茨川迷い尾根から藤原岳(鈴鹿10座コンプリート)

2018.06.17(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 17
休憩時間
35
距離
10.9 km
のぼり / くだり
912 / 918 m
24
55
16
29
28
13
38
10

活動詳細

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焼尾谷8:13ー茨川8:37ー8:57迷い尾根ー蛇谷分岐9:55ー藤原岳山腹道分岐10:06ー多志田山10:21ー10:57藤原岳11:15ー11:48多志田山11:56ー藤原岳山腹道分岐ー12:14蛇谷分岐ー迷い尾根12:24ー12:53茨川13:07ー焼尾谷13:30 ヒルさんの活躍する季節だが、鈴鹿10座コンプリートのため、藤原岳を目指した。滋賀県側から登りたかったので、廃村茨川への荒れた林道を通ることにした。林道の情報はオールドクライマーさんの活動日記に詳しく報告されていてとても参考になった。この林道を通るのは、工事や林業が休みの日曜日がスムーズに行ける。しかし、大きな水たまり、尖った石、デコボコの難路だ。それの対策として軽トラックで出動、ギアをセカンドに入れて30分かけてゆっくり走る。道が崩落してこれ以上進めない箇所から少し戻って焼尾谷の橋の上で駐車した。 家を出るときは、快晴だったのに、山が見え始めるとガスが出て、ここに到着すると小雨が降っている。当初、天狗岩まで行く予定だったが早々に、藤原岳のみに絞る。それも荒天であれば断念するつもりで、とりあえず出発してみる。 ここから歩いて20分余りで茨川。写真で何度も見た、見覚えのある橋桁の残骸が見えた。そして八幡工業高校山岳部の青い屋根の小屋(八工山岳部小屋)。 先ほどの小屋の後ろを一段登ったところにとび太君。ここから尾根に上がるがさすがにきつい登り。しかも、地面は水を含んでおり滑りやすい。土のついた靴では、濡れた木の根の上では容易に滑る。ストックを駆使し、時には木を掴んで急登に堪える。途中で錆びたスコップ、おもちゃのアヒルを確認しつつ、ピンクのリボンを頼りに登る。きっと、最近、オールドクライマーさんたちが整備してくれたのだろう。「これだけ親切にリボンを付けたので、迷うなよ」と言われているような気がするほど、親切なリボン。おかげで、滑る足元のみに集中できる。急登が緩やかになり、1ピーク越えるとP845.ここを下りると稜線上に出る。斜面をトラバースしながら、再び稜線に戻る。No.16の標識からは尾根伝いに忠実に登ると多志田山。滋賀県側をトラバースする道は危なくなっているようなので尾根を行く。相変わらず、急で土の登りは滑る。 多志田山山頂で初めて人に会う。孫太尾根を登ってこられたが、下の方でヒルが出たそうだ。当方はヒルには合わないで済んだ。 ここから藤原岳を目指すが、最後の登りは土がぬかるんでひどく滑る。急斜面できわめて危ない。登りはまだよいが下りは心配だなあ。ガスガスの藤原岳に到。先に登山者が5名ほど居られた。ガスガスの山頂だが、雨が降ってないことがせめてもの救い。おにぎりを食べて、シュリンゲとカラビナで簡易チェストハーネスにして、3mm細引きをつないで、下山準備OK。 下りでは、先ほどの土の急斜面で、木に細引きを回して、これを握りながら下る。これは効果的だった。それでも多少滑りながら、慎重に下る。多志田山からはピンクリボンを頼りに下ったら、孫太尾根を下りかけてしまった。何かおかしいと気づいたのでよかった。古いピンクリボンは孫太尾根にもついていたのだ。登り返して真新しいピンクリボンを頼りに降りることにした。 そのあとの下りも滑って厳しかったが、一度もスリップダウンせずに下りられた。川の渡渉は、八工山岳部小屋より、さらに上流に渡れる箇所が見つかったので、そちらを安全に渡った。 ところどころで陽が差してきたが、藤原岳はまだ、ガスガスだった。 奥永源寺渓流の里で鈴鹿10座コンプリートのバッジをもらったころには、ずいぶん晴れてきた。また、晩秋にでも登りなおして景色を堪能すればいいや。

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