活動データ
タイム
04:55
距離
6.8km
のぼり
682m
くだり
682m
活動詳細
すべて見るずっと行きたかった曽爾高原、カミさんと倶留尊山に登ってきました。 1ヶ月前にちりんさんが訪れ、2週間前にしゃあさんが奥様と一緒に訪れた曽爾高原。密かに計画を練っておりましたが、カミさんの体調がようやく戻ったので思い切って出かけました。しかし名古屋から西への移動は混雑がつきもの。東名阪は朝6時過ぎから渋滞が始まります。帰路も逆方向が午後には大渋滞。なので、4時発・早朝着、昼前には帰路につく計画を立てました。 名古屋からだと名阪国道から県道・名張曽爾線を通れば良いなと思ってたら、なんとこの道、9月から通行止めだったんですね! 仕方なく赤目林道を通り曽爾村へ抜ける予定外のルートに。こんなことなら先週同様、軽四駆で来ればよかったとビクビクしながら、漆黒の闇の中、細く曲がりくねった林道を山奥へ……。 すると、お約束のようにシカが登場!停車したクルマの目の前2mをゆっくりゆっくり、悠然と横切っていきました。養老山、八ヶ岳に次ぎ、3週連続で鹿に目の前を横切られていますが、何か良いことあるのかなぁ? ようやく山中を脱し、兜岳の脇を抜けて曽爾高原へ。有料駐車場まで上がって駐車しましたが、6時20分頃、クルマは4〜5台停まっていました。 駐車場の脇から高原に入り、朝の静けさの中、ススキが風に揺れる幻想的な風景に、圧倒されつつ高原の中ほどへ。日の出はとうに過ぎていましたが亀山から二本ボソに連なる稜線が朝日を遮り、高原一帯はまだ夜明け前の雰囲気。まだ人影も4〜5 人程度で、おとぎ話の中にいるような、素敵な風情にどっぷり浸かることができました。 …しかし、それも朝7時まで。高原の端に立つ国立曽爾青少年自然の家で「朝のつどい」が始まり、高原にラジオ体操やら案内アナウンスが響き渡ります。…昭和の香りが一層郷愁を誘って、それはそれで味があるかもしれませんが(笑)。 お亀池のほとりから亀山峠に登り、亀山方面へ稜線を少し歩いてから、再び峠に引き返し、倶留尊山に向かいました。この日は近畿地方で木枯らし1号が吹いた日。快晴の青空の下、峠や稜線には猛烈な北風が吹き荒れていました。 亀山からの稜線上にある、二本ボソと倶留尊山には入山料(500円)がかかります。二本ボソ前の管理小屋には管理人さんが常駐しているのですが、さすがに7時代は不在。料金箱に2人分の1,000円札を入れて入山しました(下山時に確認してもらいました。通常は入山料と引き換えに券が渡されます)。 二本ボソ、倶留尊山ともに紅葉がピークを迎え、稜線上も見下ろす山肌も錦のような美しさ! 登山道はよく整備され、急傾斜や岩場にはロープが張ってあったりと、管理される方の気遣いが感じられます(ロープを使わなくても十分上り下りできますが)。危険箇所は特にありませんが、稜線の東側は断崖のように切れ込んでおり、斜面は非常に急になっていますので、注意が必要です。その分、樹間に覗く眺望は絶景で、眼下に広がる麓の集落との高度差は400〜500mほども。先週の硫黄岳の爆裂火口に近い高度感があり、非常に爽快でした。 倶留尊山の頂上直前は岩場の連続になりますが、登りきって振り向くと二本ボソ方面の大パノラマが! 中心に色とりどりの紅葉に染まる二本ボソ、周囲の峰々の個性的な山肌が借景となり、思わず声を上げる絶景でした。 帰りは元来た道をそのまま戻ります。亀山峠まで出ると、時間は10時前。太陽が上に登り、高原全体を照らし始めて、早朝とは違う趣です。また、驚くほどたくさんの人が高原の道々にあふれ、峠から稜線には人の列が数珠繋ぎになっています。 ひょっとすると一年で一番人が多い時なのかもしれませんね。倶留尊山に向かう人もひっきりなし、あの静かな山頂が、1時間後には人でいっぱいになってしまうだろうなーと…。 急いで亀山に登り、再度、峠の一本道を通って、高原を散策してから帰路につきました。 有料駐車場には待ちのクルマが50台以上連なり、ファームガーデンあたりも駐車待ちのクルマが長蛇の列をつくっていました。…しゃあさんの助言の通り、朝早く来て正解だったとつくづく思いました。 他にない素晴らしい風情の曽爾高原、人気があるのも頷けます(でも人混みは苦手です…)。カミさんも曽爾高原、倶留尊山ともに大変気に入ってくれました。次回は別の季節(緑が濃い時期)にも訪れてみたいと思います!
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