ミズバショウの花が咲く取立山

2018.05.20(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 47
休憩時間
31
距離
6.3 km
のぼり / くだり
547 / 551 m
1
26
58
17
55

活動詳細

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 福井の取立山は、石川との県境にある1307mの山ですが、山頂の北東、こつぶり山との鞍部にあるミズバショウの自生地でも名高い山です。5月も下旬に入りましたが、自生地周辺には残雪がそこそこあり、残雪に近い所ではまだ咲きかけの状況。離れたところではもう散りかけの花もあって、いろんなフェーズの花を見ることができました。  このほかにも、ピンクのミヤマカタバミ、サンカヨウ、イワナシ、イワウチワ、ショウジョウバカマ、ミツバノバイカオウレン、ユキグニミツバツツジなどが咲き、花の多い山でした。  また、こつぶり山や取立山の山頂からは、残雪の白山、別山、大日山、経ヶ岳など眺望も楽しむことができました。写真を撮りまくっても4時間かからないほどの気軽なコースですが、見所いっぱいの山でした。

取立山 10時前に駐車場に到着しました。駐車スペースの残りわずかとなっていました。1台につき、協力金500円が必要です。
10時前に駐車場に到着しました。駐車スペースの残りわずかとなっていました。1台につき、協力金500円が必要です。
取立山 今日は4人で出発です!
今日は4人で出発です!
取立山 大滝経由のルートはトラロープで立ち入り禁止表示がありましたが、通行可能の情報収集済み。
大滝経由のルートはトラロープで立ち入り禁止表示がありましたが、通行可能の情報収集済み。
取立山 ウワミズザクラ(バラ科ウワミズザクラ属)ブラシのような花穂が特徴です。よく似たイヌザクラとは、花序下部に3~5枚の葉があることで区別できます。
ウワミズザクラ(バラ科ウワミズザクラ属)ブラシのような花穂が特徴です。よく似たイヌザクラとは、花序下部に3~5枚の葉があることで区別できます。
取立山 タチツボスミレ(スミレ科スミレ属)の大群落です。
タチツボスミレ(スミレ科スミレ属)の大群落です。
取立山 ピンクのミヤマカタバミ(カタバミ科カタバミ属)が道端で早くも見つかりました。
ピンクのミヤマカタバミ(カタバミ科カタバミ属)が道端で早くも見つかりました。
取立山 色の濃いのも薄いのも。
色の濃いのも薄いのも。
取立山 この色のものはなかなかお目にかかれない、素晴らしい花です。
この色のものはなかなかお目にかかれない、素晴らしい花です。
取立山 ホクリクネコノメソウ( ユキノシタ科ネコノメソウ属)8個ある暗紅紫色のおしべが目印です。
ホクリクネコノメソウ( ユキノシタ科ネコノメソウ属)8個ある暗紅紫色のおしべが目印です。
取立山 サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属)雨にぬれると透明になる花びらは6枚。すごく魅力的な花です。
サンカヨウ(メギ科サンカヨウ属)雨にぬれると透明になる花びらは6枚。すごく魅力的な花です。
取立山 大滝です。昨日まで雨が降ったので、豪快に落ちてました。
大滝です。昨日まで雨が降ったので、豪快に落ちてました。
取立山 なかなかの名爆です。
なかなかの名爆です。
取立山 滝の左岸を高巻きします。しばらくはスリップ注意。
滝の左岸を高巻きします。しばらくはスリップ注意。
取立山 スミレサイシン(スミレ科スミレ属)葉も花も大型のスミレです。主に日本海側に生えます。
スミレサイシン(スミレ科スミレ属)葉も花も大型のスミレです。主に日本海側に生えます。
取立山 カナクギノキ(クスノキ科クロモジ属)黄色い小さな花がつくクスノキ科の植物のひとつです。葉裏に長い毛があります。
カナクギノキ(クスノキ科クロモジ属)黄色い小さな花がつくクスノキ科の植物のひとつです。葉裏に長い毛があります。
取立山 コチャルメルソウ( ユキノシタ科チャルメルソウ属)魚の骨のような形をしてるのが、花弁(花びら)という、不思議な花です。チャルメラに似てるのが名前の由来です。
コチャルメルソウ( ユキノシタ科チャルメルソウ属)魚の骨のような形をしてるのが、花弁(花びら)という、不思議な花です。チャルメラに似てるのが名前の由来です。
取立山 エンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属)3枚の特徴的な葉の上にちょこんと紫色の花が1個だけ咲きます。夏の終わりには丸い実がなり、食べられるそうです。なお、漢字で書くと「延齢草」だそうです。実を食べて、長生きできるのでしょうか?
エンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属)3枚の特徴的な葉の上にちょこんと紫色の花が1個だけ咲きます。夏の終わりには丸い実がなり、食べられるそうです。なお、漢字で書くと「延齢草」だそうです。実を食べて、長生きできるのでしょうか?
取立山 渡渉します。ここでついに谷を離れ、尾根に乗ります。
渡渉します。ここでついに谷を離れ、尾根に乗ります。
取立山 フキ(キク科フキ属)。フキのとうが、銀色に輝いていました。飛び立つ前の一瞬。
フキ(キク科フキ属)。フキのとうが、銀色に輝いていました。飛び立つ前の一瞬。
取立山 北斜面には残雪がある取立山
北斜面には残雪がある取立山
取立山 ニョイスミレ(スミレ科スミレ属)
ニョイスミレ(スミレ科スミレ属)
取立山 ナナカマド(バラ科ナナカマド属)ナナカマドといえば秋の実と紅葉が有名ですが、花は白く細かい、なかなか可憐な花です。
ナナカマド(バラ科ナナカマド属)ナナカマドといえば秋の実と紅葉が有名ですが、花は白く細かい、なかなか可憐な花です。
取立山 アズキナシ(バラ科ナナカマド属)かわいい白い花がいっぱい咲いてます。ナナカマドの仲間だったんですね^^
アズキナシ(バラ科ナナカマド属)かわいい白い花がいっぱい咲いてます。ナナカマドの仲間だったんですね^^
取立山 大日山1368m。県境稜線を海側に進んだところにある山です。
大日山1368m。県境稜線を海側に進んだところにある山です。
取立山 イワウチワ(イワウメ科イワウチワ属)ピンク~白ピンクの形のいい花です。今年初めて見ました。関西では4月下旬に散ってしまっていたのに、さすがにここは遅咲きです。
イワウチワ(イワウメ科イワウチワ属)ピンク~白ピンクの形のいい花です。今年初めて見ました。関西では4月下旬に散ってしまっていたのに、さすがにここは遅咲きです。
取立山 イワナシ(ツツジ科イワナシ属)ピンクの筒状のかわいい花が春に咲くツツジの一種です。主に日本海側で自生します。
イワナシ(ツツジ科イワナシ属)ピンクの筒状のかわいい花が春に咲くツツジの一種です。主に日本海側で自生します。
取立山 マイヅルソウ(ユリ科マイヅルソウ属)まだつぼみですが、上部の登山道わきにたくさんの株がありました。葉の形が舞う鶴を連想させるためについた名前です。
マイヅルソウ(ユリ科マイヅルソウ属)まだつぼみですが、上部の登山道わきにたくさんの株がありました。葉の形が舞う鶴を連想させるためについた名前です。
取立山 コミヤマカタバミ(カタバミ科カタバミ属)登山口から大滝まではピンクのミヤマカタバミでしたが、山頂近くの花は、通常通り真っ白で、やや小型のコミヤマカタバミのようです。葉の角が丸いのも特徴。
コミヤマカタバミ(カタバミ科カタバミ属)登山口から大滝まではピンクのミヤマカタバミでしたが、山頂近くの花は、通常通り真っ白で、やや小型のコミヤマカタバミのようです。葉の角が丸いのも特徴。
取立山 ユキグニミツバツツジ(ツツジ科ツツジ属)紅紫の花の三葉躑躅。おしべが10個。葉裏の主脈の基部に毛があり、葉柄に毛が無いのが特徴です。
ユキグニミツバツツジ(ツツジ科ツツジ属)紅紫の花の三葉躑躅。おしべが10個。葉裏の主脈の基部に毛があり、葉柄に毛が無いのが特徴です。
取立山 おしべは、上側の5個が短く、下側の5個が長くなります。
おしべは、上側の5個が短く、下側の5個が長くなります。
取立山 着きました。こつぶり山の山頂です。ようやく東が見えます。
着きました。こつぶり山の山頂です。ようやく東が見えます。
取立山 そう、東には巨大な白山2702mが見えるんです。少し雲がありますが、ほぼ右端のピークが最高峰の御前峰です。
そう、東には巨大な白山2702mが見えるんです。少し雲がありますが、ほぼ右端のピークが最高峰の御前峰です。
取立山 鞍部をはさんで右に、別山2399m。このあと、ミズバショウ群生地に向けて滑りやすい坂道を急降下。
鞍部をはさんで右に、別山2399m。このあと、ミズバショウ群生地に向けて滑りやすい坂道を急降下。
取立山 ミズバショウの前に、群生地近くでの他の花たちを。コシジオウレン(別名:ミツバノバイカオウレン)(キンポウゲ科オウレン属)です。
ミズバショウの前に、群生地近くでの他の花たちを。コシジオウレン(別名:ミツバノバイカオウレン)(キンポウゲ科オウレン属)です。
取立山 花はバイカオウレンとそっくりですが、葉が3枚しかありません。(バイカオウレンは5枚)日本海側の亜高山、高山に特徴的な種だそうです。
花はバイカオウレンとそっくりですが、葉が3枚しかありません。(バイカオウレンは5枚)日本海側の亜高山、高山に特徴的な種だそうです。
