武奈ヶ岳☆御殿山で撤退

宿を出ようとしていた時に大阪北部地震。 福井県大飯町でもかなりの揺れを感じ、その後あちこちに安否確認。 こんな時に登山してていいのか、と思いつつ、登山口の明王院にたどり着いた時には11時を過ぎていました。 明王院の青もみじの中の赤い橋を渡ったあとは、密な杉の植林の間を細いつづら折りの急登が延々と続きます。ここでもう心は折れていました。 景色もほとんど見えず、たまに見えても折り重なる山々が続くだけ。前半は杉林、後半は落葉樹林と、植生は変わりますが、御殿山までの道は、本当に淡々としんどかったです。 で、 ようやくたどり着いた御殿山から見る武奈ヶ岳はガスの中。琵琶湖方面から次々に濃いガスが押し寄せてきます。 ここまで来て、とも思いましたが、ガスの中を行って帰ってくる気力は残っておらず、地震後の交通情報も気になるし、自宅も心配だったので、ここで撤退を決めました。 いつもツレの足を引っ張っているな、と思いながらも、こんな時に怪我したり、遭難したりするわけにいかないとも思いました。 午後からは高速道路も開通し、渋滞にも巻き込まれずに帰宅できました。自宅もおかげさまで無事でした。 余震が怖いですね。 普通に暮らすことのありがたみをしみじみと感じます