白沢五山(箱ノ倉山、前山)

2018.05.20(日) 日帰り

活動データ

タイム

02:37

距離

6.9km

のぼり

419m

くだり

432m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 37
休憩時間
11
距離
6.9 km
のぼり / くだり
419 / 432 m
4
22
9
10
31

活動詳細

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仙台から西方へ、奥羽山脈を突っ切って山形へ向かう、JR仙山線。宮城県は秋保温泉の玄関口である『愛子駅(あやしえき)』を過ぎてしばらくの後、左手の車窓に、ほぼ同高の山が五つ、並んで峰を連ねる姿に目を惹かれる。これらは周辺の地名である『白沢』の名を冠して、『白沢五山』と呼ばれている。 そんな『白沢五山』であるが、5月下旬には青紫色の花をつける、『ヒメシャガ』の群生地としても、県内の登山者たちにその名を知られる存在だ。また、五山のうち『箱ノ倉山』および『前山』の2座を結ぶルートは整備状況も良好で、手軽なハイキングコースとなっている。 筆者も、丁度昨年の同時期に一度足を運んだことがあったのだが、この度、気分転換に再び訪ねてみることにした。昨年の山行の際にも思わず惹き込まれた、青い花園への憧憬を胸に出発だ。     <注意事項> ・JR愛子駅から今回のアクセスに利用したバスに乗る場合、駅前ロータリーのバス停から発着する訳ではないことに注意。駅から1分ほど歩いた、国道沿いのバス停より乗車できる。

