活動データ
タイム
02:14
距離
5.1km
のぼり
343m
くだり
340m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る茨城県北部から福島県を貫き、宮城県南部へ連なる『阿武隈山地』。その北端付近にそびえ立つ峰の一つが『深山(しんざん)』だ。周辺の峰々とはなだらかな稜線を形成しているため目立たない山容ではあるものの、麓の人々にとっては馴染み深い里山となっている。 そんな『深山』を戴く『山元町』は先の震災において、津波により大きな被害を受けた地域の一つでもある。しかしながら、その5年後となる平成28年に、JR常磐線の町内区間が復旧、町内の駅も営業を再開し、町全体としても、少しずつながらも着実に復興の道を歩みつつあるようだ。また、『深山』の頂には平成27年春に『鎮魂の鐘』が設置され、未来への祈りを託された山として、ますます人々からの崇敬を集めつつある。 ともあれ、上述の通り地域から親しまれている『深山』には、複数のハイキングコースも整備されており、最短1時間程度で登れるお手軽さから、地元の小学生らが遠足で足を運ぶことも多いそうだ。一方で、筆者の居住地からは少々離れているため、これまでは少々敬遠していたものの、一度は押さえておきたいという思いもあったため、この度、一念発起して山行を決意。1時間半ほどの鉄路を経て、麓の『山元町』へ降り立つ筆者であった。 <注意事項> ・山と渓谷社の『分県登山ガイド』には、最寄り駅のJR『山下駅』から登山口まで徒歩1時間程度と記されているが、実際には30分強で到達可能である。被災前の『山下駅』は、現在の物よりも沿岸寄りに設置されていたため、おそらくその頃の情報かと思われる。 ・此度の下山ルートとして利用したコースは後述の通り、国土地理院の地形図にも記載が無い。
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