小金ヶ嶽とクリンソウの御嶽

2018.05.12(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 14
休憩時間
1 時間 12
距離
9.3 km
のぼり / くだり
899 / 895 m

活動詳細

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 多紀連山は、丹波篠山の盆地の北側に東西に連なる700〜800m級の連山で、岩場が少しあります。最高峰の御嶽(三嶽)の山頂南の谷間には、クリンソウの大群落があり、これもぜひ見てみたいところです。この日は連山のうち、御嶽と小金ヶ嶽に登りました。  車を御嶽と小金ヶ嶽の鞍部にある大タワの駐車場に置き、まずは小金ヶ嶽へ。最初は檜や杉の植林を登りますが、途中から自然林になり、岩場も徐々に出てきます。鎖のついた岩場も何箇所か登っていくと、突然、標高725mの山頂広場に。眺望はなかなか素晴らしく、長老ヶ岳や地蔵山~愛宕山の尾根が確認できました。天気が良ければ青葉山や六甲山まで見渡せるようです。ここからの下りも岩場の急降下。岩尾根を慎重に下っていくと、福泉寺跡。ここから谷に下っていきますが、その途中で今日最初のクリンソウに出会いました。ちょっとした群生地もあり、久々の出会いに嬉しくなりました。このあと谷をひたすら下ると、林道に出て、集落へ。小金口から、火打岩(ひうちわん)の集落を通り、御嶽登山口の方に向かっていきます。  御嶽登山口からしばらくは、かなりの急登。しばらく下りに慣れた体にはきつい登り。尾根に乗ってから先は登りも緩み、ほっと一息。鳥居堂跡で昼食タイムとしました。もう少し登ったところがクリンソウ群落への入口。パンフレットによると、日本列島西南限の分布だそうで、しかも日本有数の面積を誇るそうです。谷と谷に囲まれた傾斜地にある大群落は、きれいに咲いていました。他では見たことのない規模でした。一見の価値ありです。  登山道に戻り、御嶽の最後の登り。ここも少し岩が出てきますが、小金ヶ嶽よりは少ない目。最後に植林が出てきて、一等三角点のある793mの山頂へ。あとは、展望のよい尾根を東に下れば駐車した大タワに下りつきます。

