熊野古道 中辺路(滝尻王子→近露王子)世界遺産

やって来ました熊野古道。昨年は同じ中辺路の熊野本宮大社→熊野那智大社を歩き、中間地点の小口自然の家に宿泊。同宿の方から、民宿ちかつゆの料理が美味いと聞き及び、1年後の今回の熊野古道ハイクとなったわけ。 6:30大阪駅近くで、S先輩がクルマで迎えに来てくれた。既に来ていたT夫妻と小生を拾っていただき Let's Go !!! 高速道路で一路、田辺ICへ。混雑なくすいすいと進む。車中では旅の興奮も手伝って賑やかなこと。あっという間に田辺を降りた。JR紀伊田辺駅前の熊野古道インフォメーションで、中辺路の地図(小冊子)をもらう。詳細なる中辺路マップで、地図の横にルート間距離や標準コースタイム、高低差を分かり易く折れ線で表したもの、トイレ、スタンプラリーのハンコ置き場など、熊野古道ウォークの情報が満載。この地図は是非、ポケットに入れながら歩きたい。 10時過ぎ、滝尻の熊野古道館そばの無料駐車場に車を止める。20台くらいのスペース。止まっているクルマは数台。まだまだ余裕あり。熊野古道館に立ち寄り、展示物をざっと眺めて、さぁ出発。 滝尻王子には大きな岩を抱き抱えた杉？の木に驚く。岩のくぼみで芽を出した木が、根っこの落ち着き先を求めて、下へ下へ這っていくうちにやっと土にふれたのだろうか。その奥には胎内めぐり。岩の隙間の窮屈なところを、ザックも外して衣服を擦りながら這い出す。これ女性が通ると安産祈願になるとか。小生に続き、S先輩、T夫妻と順調に通り抜ける。みんな楽しそう。この辺り急登が続き息が上がるが、少し風もあり心地よい汗だ。不寝王子を経て12:20飯盛山到着。なおも歩き高原熊野神社をこえ、13:45展望台にて昼食。小生は、梅おにぎり、昆布おにぎり、ツナマヨ手巻き寿司。プラス展望台で100円で売られていたよもぎ餅。濃厚なよもぎの香り、しっかりしたお餅の弾力。うまい！ お腹も膨れてトイレも済ませ、再び出発だ。古道には小さな石を積み上げたり、顔の形にしてみたり、歩いていてとても楽しい。16:20大坂本王子に到着。その後、熊野古道のシンボル的な存在の牛馬童子像を拝み、17:20本日のゴール近露王子の「民宿ちかつゆ」に着いた。 直ぐに温泉につかる。窓を全開にして露天風呂気分のなか、仁王立ちで外を眺めていると、宿の男性従業員が窓の向こうの道を歩いていく。慌てて湯船に飛び込んだ。こちらは良いが向こうに迷惑だ。 温泉からあがり、すかさず洗濯機に汗をかいた衣類を放り込む。乾燥機まで付いている。ありがたや。 洗濯が回っている間にお待ちかねの夕食。噂にたがわず食事はうまい！外国人客も多く、なんでも「奥ジャパン」なるイギリスの旅行会社が近露に支店を構え、外国人向けに熊野古道の魅力を発信しているんだとか。わいわいガヤガヤと仲間と今日一日の熊野古道ウォークのネタを肴に、賑やかに飲んで食べた。実に気持ちの良い週末。夕食後は部屋でおしゃべり。T夫人が自宅でできる筋トレを伝授してくれる。体幹を鍛えるにはもってこい。明日も早い、今朝も早かった。早めに寝よう。おやすみなさーい！