活動データ
タイム
09:33
距離
18.2km
のぼり
1583m
くだり
1585m
活動詳細
すべて見る冬山になる前の荒島岳に行ってきました。 よく歩かれている勝原(かどはら)コースも深田久弥が歩いた中出(なかんで)コースも両方歩きたいと思い、勝原スキー場の駐車場に車を止めて登り、中出登山口に下りました。中出登山口の最寄りの下唯野駅から勝原までは2駅ですが、ちょうどいい列車がなさそうだったので(列車は1日5本くらい)5㎞ほどの国道歩きをすることにしました。結論から言うとこの国道歩きはめちゃめちゃ大変でお勧めできません。何が大変ってとにかく危ないのです。人が歩けるスペースがほとんどない上に車がびゅんびゅん飛ばす道なので、安全の確保にかなり気を遣って歩く必要がありました。 この日神戸を出たのは3時前、勝原スキー場の駐車場に着いたのは6時過ぎでした。 まずはしゃくなげ平経由で荒島岳山頂を目指します。紅葉は終わりかけではありましたが、まだまだ人眼を楽しませるのに十分な色づきを残していました。 因みにこのコース、急登との噂を聞いていましたが、どこにでもあるような登りに感じました。有名なもちがかべも拍子抜けな感じで、小1の娘も「ぜんぜん大変なところなかったね」と言っていました。ただ、滑落事故が起こっているのも事実ですし、全体的に滑りやすくはあるので用心は必要です。 この日の天気は目まぐるしく変わり、曇りから青空が垣間見えたり、雨が降ったり上がったり、頂上近くでは雪まで降りました。頂上に着いた頃には軽く吹雪いており、凍えるような寒さでした。展望はゼロでしたが、もしかしたら初雪かもしれない雪に出会えたのはよかったです。(結局積もることはなく、念のためもって行ったチェーンスパイクを使うことはありませんでした。) 雪の中で昼飯を食べる訓練がしたいという私の希望は、他の家族3人の大ブーイングにより即却下され、写真を取って、神社にお参りをしてそそくさと下山しました。頂上滞在はたったの15分。頂上でのんびり過ごすのが好きな我々にとってたぶん最短記録です。 しゃくなげ平に戻って昼食(このときの天候は曇り)。下山路はは中出コースを行きます。途中寄った小荒島からは下界や近辺の山の展望が得られましたが、荒島岳山頂付近はガスに覆われていました。 中出コースも紅葉が少し残りつつ、登山道は落ち葉でふかふかでなかなかいい雰囲気でした。 一気に登山口まで降りた後は車道歩きです。国道まではのどかで癒される農村地帯を歩きます。 冒頭にも述べた通り、そのあとの国道歩きが一番大変でした。スノーシェッドやトンネルもいくつか通過しますし、カーブが多くて見通しも悪く車にひかれる危険が伴います。その時々で左右のできるだけ危険の少ない方を選んで歩いたり、ストックを掲げて振りながら歩いて車に自分の位置を知らせたり、スノーシェッドでは車が通過するたびに欄干のコンクリートに登ったりと、1時間半精神的にかなり消耗しました。 勝原の駐車場着は16時半前。暗くなる前に戻ることができてよかったです。 帰りは越前大野で1泊して帰りました。越前大野は町のいたるところに名水の湧く、風情のある城下町で、とても気に入りました。 泊まったのは名水百選の御清水(おしょうず)のそばにある大清水旅館。小さな昔ながらの旅館ですが、趣があり、手入れも行き届き、ご主人と女将さんの人柄もよかったです。料理は決して豪勢でなく、日本の家庭料理という風ですが、どれを食べても美味しかったです。それに、度肝を抜かれたのが炭火で焼いた一匹丸まんまの鯖。とても美味でした。因みにこの旅館、水道の蛇口をひねると御清水が出てくるそうで。つまり、顔を洗うのも歯を磨くのも、お風呂も名水百選ということです。なんという夢のような世界でしょうか。これで1泊2食付き7,000円は大満足でした。 行動時間 7:15+国道歩き1:20+頂上滞在0:15+昼飯0:45 コースタイム(国道除く)7:35 APC値(国道除く)0.96
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