取立山 再び、イワナシです。なんと愛らしいんでしょうか。この花も日本海側に多い花。
再び、イワナシです。なんと愛らしいんでしょうか。この花も日本海側に多い花。
取立山 イワウチワも再び撮ってみました。良い色してます。
イワウチワも再び撮ってみました。良い色してます。
取立山 ショウジョウバカマ(ユリ科ショウジョウバカマ属)こちらも4月末に関西で、もう見納め・・・と思ったのに、ここでは花盛りでした。
ショウジョウバカマ(ユリ科ショウジョウバカマ属)こちらも4月末に関西で、もう見納め・・・と思ったのに、ここでは花盛りでした。
取立山 さて、いよいよミズバショウ(サトイモ科ミズバショウ属)残雪の沼地に、広がっています。
さて、いよいよミズバショウ(サトイモ科ミズバショウ属)残雪の沼地に、広がっています。
取立山 残雪が近いこの辺はまだまだこれからが見頃。すごい数です。
残雪が近いこの辺はまだまだこれからが見頃。すごい数です。
取立山 この辺は、花盛り状態。
この辺は、花盛り状態。
取立山 ちょっとアップで。清楚な感じです。
ちょっとアップで。清楚な感じです。
取立山 白い花びら(ほんとは萼)に、芯の型がついてます。
白い花びら(ほんとは萼)に、芯の型がついてます。
取立山 後ろに咲きかけの花も。では、ミズバショウはこの辺にして、今度は取立山に向かいます。
後ろに咲きかけの花も。では、ミズバショウはこの辺にして、今度は取立山に向かいます。
取立山 ムシカリ(スイカズラ科ガマズミ属)別名をオオカメノキといいます。
ムシカリ(スイカズラ科ガマズミ属)別名をオオカメノキといいます。
取立山 取立山の山頂です。ここには三角点はありません。
取立山の山頂です。ここには三角点はありません。
取立山 ここからの白山~別山。
ここからの白山~別山。
取立山 少し西に離れて、標高1307.2mの三等三角点がありました。点名は「取立」。
少し西に離れて、標高1307.2mの三等三角点がありました。点名は「取立」。
取立山 三角点山頂より。左寄りが、ほぼ南わずか7km弱のところにある経ヶ岳1625mで、双耳峰の右奥側が山頂です。その右奥の手前稜線の後には、まず中岳1467m、次いで杓子岳1448mがあって、その右に頭だけ出しているのが荒島岳1523mです。
三角点山頂より。左寄りが、ほぼ南わずか7km弱のところにある経ヶ岳1625mで、双耳峰の右奥側が山頂です。その右奥の手前稜線の後には、まず中岳1467m、次いで杓子岳1448mがあって、その右に頭だけ出しているのが荒島岳1523mです。
取立山 銀杏峯1441m(左)と部子山1464m
銀杏峯1441m(左)と部子山1464m
取立山 勝山市方面。右手前で銀色に輝くのは恐竜博物館。
勝山市方面。右手前で銀色に輝くのは恐竜博物館。
取立山 青空に映えるタムシバ(モクレン科モクレン属)の白。
青空に映えるタムシバ(モクレン科モクレン属)の白。
取立山 そして、ブナの新緑。
そして、ブナの新緑。
取立山 フデリンドウ(リンドウ科リンドウ属)小さくて可愛いリンドウです。
フデリンドウ(リンドウ科リンドウ属)小さくて可愛いリンドウです。
取立山 ヘビイチゴ(バラ科ヘビイチゴ属)良く見るとなかなか綺麗ですね。最近あまりちゃんと見たことなかった。
ヘビイチゴ(バラ科ヘビイチゴ属)良く見るとなかなか綺麗ですね。最近あまりちゃんと見たことなかった。
取立山 サワハコベ( ナデシコ科ハコベ属)花柄やつぼみが無毛です。
サワハコベ( ナデシコ科ハコベ属)花柄やつぼみが無毛です。
取立山 マルバアオダモ(モクセイ科トネリコ属)
マルバアオダモ(モクセイ科トネリコ属)
取立山 ウリハダカエデ(カエデ科カエデ属)黄色い美しい花が垂れさがります。
ウリハダカエデ(カエデ科カエデ属)黄色い美しい花が垂れさがります。
取立山 ハウチワカエデ(カエデ科カエデ属)暗紅色の花が垂れ下がって咲きます。
ハウチワカエデ(カエデ科カエデ属)暗紅色の花が垂れ下がって咲きます。
取立山 ミツバアケビ(アケビ科アケビ属)細かいのが雄花、大きいのが雌花です。どちらも濃い紫色です。
ミツバアケビ(アケビ科アケビ属)細かいのが雄花、大きいのが雌花です。どちらも濃い紫色です。
取立山 登山口到着です。
登山口到着です。
取立山 今日のお出迎えキャット。今夜はちょっと肌寒いよ~・・・。夏布団に替えたのが彼女には少し早すぎたかな?
今日のお出迎えキャット。今夜はちょっと肌寒いよ~・・・。夏布団に替えたのが彼女には少し早すぎたかな?

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