桑崎山（ぎふ百山66座目）残雪無く激薮で心が折れそうに

この山は薮山であることは分かっていた。 標高が1728mもあるので残雪があり楽に登れると思っていた。 しかし甘かった、、雪は解けてしまい全く無くなっていた・・ ということで薮山に突っ込むことになってしまった・・ 登ろうとする方や興味がある方はご注意ください！ 残雪が有れば楽でしょうが、無雪期は激薮で登山はめちゃ苦しいです！ また頂上からの展望はほとんどありません・・ 激薮なので地図読みが出来ない方はダメです！ 地図読みが出来てもコンパスは絶対に必要です！ ガスってきたら即撤退してください！ 立ちはだかる薮で普通の登山道に比べ数倍疲れ体力がいります。 登山道は無いのでテープやリボンでマークしながら登りましょう～ ぎふ百山を目指す方以外は登らない方がいいでしょう・・ なので登山レベルは無雪期は上級者、残雪期で中級者とした。（私は無謀な初級者だけど） だけど、こんな山登る人はほとんどいないでしょうね～ GWのいい天気、この日も私だけでした！ アクセスはスーパーカミオカンデがある岐阜県飛騨市神岡から県道484号線を打保へ向かう。 森茂の集落で県道は左折するがそこは直進に大規模林道を進む。 大規模林道とはいえめちゃ広くて走りやすい！ 牧歌的な景色がいいところを走ると峠にくる。 ここが山吹峠で車が10台ほど停められる駐車場がある。 ここに車を停めて登山を開始！ 駐車場奥右側に赤テープがありそこから尾根に取りつく。 登り始めて5分くらいまではたいした薮ではないが、その後からは 薮がどんどんと濃くなってくる・・ 帰りのために赤テープでマーキングをしながら登る。 先人の付けたピンクリボンもあり頼りにしながら登る。 中間付近まで来ると激薮となり漕いでも足や体にに引っかかったりもがく・・ 埃も凄く体に悪そうだ！ 体力も使い喉もかわく・・ 辛い！大変だ！ 心も折れそうだ！ もう敗退しようか・・ でももう少し頑張れば！ 葛藤しながら登る！ 誰だこんな山を、ぎふ百山に選定したのはι(｀ﾛ´)ノ たまに薮が薄くなるところはあるが、ほんのつかの間だ・・ さらに背丈をはるかに上回る薮も現れるが、そこは逆に漕ぎやすかった。 もう少しだ！もう少しだ！頑張れと自分を励ましながら頂上付近に到達。 頂上付近は平で薮と樹林でどこが頂上なのか分からない・・ YAMAPの地図でルーファイしながら探していると十文字が彫られた石板が置かれていた。 地図とほぼ同じなのでここが頂上と判断した。 頂上の銘板などは見当たらない・・ この石板一辺が40cm、厚さが10㎝くらいで長さ30cm、幅15cmの長方形の石に置かれていたけど、 三角点でもないみたいだし、いったい何だか初めて見たので分からない。 この先にも同じくらいのおピークがありそちらにもピンクリボンが有ったが 薮を漕ぎたくないので行かなかった。 さあ、下山だがいきなり方向を間違ってしまうくらい薮はきつい！ ちょっとでもリボンなどを見失ったらルーファイしながら行く。 それでも自分の付けた赤テープは20か所くらいなのに下りは5か所くらいしか確認できなかった・・ 自分のルーファイの技術力の無さに情けなくなった・・ しかも手袋とコンパスを落としてしまった・・ 薮漕ぎで体中とザック、靴が埃と笹のゴミだらけになってしまった・・ あまりにも汚れたので服と靴は着替えた。 この山は距離が短いものの、雪の無い藪山がこんなにも大変だと身に染みて感じた！ 登山口にトイレ無し コンビニ：神岡にデイリーヤマザキ