紅葉まみれの24 TWENTY FOUR②(夕駆けの由布岳)

2015.10.25(日) 日帰り

活動データ

タイム

02:17

距離

5.3km

のぼり

599m

くだり

598m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 17
休憩時間
8
距離
5.3 km
のぼり / くだり
599 / 598 m

活動詳細

すべて見る

「おマゾ24 twenty four」後半戦 三俣山と大船山に登ったが、お目当の紅葉には出会えず…。しかしながら、九重連山の壮大な景色を堪能することができ、今回のルートはかなり楽しむことができた。次は百名山の久住山に登り、そして坊がつるでテント泊をするという目標もできた。 そんな九重を後にするのは名残惜しいが、僕は行かねばならない。本当は、温泉にゆっくり浸かりたいところだが、心の中の女王様が許してくれるはずがない。 そして、女王様はこう言う。「由布岳に登れ!」 【10/25(日) 14:51】  「まだ歩いていますか?」 というlineが入る。 モリヤンさんからだ。彼らは朝から由布岳に登り,そして今は湯布院を散策しドラッグコスモスの駐車場にいるとの事だ。そんなところで何やってんだ??と思いつつ、一応「もう一度由布岳に登りませんか?」と誘ってみる。言うまでもなく拒否された(笑)   【10/25(日) 15:05】  湯布院に到着。そしてそのまま由布岳を目指す。  運転中ふと横を見るとそこには「ドラッグストア コスモス」が…。モリヤン…?  山行記録のコメント欄では、モリヤンさんとアベノミクスについてや集団的自衛権の行使について等々、日本の将来について熱く討論している仲なのだが、実際にはまだ会った事がない。  時間はないがこれも何かの縁、モリヤンさんに会いにコスモスの駐車場に入る。そして、モリヤンに電話をかけてみる。すると目の前に携帯電話を耳にあてているちょいワルおっさんがいるではないか!?  「モリヤンさん」、「よっしーさん」と声を掛け合い握手を交わす。  この光景を見ていたコスモスの来客者達は、当時のロナルド・レーガン米大統領と中曽根康弘首相が「ロン」「ヤス」と呼び合い握手をしている光景を思い出したことだろう。  この後、ふたりで記念写真を撮り、そしてTPP問題について話をしようとしたのだが、僕はどうしても由布岳に向かわねばならず、泣く泣くモリヤンと相棒のたかさんと別れコスモスを後にした。 【10/25(日) 15:30】  由布岳正面駐車場に到着する。もう登山者の車は殆ど止まっていない。  膝の痛みが激しさを増していたため、本日3回目のロキソニンを注入する。  正直言って、もう登りたくない。19:00にレンタカーを返却しないといけないので、18:00にはこの駐車場には帰ってこないといけない。そうすると遅くても17:00には下山をし始めないと間に合わない。今から準備してスタートしたら、山頂には1時間20分で着かなくてはならない計算となる。こんな負け戦をするよりも、ゆっくりと湯布院で温泉に入る方が・・・・と考えていると、なんと、先程別れたモリヤンさんと相棒のたかさんが僕を監視、いや、見送りに来てくれたではないか!!!  くっ、これでは「由布岳に登るの止めました」なんて口が裂けても言えないじゃないか…。  これで覚悟を決める事ができた。身支度を行い、二人に見送ってもらい出発をする。  でも、モリヤンさんと相棒のたかさんの見送りは本当に嬉しかった!ありがとう! 【10/25(日) 15:35】  由布岳正面登山口の駐車場を出発し由布岳を目指す。  登山口までは緩やかな斜面を歩いて行くのだが、足が重くなかなか進まない。九重でのダメージは結構デカいようだ。 【10/25(日) 15:45】  由布岳正面登山口に到着する。ここから登山道に入る。今朝登ったモリヤンさんのアドバイス通り、よく整備された非常に歩き易い登山道だ。しかし、足が進まない。スピードを上げないとタイムリミットの17:00 までに山頂に辿り着く事はできないが、どうしてもスピードが上がらない…。  登山道では、意外にも下山する方々が多く、まだこれ程の登山者がいたのかと驚く。 【10/25(日) 16:05】  西登山道との合流点に着く。ベンチに倒れ込む。  もういいじゃないか…。どうせ間に合わない。  そんな弱気が僕の心を支配し始める。  いや、モリヤンさんとたかさんに登ると言ったからには、やらねばならない。そう自分に言い聞かせ先に進む 【10/25(日) 16:40】  もうダメだ間に合わない…。膝も腰も痛い。まだ山頂まで1,200mもある。絶望的だ。  「下りるか…?」  いやダメだ。17:00まで登ると言ったじゃないか…。  自分の弱さと戦いながら、先に進む事を選択する。  途中、ハロウィン登山をし下山していた可愛い男女とすれ違う。元気を貰った! 【10/25(日) 17:00】  ダメだった…。あと10分あればマタエまでは行けたはず。もう少し急げたのではないのかと自分を責める。  でも、これが今の自分の実力。素直に受け入れることとし、次回リベンジすることを胸に誓う。  そして下山開始。走るように下った。 【10/25(日) 17:50】  由布岳正面駐車場に到着 これで、僕の「おマゾ山行24 twenty four」が終了した。 いや、終了していない。本当の恐怖はこれからだった…。 19:00にレンタカーを返却し、20:50に別府発八幡浜行きのフェリーに乗船。23:20に八幡浜港に到着し、02:00に自宅到着。そして06:00に起床し出社。 自分で言うのもおかしいが、僕は何か間違っている。狂っている…。 大分まで来て温泉どころかお風呂にも入っていない… お土産すら買う時間がなかった… 山に関する事以外は何も出来なかったが、九重連山を訪れることができ、そして、次回、由布岳に登るという楽しみもできた。そして、ドラッグストアの駐車場であるが、モリヤンさんとたかさんに会えることもできた。 心残りが無いと言えば嘘になるが、本当に満足の行く24Hであった。 そして、また来年、必ず九重連山、そして由布岳に登ろうと心に誓った。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。