大無間山（日本二百名山99座目）大きくて長い山だった

大無間山（だいむげんやま）は日本二百名山に指定されいる。 南アルプスの南に位置して静岡市にある。 山姿はどっしりとしていて岐阜県にある能郷白山をずっと大きくした感じだ。 静岡市とはいえ井川という集落が登山口なのだが、ここまでが遠い・ 東名静岡ICから2時間半、新東名新静岡ICから2時間くらいかかる。 静岡市で出張の仕事があったのでいい機会なので行くことにした。 ICから県道27号線、189号線、60号線で井川へ、 189号線に入ると道はくねくねくねくねで疲れる・・ 井川ダムを渡り南アルプスの玄関口の畑薙ダムに向かうと 南アルプス井川オートキャンプ場を過ぎ、てしゃまんくの里という 駐車場にトイレがあるが、注意書きにトイレ専用の駐車場なので 長時間の駐車や車中泊はしないでと書かれている。 仕方なく畑薙ダム方面に200mほど行ったところに待避所がありそこに駐車した。 この山のコースタイムは13時間なので早朝に出発することにした。 日の出前の4時10分、ヘッデンをつけて出発。 諏訪の霊水田代という湧き水が登山口で水はここで汲もう。 ほどなくして林道が現れ横切って登ると登山届の小屋が現れる、ここで登山届を出して登る。 桧の樹林帯を登ると斜面は平らになった所が雷段だ、さらに登ると斜面は急になってくる。 急登を過ぎると斜面は緩やかになり5張くらいのテントスペースの先に青い小屋が現れる。 小無間小屋だ！ 小屋は小さく7，8人くらしか泊まれない。トイレは無し。水場も無い。 小屋にはザックが1つ、外にテントが1張あり先行者は大無間に向けて出発していた。 ここからが大変でアップダウンをくり返す・・ そしていよいよ小無間山が現れ唖然とした！ 山の斜面が大きく崩壊している！ 登山道は崩壊地のすぐ横を通っている。 小無間山の鞍部が一番危険でやせ尾根は両側が崩壊していてめちゃ怖い！ ロープが張られているので持ちながら慎重に通過する。 途中東側の展望が開けて富士山が大きく見えた。 その後はものすごい急登で木をつかみながら登りきると小無間山の頂上だ。 樹林で展望は無い・・ ここからは少しのアップダウンを繰り返す。 途中、西側が開けたところがあり雪をかかえた聖岳、赤石岳、悪沢岳、 そして上河内岳、光岳、池口岳が見えた。 大きくて素晴らしい山だ！ わずかに雪が残っている斜面を登ると平らな大無間の頂上に到着～！ 一等三角点と看板はあるが樹林で展望は無い・・ 分かっていたがガックリだ・・ こんな山なのに20人くらいとすれ違った。 グレートトラバースの影響なのか？ この山で二百名山は99座！残りは北海道のカムイウチエクカウシだけだ！ トイレは、てしゃまんくの里