仙台市 登山口最寄りのバス停である『上愛子小学校前』より出発。
なお、鉄道の最寄り駅はJR仙山線の『陸前白沢駅』であるが、こちらは列車の本数が少ない。一方で、隣の『愛子駅』へ停車する列車は比較的多いため、そちらから仙台市営バスを利用するのがお勧めだ。
登山口最寄りのバス停である『上愛子小学校前』より出発。 なお、鉄道の最寄り駅はJR仙山線の『陸前白沢駅』であるが、こちらは列車の本数が少ない。一方で、隣の『愛子駅』へ停車する列車は比較的多いため、そちらから仙台市営バスを利用するのがお勧めだ。
仙台市 車道を少々歩いたのち、左手奥に見えてくる水道施設の脇が登山口となる。
イノシシ除けの扉を開けたら、いざ登山道へ進出だ。
車道を少々歩いたのち、左手奥に見えてくる水道施設の脇が登山口となる。 イノシシ除けの扉を開けたら、いざ登山道へ進出だ。
仙台市 木立の間に足を踏み入れると、それまでは見られなかった、可憐な紫色の花たちが道端に現れる。これが『ヒメシャガ』だ。
木立の間に足を踏み入れると、それまでは見られなかった、可憐な紫色の花たちが道端に現れる。これが『ヒメシャガ』だ。
仙台市 鉄塔の奥にそびえ立つのは、『白沢五山』の西側に隣接する『戸神山』。互いの登山口は同じ道路を挟む形で近接しているため、縦走される方も多いようだ。
鉄塔の奥にそびえ立つのは、『白沢五山』の西側に隣接する『戸神山』。互いの登山口は同じ道路を挟む形で近接しているため、縦走される方も多いようだ。
仙台市 登山口より30分ほど歩いた分岐点を左に折れ、急登を登ると『箱倉山』の山頂へ辿り着く。参考にしたガイド本によれば、最初のバス停付近の小学校が見通せるとの事であったが、此度は周囲が刈り払われていないためか、展望はあまり望めなった。
登山口より30分ほど歩いた分岐点を左に折れ、急登を登ると『箱倉山』の山頂へ辿り着く。参考にしたガイド本によれば、最初のバス停付近の小学校が見通せるとの事であったが、此度は周囲が刈り払われていないためか、展望はあまり望めなった。
仙台市 『箱倉山』から降り返して先へ進むと、登山道は急に狭くなり、道端に生い茂る草葉が行く手を遮る。ただ、道程自体は高低差が極めて少ない尾根歩きで、ほとんど散歩の感覚で楽しむことが出来た。
『箱倉山』から降り返して先へ進むと、登山道は急に狭くなり、道端に生い茂る草葉が行く手を遮る。ただ、道程自体は高低差が極めて少ない尾根歩きで、ほとんど散歩の感覚で楽しむことが出来た。
仙台市 昨年訪ねた際には、そこかしこに咲き誇っていたヒメシャガであるが、今回はまだ蕾を閉じている個体も多く、開花の全盛期を楽しむには、残念ながら少々早かったようである。
昨年訪ねた際には、そこかしこに咲き誇っていたヒメシャガであるが、今回はまだ蕾を閉じている個体も多く、開花の全盛期を楽しむには、残念ながら少々早かったようである。
仙台市 この日は前日の降雨により、日当たりの悪い箇所ではぬかるんでいる箇所も多かった。
それが危険に直結するような箇所は無かったが、ズボンの裾が汚れるのを目にするたび、ゲイターを持ってくれば良かったと後悔する羽目に。
この日は前日の降雨により、日当たりの悪い箇所ではぬかるんでいる箇所も多かった。 それが危険に直結するような箇所は無かったが、ズボンの裾が汚れるのを目にするたび、ゲイターを持ってくれば良かったと後悔する羽目に。
仙台市 快調に歩み続けていた筆者ではあったが、いつの間にか途中の『ゴロ山』への分岐を見落としてしまっていた。『ゴロ山』は『白沢五山』にはカウントされていないピークではあるものの、今回予定していたルートにおいては最も標高の高いポイントで、見逃すわけにはいかない。
よりにもよって、最後のピークである『前山』の目前でそれに気付き、慌てて引き返す。写真は、間抜けにも見落としていた件の分岐点である。
快調に歩み続けていた筆者ではあったが、いつの間にか途中の『ゴロ山』への分岐を見落としてしまっていた。『ゴロ山』は『白沢五山』にはカウントされていないピークではあるものの、今回予定していたルートにおいては最も標高の高いポイントで、見逃すわけにはいかない。 よりにもよって、最後のピークである『前山』の目前でそれに気付き、慌てて引き返す。写真は、間抜けにも見落としていた件の分岐点である。
仙台市 ともあれ、先に述べた通り、此度の最高地点である『ゴロ山』の山頂へ。北西方面には『後白髭山』を望むことが出来るが、木々に阻まれその展望は微妙である。
予定をややオーバーしていたため、休憩もそこそこに再び出発。
ともあれ、先に述べた通り、此度の最高地点である『ゴロ山』の山頂へ。北西方面には『後白髭山』を望むことが出来るが、木々に阻まれその展望は微妙である。 予定をややオーバーしていたため、休憩もそこそこに再び出発。
仙台市 今回最後のピークである『前山』の山頂は、登山道のちょっとした脇に位置している。
残念ながら展望は御覧の通りであるため、足早に下山の途に就くことにした。
今回最後のピークである『前山』の山頂は、登山道のちょっとした脇に位置している。 残念ながら展望は御覧の通りであるため、足早に下山の途に就くことにした。
仙台市 『前山』山頂の先は、急な下り坂となる。
『前山』山頂の先は、急な下り坂となる。
仙台市 時折、崖っぷちの狭路に気を付けつつ進むと、『牛頭天皇神社(ごずてんのうじんじゃ)』に辿り着く。
ここまでの無事の山行に感謝し、手を合わせた。
時折、崖っぷちの狭路に気を付けつつ進むと、『牛頭天皇神社(ごずてんのうじんじゃ)』に辿り着く。 ここまでの無事の山行に感謝し、手を合わせた。
仙台市 引き続き、急な石段を下ると参道の入り口である鳥居が見えてくるが、ここをくぐると、途端にヒメシャガの姿を見かけなくなる。
引き続き、急な石段を下ると参道の入り口である鳥居が見えてくるが、ここをくぐると、途端にヒメシャガの姿を見かけなくなる。
仙台市 そのすぐ先に張り巡らされた、イノシシ除けの柵に設けられた扉を開けたら、下山完了だ。
そのすぐ先に張り巡らされた、イノシシ除けの柵に設けられた扉を開けたら、下山完了だ。
仙台市 タンポポが綿毛を茂らせる畦道を歩いて、住宅近辺の車道へ合流。
タンポポが綿毛を茂らせる畦道を歩いて、住宅近辺の車道へ合流。
仙台市 しかる後に、ゴール地点となるJR仙山線『陸前白沢駅』へ到着。写真奥の右側は、今回その頂を踏んだ『箱倉山』、左側は同じく『前山』。
ややグダグダになってしまったものの、『白沢五山』の春の息吹をのんびりと楽しむ事のできた山行となった。
しかる後に、ゴール地点となるJR仙山線『陸前白沢駅』へ到着。写真奥の右側は、今回その頂を踏んだ『箱倉山』、左側は同じく『前山』。 ややグダグダになってしまったものの、『白沢五山』の春の息吹をのんびりと楽しむ事のできた山行となった。

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