人工林、植林帯をひたすら登る。かなりの急登だ。1時間30分ぐらい歩くと稜線にでる。ここまで花はなくグリーンワールド。 中部電力の鉄塔を2基(No.7と6)通過する。 その後、山藤、オレンジ色の花をつけたツツジが気持ちを和らげる。期待していた石楠花やアカヤシオはまだ見えない。 ようやく石楠花のピンク色が見えた時は本当に嬉しかった。すると次々に満開の花をつけた石楠花が現れる。喜び過ぎて撮影し過ぎて時間が過ぎていく。 山頂が近づき緑のアカヤシオがほとんどであったが、ピンク色の花が残っている木もあった。青空にピンク色の花と新緑が美しい。数日前ならきっとアカヤシオの花は満開で、まさしくピンクワールドであったのだと思う。 結局、写真を撮りすぎて山頂まで4時間30分もかかってしまった。大台ｹ原など周囲の山々はよく見えた。 山頂で50分間のランチタイム、定番のカップヌードルに加えて、今日は端午の節句、粽と柏餅と珈琲。しかし、下山時間を考えると何となく慌ただしい。山頂は展望はない。 13時30分下山開始、16時10分下山。本日の登山者は4組8名のみ、登り始めるのも下山したのも最後であった。 結構きつい山。初心者はやめておいた方が無難、単独行も避けた方がいい。登山道には目印があるので、ほぼ迷わないが道標はなく、中部電力の鉄塔の案内表示が途中まであるのみ。ＧＰＳで確認しながら歩くのが良いと思われる。