御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 大タワの駐車場から見上げる御嶽。山頂はもう少し奥です。
大タワの駐車場から見上げる御嶽。山頂はもう少し奥です。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 案内図で確認。大タワは標高512mあります。
案内図で確認。大タワは標高512mあります。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 小金ヶ嶽の登山口です。
小金ヶ嶽の登山口です。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 ニシキゴロモ(シソ科キランソウ属)
ニシキゴロモ(シソ科キランソウ属)
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 この辺のマムシグサは、ムロウテンナンショウというのがあるですが、これは普通のマムシグサ(サトイモ科テンナンショウ属)かな?この種類も同定難しい😓
この辺のマムシグサは、ムロウテンナンショウというのがあるですが、これは普通のマムシグサ(サトイモ科テンナンショウ属)かな?この種類も同定難しい😓
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 今日は7人で登ります。
今日は7人で登ります。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 岩が出てきました。
岩が出てきました。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 鎖場
鎖場
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 鎖場の急登
鎖場の急登
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 御嶽が見えてきました。
御嶽が見えてきました。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 もうちょい。
もうちょい。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 右はさっき越えてきた峰です。稜線に岩がいっぱい。
右はさっき越えてきた峰です。稜線に岩がいっぱい。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 山頂到着です。45分ほどの登りでした。
山頂到着です。45分ほどの登りでした。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 遠方に見えるのは丹波長老さん、長老ヶ岳917m。その左から頭を出すのは、頭巾山871mのようです。
遠方に見えるのは丹波長老さん、長老ヶ岳917m。その左から頭を出すのは、頭巾山871mのようです。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 こちらも最遠方に、京都の地蔵山947m~愛宕山924mの稜線が見えています。愛宕山まではほぼ35km。
こちらも最遠方に、京都の地蔵山947m~愛宕山924mの稜線が見えています。愛宕山まではほぼ35km。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 岩場の急降下。
岩場の急降下。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 モチツツジ(ツツジ科ツツジ属)もうモチツツジの季節なんですね。花枝などがねばねばするのでこの名前。
モチツツジ(ツツジ科ツツジ属)もうモチツツジの季節なんですね。花枝などがねばねばするのでこの名前。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 今日初めてクリンソウ(サクラソウ科サクラソウ属)に出会いました。ちょっとした群落です。
今日初めてクリンソウ(サクラソウ科サクラソウ属)に出会いました。ちょっとした群落です。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 アップで。
アップで。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 タニギキョウ(キキョウ科タニギキョウ属)クリンソウと同じように、谷間に咲く花です。
タニギキョウ(キキョウ科タニギキョウ属)クリンソウと同じように、谷間に咲く花です。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 チャルメルソウ(ユキノシタ科チャルメルソウ属)のようです。花が終わって、果実になりかけています。この果実がラッパ(チャルメラ)の先に似ているので、この名前が付いたそうです。
チャルメルソウ(ユキノシタ科チャルメルソウ属)のようです。花が終わって、果実になりかけています。この果実がラッパ(チャルメラ)の先に似ているので、この名前が付いたそうです。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 ヤマクワガタ(ゴマホハグサ科クワガタソウ属)本州中部の深山から亜高山にかけて分布する多年草。
ヤマクワガタ(ゴマホハグサ科クワガタソウ属)本州中部の深山から亜高山にかけて分布する多年草。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 タニウツギ(スイカズラ科タニウツギ属)この花も初夏を連想させる花です。
タニウツギ(スイカズラ科タニウツギ属)この花も初夏を連想させる花です。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 谷間の堰堤の上にもクリンソウのやや規模の大きい群落がありました。
谷間の堰堤の上にもクリンソウのやや規模の大きい群落がありました。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 林道から、山里に出てきました。しばらくは、里の花です。
キンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)独特の艶のある黄色い花。
林道から、山里に出てきました。しばらくは、里の花です。 キンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)独特の艶のある黄色い花。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 ハルジオン(キク科ムカシヨモギ属)
ハルジオン(キク科ムカシヨモギ属)
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 ブタナ(キク科エゾコウゾリナ属)花はタンポポやコウゾリナとよく似ていますが、葉は根生の細いものです。
ブタナ(キク科エゾコウゾリナ属)花はタンポポやコウゾリナとよく似ていますが、葉は根生の細いものです。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 ハナニガナ(キク科ニガナ属)春に咲くキク科の小さな花です。ニガナは、舌状花が5個なのに対し、このハナニガナは7~11個ほどあります。
ハナニガナ(キク科ニガナ属)春に咲くキク科の小さな花です。ニガナは、舌状花が5個なのに対し、このハナニガナは7~11個ほどあります。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 コガクウツギ(ユキノシタ科アジサイ属)
コガクウツギ(ユキノシタ科アジサイ属)
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 シャガ(アヤメ科アヤメ属)
シャガ(アヤメ科アヤメ属)
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 火打岩の集落まで来ました。
火打岩の集落まで来ました。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 ニホンカワトンボ(カワトンボ科カワトンボ属)
ニホンカワトンボ(カワトンボ科カワトンボ属)
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 さあ、御嶽がまた近づいてきました。
さあ、御嶽がまた近づいてきました。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 ここが登山口。民家の間を分け入るような感じ。
ここが登山口。民家の間を分け入るような感じ。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 ここからしばらく、かなりの急登でした。
ここからしばらく、かなりの急登でした。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 尾根に乗ってから先は、傾斜が緩みました。
尾根に乗ってから先は、傾斜が緩みました。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 クリンソウ群生地への入口。
クリンソウ群生地への入口。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 レンズをズームから100mmマクロに付け替えて、気合い入れて撮ります。
レンズをズームから100mmマクロに付け替えて、気合い入れて撮ります。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 よく咲いてますねぇ。
よく咲いてますねぇ。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 川のきらめきをぼかして・・・
川のきらめきをぼかして・・・
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 最後はドアップで。黄~オレンジ~ピンクのグラデーション。ちょっと考えつかないような配色ですよね。
最後はドアップで。黄~オレンジ~ピンクのグラデーション。ちょっと考えつかないような配色ですよね。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 再び登山道に戻り、急登を登ってくると、見晴らしのきく岩の上に出ました。火打岩の集落が小さく。
再び登山道に戻り、急登を登ってくると、見晴らしのきく岩の上に出ました。火打岩の集落が小さく。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 西ヶ嶽727m。今日は登りませんが、連山の一つ。
西ヶ嶽727m。今日は登りませんが、連山の一つ。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 小金ヶ嶽。こちらはさっき登った峰です。
小金ヶ嶽。こちらはさっき登った峰です。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 もうしばらく岩の尾根を登り、最後に植林地を登ると・・・
もうしばらく岩の尾根を登り、最後に植林地を登ると・・・
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 御嶽の山頂です。
御嶽の山頂です。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 一等三角点「御岳山」793.2m。
一等三角点「御岳山」793.2m。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 ここからも長老ヶ岳。
ここからも長老ヶ岳。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 山頂東の神社マークのところは、石のお堂が。
山頂東の神社マークのところは、石のお堂が。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 小金ヶ嶽を見下ろしています。
小金ヶ嶽を見下ろしています。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 ウスアカオトシブミ(オトシブミ科)葉を丸める甲虫です。
ウスアカオトシブミ(オトシブミ科)葉を丸める甲虫です。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 最初は尾根を緩く下りますが、このあと階段の急降下。
最初は尾根を緩く下りますが、このあと階段の急降下。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 ヤマフジ(マメ科フジ属)
ヤマフジ(マメ科フジ属)
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 大タワの駐車場がかなり下の方向に見えてきました。
大タワの駐車場がかなり下の方向に見えてきました。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 大タワの駐車場に戻ってきました。
大タワの駐車場に戻ってきました。
御嶽(三嶽)・小金ヶ嶽・西ヶ嶽 君もこんど帽子かぶって山行く?寝てばかりじゃなく・・・。
君もこんど帽子かぶって山行く?寝てばかりじゃなく・・・。

活動の装備

  • ペンタックス(PENTAX)
    Macro SMC-FA100mm

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