活動データ
タイム
06:31
距離
12.1km
のぼり
1274m
くだり
1276m
活動詳細
すべて見る関東遠征二座目は、日本百名山の一座である武尊山に登りました。この山の名前「武尊山」ですが、「ぶそんやま」ではなく「ほたかやま」と呼びます。当て字にも程があると思うのですが、そもそも何故「ほだかやま」と呼ばれるようになったのか。 まず「武尊」ですが、どことなく聞いたことがある名前ではないでしょうか。そう、かの伝説的英雄である日本武尊の武尊からとられた名前です。日本武尊が東方遠征の折、当時この山を根城にしていた「安曇氏」を平定したことが発端とされています。しかしこの山に「武尊」の字があてられるようになったのは江戸時代からだと考えられており、山麓に点在する約30社の神社名が「武尊神社」となったのは明治以降だとのことです。 そして「ほたか」の呼び名ですが、これは安曇氏の祖先神である「穂高見命」の「ほたか」からとられたものだと推測することが出来ます。この事から元々は「保高山」(北アルプスの穂高岳は保高嶽と呼ばれていた)と呼ばれていたのではないでしょうか。それが江戸時代に日本武尊に因んで「武尊山」と明記されるようになったと推測されます。またこの武尊山は穂高岳と区別するために、上州武尊山と呼ばれています。 そんな武尊山に今回初めて登ったのですが、選んだコースは武尊神社登山口から武尊山を目指すルート。急登が続き、眺望はほぼありませんでした。正直面白くないコースだと思っていたのですが、山頂目前にして鎖場のあるほぼ直角の岩場が連続して現れる事に。いきなりの鎖場登場に二度とこのコースは使わないだろうと、いまいちテンションがあがらなかったのが一転してMaxに上昇しました(笑)その岩場を超えてしばらく歩くと武尊山山頂に到着しますが、そこからは360度の素晴らしい眺望を拝めます。特徴的な山々が列をなし、天候も良かったこともあり思わず見惚れてしまいました。昨日の谷川岳といい群馬県の山は本当に美しく力強くて魅了されっぱなし、この界隈に住んでおられる方がうらやましく思えるほどです。残念ながら、武尊山登頂後つくば市へと移動したため、群馬県の山とはお別れしましたが、まだまだこの界隈には有名な山が沢山あるので、また機会を見つけて訪れたいと思います。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。